【NETFLIX感想文】Soulmates(ネタばれナシ)
NETFLIXで「ソウルメイト」というドラマを観ました。
「ソウルメイト(魂の伴侶?運命の人?)」を、
遺伝子レベルで科学的に特定できる――。
そんな近未来を描いたアンソロジーシリーズで、1話完結型の全6話。

近未来・・
2020年制作の作品なので少し遅れての鑑賞ですが、
とても面白くて一気見しました。
アンソロジー: 特定のテーマ(このドラマの場合は「遺伝子で特定する ソウルメイト」)に基づいて、複数の作家の作品をまとめたもの
全編を通して登場するのは、
「ソウルコネックス」という企業が提供する画期的な遺伝子検査。

みんなに「The Test」と呼ばれる遺伝子検査が存在するようになり、
検体を提出すれば、遺伝子情報から「100%の精度で運命の相手」を
特定してくれるというサービスが核に描かれます。
マッチングアプリのさらなる進化版とも言える存在で、
自分が恋するよりも先に、科学が「この人こそソウルメイトです」
と“正解”を教えてくれる世界が描かれます。
この検査の特徴は、「間違いがない」という大前提です。
したがって、診断で判明した相手に対して、人々は無条件に
「この人が運命の人に違いない」「きっとうまくいく」
と期待します。
たとえ既にパートナーがいても、結婚して子どもがいても、です。
各エピソードでは、この診断によって人生が大きく変わる人たちが
描かれます。既存の関係に疑問を持ち始める人、検査結果に従って
新しい相手のもとへ旅立つ人、あるいは診断を無視して自らの選択を
貫こうとする人――。
複数のクリエイターがそれぞれの視点で各エピソードを描くため、
登場人物の背景も価値観も、描かれる問題も実にさまざま。
その多様性がこのテーマをより味わい深いものにしているし、
プロットも一ひねり二ひねり、しっかりとひねりが効いています。
エピソードごとに状況設定は異なるものの、共通して面白いと感じたのは、「科学が保証するソウルメイト」に対する人間の純粋な信頼と期待です。
「検査が選んでくれたこの人となら、絶対に愛し合えるはず」
「自分が選んだ相手より、科学が選んだ相手の方が“正解”なんじゃないか」
私たちは無意識のうちに、自分の感覚や直感よりも「客観的な根拠」を
信じたくなってしまうのかもしれません。それは、恋愛のように不確かな
ものに対して確かなよりどころを求める、人間の弱さなのかもしれません。
このドラマを見終わった夜、
隣で眠る夫の小さないびきを聞きながら、ふと思いました。
もし私と夫がこの検査を受けて、お互いに“ソウルメイトではない”という
結果が出たら――。私はどうするだろう。科学が選んだ人と一緒に過ごしてみたいと思う気持ちも、どこかにある気がする。
科学が運命さえも乗っ取ろうとする時代に、
自分が信じるものを選び取り続けること。
それはもしかすると、科学と技術が進歩し続けていくだろう未来に、
ますます無謀で、勇気のいることになっていくのかもしれません。
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