「水を飲むだけ」で体が変わるって本当?薬剤師が教える水と腸の深い関係
「水をもっと飲みなさい」
健康情報を調べると、必ずこの言葉が出てきます。
でも正直、「なんとなく体にいいんだろうな」くらいにしか思っていませんでした。
お茶でもコーヒーでもジュースでも、水分は水分じゃないの?
2リットルって言われても、そんなに飲めないし。
腸活を始めて、「水を飲む」ことの意味が根本から変わりました。
水は「なんとなく体にいいもの」ではなく、腸を動かすための「燃料」だったんです。
腸が動くために、水が必要な理由
薬剤師として、まず体の仕組みからお伝えします。
私たちが食べたものは、胃→小腸→大腸の順番で消化・吸収されながら移動します。
この移動を助けているのが「腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)」という、腸が波打つような動きです。
この蠕動運動が正常に働くためには、腸の中に十分な水分が必要です。
水分が足りないと、便が硬くなり、腸の動きが鈍くなり、便秘になります。
これは多くの方がイメージしている通りです。
でも、水の役割はそれだけではありません。
①腸内細菌が活動するための環境を整える
腸内の善玉菌は、適度な水分がある環境でよりよく活動できます。
水分不足が続くと腸内が乾燥した状態になり、善玉菌が定着しにくくなります。
②栄養素の溶解・吸収を助ける
ビタミンやミネラルは水に溶けた状態で腸壁から吸収されます。
水分不足は栄養の吸収効率を下げる原因にもなるんです。
③解毒・排泄を促進する
腸で不要になったものは便として排出されますが、その便の約70〜80%は水分です。
水を飲むことは、体の「排出する力」を直接サポートすることでもあります。
「お茶やコーヒーでもいいのでは?」という疑問
これ、私も最初に思いました。
答えは「完全には代替できない」です。
緑茶・コーヒー・紅茶などに含まれるカフェインには、利尿作用があります。
飲んだ水分以上に尿として排出されてしまうため、水分補給としての効率が水より低くなります。
また、甘い飲み物(ジュース・スポーツドリンクなど)は糖分が腸内の悪玉菌のエサになりやすく、腸活の観点からは逆効果になることもあります。
「水以外でもいい」のは事実ですが、腸活目的であれば「水か白湯」を軸にして、お茶などを補助的に飲む、という考え方が効果的です。
私は体重➗30Lの水分を飲むように心がけてます。
例えば体重60kgの人であれば、60➗30=2Lです。
でも私は利尿作用のあるコーヒーやお酒を飲みます。
なので水以外の飲み物を飲んだ時は、同じだけ水分をプラスで飲むようにしてます。
コーヒー1杯(200ml)、ビール2本(350ml✖️2)飲んだら、水は2Lにプラス900ml飲む感じです。
私が変えた「水を飲む習慣」3つ
①まずは、自分が1日どれくらいの水を飲めているのか把握するところから始めて下さい。
②把握できたら、今度は自分の目標水分量を飲めたか把握するために、水を量りながら飲む。
オススメは水筒です。1Lの水筒を2回空に出来たら2L飲めてると把握しやすいです。
③水をすぐ飲めるように手元に置いておく
私はこれが1番大事だと思ってます。
水を飲みたいけど、歩いて水を取りに行くという行動が面倒で出来ない時があります(どんだけ面倒臭がりなんや!!って感じですよね。)
④水以外の飲みたい物は我慢せず、飲んでいい。
ただ、同じ量の水を飲むように心がけて下さい。我慢すると継続できないので、我慢しないことが大事。
最初は水分量が増えるので、トイレの回数も増えて困ったなぁと感じる方もいるかもしれません。
でも段々水分調節をしている腸がキレイになるにつれ、身体の中に水分を吸収してくれるようになり、トイレの回数も通常通りに戻っていきます。
体内の水分量が増えると肌の弾力やツヤが変わっていきます。
私は肌年齢や水分量を測定してもらった時に、水分量の多さにお店の人に驚かれたことがあります。
「水を飲む」が最強の腸活である理由
腸活というと、発酵食品・食物繊維・サプリメントなど、食べるものや飲むものを「増やす」イメージがあります。
でも一番シンプルで、一番続けやすくて、一番即効性があったのが「水を飲む量を増やす」ことでした。
お金もかからない。特別な食材も必要ない。忙しくてもできる。
4人の子育てをしながらフルタイムで働く私にとって、続けられる習慣の第一条件は「シンプルであること」でした。
水は、腸活の入口であり、腸活の土台でもあります。
どんな腸活習慣を取り入れるにしても、水をしっかり飲んでいないと効果が半減します。
まず今日、コップ1杯の水を飲んでみてください。
それが、あなたの腸活の確かな一歩になります。
