10年足踏みした私が、40代でやっと派遣を辞める話 ——最初にやった「月19.3万円」の計算
はじめに
正直に書きます。
私は今40代です。「副業をやりたい」「いつか独立したい」と思い始めたのは30代の頃。つまり、10年近く、悩むだけで何も行動できませんでした。
理由はいろいろあります。いろんな副業に挑戦しては失敗し、やっとAIを使った自分に合った副業を見つけたのに、勤めていたのはブラック企業。派遣なのに平日は朝から晩まで、ときには週末もPCを持ち帰って作業。副業に取りかかる気力なんて残っていませんでした。だらだらと時間だけが過ぎていく。
それでも、「このままでは一生変わらない」と腹を決め、生活防衛費を200万円貯めて、今月、ついに派遣を辞めます。
私の本当のゴールは、「好きなことを発信して、ストック型の資産を積み上げ、いつか印税で月30万円が入ってくる状態をつくること」です。
でも、いざ辞めるとなると、貯めたお金が減るのが怖くてたまりませんでした。必要な経費すら払うのをためらい、「日銭を稼ぐバイトをしたほうがいいのか」と迷う始末。
その不安を断ち切るためにやったのが、「毎月いくらあれば自分は生きていけるのか」を1円単位で洗い出すことでした。
10年足踏みした人間が、どうやって動き出したのか。同じように立ち止まっている人の参考になればうれしいです。
まず向き合った現実:「月19.3万円あれば生きていける」
まず結論から。私が毎月最低限必要なお金は、19万2,920円でした。
月19.3万円の内訳
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家賃 60,000円
食費 20,000円
交通費 10,000円
美容 15,000円
医療費 5,000円
国民年金 17,920円
国民健康保険 30,000円
住民税 15,000円
事業経費 20,000円
(AI・クラウド会計・Canva等)
―――――――――――――――――――
合計月額 192,920円
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ポイントは、会社員のときには給与から自動で天引きされていた「国民年金・国民健康保険・住民税」を、自分で払う前提で組み込んだことです。
ここを見落とすと、独立後に「想定より全然お金が足りない」となります。退職後はこの3つが地味に重くのしかかってくるので、最初から固定費として計上しておくと安全です。
なぜ「1円単位で出す」と不安が消えるのか
数字を出す前の私は、漠然と「お金が減る」という恐怖に支配されていました。
これは心理学でいう損失回避——人は得る喜びより失う痛みを強く感じる——が暴走している状態です。本来は投資であるはずの事業経費すら、「貯金が減る」という痛みに見えてしまう。
でも、月の最低額が「19.3万円」と確定した瞬間、恐怖の質が変わりました。
たとえば生活防衛費が200万円あるなら、
200万円 ÷ 19.3万円 ≒ 約10ヶ月
「10ヶ月は無収入でも戦える」。
恐怖が、戦える月数という具体的な数字に変換されたんです。感情で判断していたものが、事実で判断できるようになる。これが1円単位で出すことの最大の効果でした。
10年動けなかった私が動けたのは、根性が出たからではありません。怖さの正体を数字にして、見える化したからです。
ケチってはいけなかったお金——事業経費2万円は浪費じゃない
迷っている間、私はクラウド会計やAIツールの月数千円すら払うのをためらっていました。
でも、ここをケチるのは完全に本末転倒だと気づきました。
事業経費は「減るお金」ではなく、資産を生むための種です。
月2万円をケチって、月30万円を生む資産づくりが止まるなら、それは人生で最悪の節約です。だから私は、事業経費2万円を「削れない固定費」として最初から予算に組み込みました。
迷ったときの判断基準はシンプルにしました。
「運転資金の範囲内ならOK、毎回悩まない」——ルールにしてしまえば、感情に振り回されなくて済みます。
日銭に逃げる?資産を育てる?私が決めた週5〜8時間ルール
正直、「AIアノテーションのようなバイトで日銭を稼げば安心では」と何度も思いました。
確かに日銭は安心をくれます。でも、それをやるとストック型の資産はゼロのまま、時間だけが消えていく。私が本当に欲しい「印税で月30万円」のゴールからは遠ざかります。10年も足踏みしてきた私が、いちばん避けたいパターンです。
そこで、日銭バイトを「否定」するのではなく、時間で役割を分けるルールを決めました。
AIアノテーション:週2〜3回まで
火曜午後:2時間
木曜午後:2時間
土曜午前 or 午後:1〜4時間
そして、これが絶対ルールです。
午前中の一番いい時間は、Kindle・note・X発信に使う。
なぜ午前かというと、意志力も集中力も、1日のうちで朝がいちばん高いからです。そのゴールデンタイムを「未来の資産」に投資する。日銭は、頭が疲れてくる午後に回す。
役割をはっきり言語化すると、こうなります。
AIアノテーション =「安心材料」(今日を生きるためのお金)
Kindle・note・X =「未来の資産」(働かなくても入ってくる仕組み)
日銭の誘惑が湧くのは、たいていお金の不安がまだ仕組みで解決できていないサインでした。だから私は、不安を「気合い」ではなく「予算の見える化」と「時間のルール化」で抑えることにしたんです。
まとめ:10年足踏みした私がたどり着いた5つの優先順位
独立にあたって私がたどり着いた優先順位はこれだけです。
最低月額を1円単位で出す(恐怖を月数に変換する)
生活防衛費を「触らないお金」と「運転資金」に口座で分ける
事業経費はケチらない(資産を生む種だから)
時間で役割を分ける(午前=未来の資産/午後=安心の日銭)
ストック資産(出版)を小さく速く始める
お金の不安は「仕組み」で抑える。時間は「ルール」で守る。そして行動は「資産づくり」に集中する。
10年足踏みした私でも、ここまで来られました。今まさに立ち止まっている人にとって、ひとつの参考になればうれしいです。
これからの記録も正直に発信していくので、よかったらフォローしてください。一緒に動き出しましょう。
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