こもれびストリート(二期)の事業予算を「0ゼロ」にする修正予算案に反対(流政会)
昨日、令和8年度の予算を審査するための予算審査特別委員会が4日間に割って開催されましたが、3日目午前の土木・まちづくり部門の審査にて、こもれびストリート(二期)の事業予算を「0ゼロ」にする修正予算案が日本共産党から提出されました。

こもれびストリートの2期工事については、以下の通りです。
「日本共産党」、「流山みらい」から以下の厳しい指摘を理由に、流山おおたかの森駅前センター地区道路空間整備事業(通称:こもれびストリート)予算を「ゼロ」とする修正案が提出されました。
市民合意への疑問: 「賑わいによって税金が上がる可能性」を伝えた上で、改めて市民アンケートを取るべきではないか。
公平性の懸念: 商業事業者の利益のために市の道路を使わせるのか。また、他の事業が疎かになっている中、特定事業への注力は不公平ではないか。
安全・バリアフリー: 住民から「横断歩道の位置変更は安全上問題」との声がある。また、視覚障害者への配慮が欠けているのではないか。
正解のない「まちづくり」において、各議員がそれぞれの視点から厳しい指摘を行うことは大変重要です。一期目工事からのありたい姿に対する説明は不十分だと私たちも思っております。
しかし、これまで「おおたかの森」のまちづくりについて地権者と丁寧な将来像を描き、その積み上げを間近で見てきた私としては、完全否定するなら、これまでの歴史に加え、「人口減少時代における持続可能な視点」や「物理的制約」を踏まえた論点も必要であると考えました。
こうした背景から、流政会からは、予算修正案に対する「反対討論(=原案賛成)」を以下の通り行いました。
修正案に対する反対討論
令和8年度流山市一般会計予算に対する修正案について、流政会を代表して、反対の立場から討論を行います。
まず第2期工事について、住民へのさらなる丁寧な説明が必要である点は同意見ですが、現時点で予算をゼロとすることには慎重であるべきと考え、以下4点述べます。
まず、1点目、項目別質疑で話題になった、固定資産税と「まちの価値」の関係についてです。
固定資産税の上昇は目的ではなく、行政と民間、市民が共に進めてきたまちづくりが市場から高く評価された結果で、中長期的な指標として重要で「あがる」ことは確定しておりません。
まちづくりを頑張った結果、得られる税収が、市内全域の教育や福祉といった公共サービスを支える原資となり、この「まちの価値を市民に還元する」という視点を欠いては、持続可能な都市経営は成り立ちません。
また、市場評価を否定することは、空きビルの増加などを肯定することにもなりかねないことをも想像して、中長期的な指標に使っていくことが大切です。
2点目、商業地の役割についてです。本地区が「商売の場」として活気を保つことは、市の財政を支える基盤になります。近隣の商業施設からは多額の固定資産税が納められており、市全体を支える力となっています。もしここが商業地ではなくマンションとなっていれば、学校不足などの行政課題を招いていた可能性もあります。
商業環境を整えることは、将来の過度な財政負担を抑える可能性を見出す視点も忘れてはならないと思います。
近隣の商業施設(COTOEさん等)の事例では、土地だけで年間約6,000万円もの固定資産税(建物はもっと)を納めていただいています。
(※路線価に基づく私個人の試算であり、確定値ではありませんが、一つの目安としてお示ししています)
3点目、景観政策と安全の両立についてです。
まず、住民説明会で声が集中した横断歩道の位置や安全対策については、市が住民の声を代弁し、警察と粘り強く協議することが重要です。説明会後、参加者へヒアリングしたところ、全区間一方通行化を希望する声があったり、第1期の様子を見たいという声もあり「白紙」という方ばかりではなかったように思います。
景観政策は、本来、単なる見た目だけの整備ではなく、ギラギラした商業看板を抑え、安全性を高めるユニバーサルデザインの視点が含まれています。
これまで、子ども達が信号待ちをする際のポールや、とまれ、という足のマークも、景観に配慮しながらも、強度の高く、子どもの発達を踏まえた分かりやすいサインが、どのようなものがよいのか、答えのない中でひねり出してきたものです。
藤井委員の総括質疑の答弁には、カラーユニバーサルデザインの考えを取り入れるというご答弁がありました。行政が交通整理をし、安全性とデザインのより良いバランスを見出してください。
次に、4. 人口急減社会における柔軟な対応について、
日本全体が人口急減社会にある中、都市間競争は、
したくなくても避けられない現実はあります。
せっそく(拙速)は避けるべきですが、
可能性のある事業を機を逃さず、都市間競争に勝てる体力と魅力をつくろうとすることは大切なことだと思います。
流政会としても、より解像度の高い説明と慎重な進め方を求めますが、
以上の点から「すべて白紙」という判断もできかねるというところです。
こもれびストリートを利用する市民や沿道にお住まいの方、及び、市のまちづくりに共感し、市と共に「まちなみづくり指針」をつくりあげてきた方々に対し、より詳細で丁寧な説明を行い、うかがった意見を計画に反映させることを強く要望し、本修正案に反対いたします。
議会では、答えのない”まち”づくりにむけて大切な議論が展開されています。よろしければ、ご覧いただけますと幸いです。
反対討論(流政会)
賛成討論(流山みらい、日本共産党)
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