段取り上手は料理上手だと思う話。
「あの人って、段取りがうまいよなー」
職場でそう感じたことはありませんか?
できる上司や先輩とか。もちろん部下や後輩でも、です。
そして私、以前から思っていたことがあるんです。
段取りがうまい人って、ほぼ間違いなく料理も上手いんじゃないかなって。
なぜかというと、そういう人たちって本当にムダな時間が少ないから。
ちょっと煮物を火にかけている間に、サッとできる洗い物を済ませたり、次に使うフライパンを準備しておいたり、味噌汁の具を仕込んでいたりする。
……これってもう、仕事の段取りとほとんど同じじゃないですか?
「今」しか見えてない人と、「ちょっと先」が見えている人
段取りがうまい人は、こんな感じで動いていると思うんです。
今やっている作業
その後に必要になること
並行して進められること
この3つを同時に考えながら、今やるべきことを的確に選んでいる。
例えば会議の資料を作っているときなどでも、
「この間にプリントアウトをしておこう」とか
「上司の確認を待つ間に、次の資料も準備しとくか」など、
常に【今できること、やっておいたほうがいいこと】に意識を向けて実行している。それが最終的に全体のスピードアップや信頼感に繋がると思うんです。
逆に段取りが苦手な人って、基本的に「目の前のこと」しか見えていない事が多い気がします。
「これが終わったら…次なんだっけ?」と、手が止まってしまう。
そうなると、せっかく一つ一つは頑張っているのに、全体としては「遅い」「なんか詰まってる」と思われてしまう。とても悲しいことです。
料理は【段取り力】を鍛えるのにぴったり
私が段取り力について考えるとき、いつも思い出すのが「料理」です。
例えば夕飯をつくるとき。
ご飯を炊く
味噌汁を作る
メインのおかずを作る
副菜を作る
洗い物を片付ける
みなさんもご経験があると思いますが、これら同時に進めようとすると実際かなり頭を使いますよね。温かいものは温かいまま出したいし、全品同時に提供したい。洗い物もある程度終わらせておきたい。
私なんぞは、ちょっと気を抜くだけでキッチン全体がカオスになります。とにかく一つひとつの工程に全力投球。レンジで調理中の食材を見つめていたりして(泣)
でも段取り上手な人は、「あ、今のうちにこれやっとこう」が自然にできるんですよね。
ちょっと火にかけている時間を利用して、洗えるものを洗ってしまうなど、とにかく「余白」を見逃さない。どの道具をどの順番で使うかまでシミュレーションされている気もします。もう頭の中に明確なシナリオがあるとしか思えない。
こちら、今私がフォローしている(していただいている)方。
実に色鮮やかで美味しそうな食事が満載です。
相当な段取り力がないと、これを毎日作り出していくことはできないと思うんですよ。ちゃんと栄養のバランスも考えて、なおかつ見た目もきれい。
ご家族も幸せだなーと心から思いますし、私の妻にも見習って欲しい!
(あ、余計なことを書いてしまった!w)
段取りって、気づかいでもある
段取りと聞くと、なんだか特別なスキルのようにも聞こえます。でも実際はもっとシンプルで、言うならば【少し先を想像する力】ではないかと思うんです。
この人がこの資料を見るとき、どこで引っかかるだろう?
会議でどんな質問が飛んでくるかな?
この食材、あとで使いやすいように切っといたほうがいいかな?
そうやって常に「少し先のこと」を考えて動いておく。
それってつまり、気づかいだと思うんですよね。
相手が困る前に準備しておく。
相手が言う前に必要なものを用意しておく。
それができる人って、きっと仕事も料理もスマートです。
段取り力を高めるために
段取りが苦手な人によく見られるのが「今の作業に夢中になりすぎて、次のことを考える余裕がない」っていう状態です。
もちろん、目の前の作業に集中するのはいいことなんです。その工程に対してのミスを防ぐことができる。でもそれだけでは、【次の動き】に対応する準備が足りていないんですよね。
料理で言うと、「おかずを仕上げてから、あっ、ご飯炊いてなかった!」となるようなものです(笑)
だからまずは「全体をざっくりでもいいからイメージする」ということが大切ではないでしょうか。
今日やる仕事って、どういう流れなんだろう?
この資料作成のゴールはどこ?
今できる準備ってなんだろう?
それだけで、段取り力はだいぶ変わってくるはずです。
おわりに
段取り力って直接的には目立たないことも多いですし、評価される機会も少ないかもしれません。でも、仕事でも日常生活でも、確実にじわじわと効いてくる力だと思うんです。
もし「俺(私)、段取りがちょっと苦手かも…」と感じている方がいらしたら、
「今のうち」にできること
全体をイメージすること
これらを少しずつ意識してみることをおすすめします。
きっと今まで以上に事がスムーズに運ぶでしょうし、ご自身や周囲の疲れ具合も違ってくるはずです。そして手戻りが少なければ、それだけ全体の雰囲気も良くなります。気持ちよく仕事ができる。
まずは明日の夕食づくりという名の「道場」で、これらをちょっとだけ意識してみませんか?
…そして私、妻の手料理に対しては、
「うまい!」
か
「ものすごくうまい!」
の二択しか言いません(笑)
これもまた【少し先を想像する力】を発動している…ということなのかな?
