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息子よ、母はあなたのことを綴ってるんじゃいっ


あーイライラする


何回言っても座らねぇ


あー


しまいに弟泣かせるし


眉間に皺よせ鬼瓦登場


マジで爆発5秒前


あー無理ほんと無理


19:30


この時間余裕なし

女性ホルモン大暴れ
夏休みの疲れメガピーク
子供寝相悪いしの無駄に早起きからの睡眠不足


この見事な不調ラインナップよ


マジで爆発3秒前


耐えろ耐えるんだ!

そうだ!
推しのことを考えよう。
あのキャーキャー走り回っている息子が推しだったらどうだ?
今こそ、イマジネーションを膨らませるんだ鬼瓦!



・・・・・・


んはッ無理だ


キャーキャー走り回っている上半身裸の7歳児を24歳の推しには到底見えぬ。



なんのはなしですか。



鬼瓦は怒りを紛らわすために皿洗いを開始することにした。


爆発寸前の鬼瓦が猛烈なスピードで黙々と皿洗いをしていることに、何かを察したのでございましょう。


「お母さーん、お皿洗い手伝ってあげるぅ」


と、キッチンに侵入していた。

凍りつく鬼瓦。

え、お断りしたいです。


「ねぇねぇ、やぁ〜りぃ〜たぁ〜いぃ〜〜〜」


それよりもごはん食べて?
終わったなら歯磨きして?


「やぁ〜りぃ〜たぁ〜いぃ〜やぁ〜りぃ〜たぁ〜いぃ〜〜〜」


え、ですからお断りし・・・

「やぁ〜りぃ〜たぁ〜いぃ〜〜〜」


あーーもぅ、うっせーーーーー




じゃあ、食洗機に入れないの洗って」(びっくりするくらいの棒読み)


息子嬉しそうに洗い出す

鼻歌歌いながら

仕事を奪われ、やることがなくなった鬼瓦


あーイライラする
この鼻歌、イライラする
鼻息荒めの鬼瓦


「ねぇ、見て見てー!新しい洗い方ー!」

と言って、泡とスポンジで遊んでいるではないか。


皿洗えや



あーーーーーーーーー
ちゃっちゃと洗ってしまいたい
終わらせたい


皿一枚にどんだけかけとんじゃいっ


この行き場のない怒りを鎮めるために、鬼瓦はnoteにログインした。


もうタイピングの音が「イライライライラ」に聞こえてくる。

ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ


打ちまくる、鬼瓦。


すると、息子が


「本当にお母さんて、ちょっとの隙あれば、noteなんだね。そんなにnoteって楽しいの?」


と、言ってきた。


あんたのこと綴ってるんじゃいっ



あー、なんかこっちこんななのに、なんであっちはあんなにウキウキウォッチングなんだ?


ほんとは、褒めたい。


『お手伝いありがとう助かるよ』

って、褒めたい褒めたい褒めたい。


でも



こんな鬼瓦で言えやしねぇよ。


チラッと息子を見る。


小さな背中が、一生懸命にお皿を洗っている。

横から見ると、唇尖らせて、一生懸命に洗っている。

いつも真剣な時は唇を尖らせるのだ。

彼はただ、「お皿を洗ってあげたい」って思っただけ。
ただ、それだけ。

息子のその姿を見ていると、だんだん鬼瓦が剥がれてきた。


だんだん落ち着いてきた。


「お皿洗ってくれてありがとう!」


私は、お母さんの姿に舞い戻り、息子の頭を撫でた。
嬉しそうに息子が笑った。


今日も今日とて、私はnoteに救われた。

しかし、息子よ。


1枚のお皿を洗うのに、どれだけの時間をかけるんだ。

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