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【新人助産師必見】入職前にやってよかった!自分を守る盾と武器を手に入れる「5つの準備」

助産実習、そして国家試験、本当にお疲れさまでした!春からいよいよ助産師としてのキャリアがスタートしますね。

以前、助産実習でこれから臨床に出る学生さんと話す機会がありました。その際、「入職までに何をしたらいいですか?」という質問をいただきました。

10年以上前になりますが…私自身も、入職前は漠然とした不安を抱えていたことを思い出しました。

「先輩たちとうまくやっていけるかな?」「自分の知識や技術不足で医療事故を起こしたらどうしよう」と、悩みは尽きないですよね。

今回は、当時の自分や後輩たちに伝えたい「入職前の今だからこそやっておくべきこと」を、自分を守る『盾』と現場で生き抜く『武器』に分けて5つご紹介します。


自分自身を守るための「盾」をまとう

過酷な医療現場で長く、笑顔で働き続けるためには、まず自分自身をケアする土台が必要です。

1. 自分なりの「ストレス対処法」を見つけておく

入職前、旅行などの思い出作りも大切ですが、それと同じくらい(あるいはそれ以上に)大切なのが「自分なりのストレス対処法」を見つけておくことです。

働き始めると、慣れない環境や夜勤も始まり、自分の時間が以前ほど自由に取れなくなります。だからこそ、仕事とは別に、心から楽しめることやリフレッシュできる方法を確保しておくことが、長く仕事を続けるための最大の鍵になります。

助産師の仕事は、命の誕生に立ち会える一方で、時には流産や死産、母体や胎児の危機など、精神的に大きなショックを受ける場面に直面することもあります。

そうした過酷な状況のなかで、自分の心を支えてくれる「仕事以外の楽しみ」や「リフレッシュ」が、あなたを燃え尽き症候群から守る盾になってくれます。

💡 おすすめのリフレッシュ例

  • 運動・ピラティス:身体を動かし、汗と一緒にモヤモヤを流す心身のメンテナンス

  • 推し活:「次のライブまで頑張る!」など、推しに会えるという生きる活力を得られる

  • 美術館巡り:美しいものに触れ、感性を磨く静かな時間

  • 編み物:手先を黙々と動かし、無心になれる時間

  • ゲームや映画鑑賞:現実から離れ、別の世界に完全に没頭して脳を休める時間

  • 海外ドラマ鑑賞:非日常の世界に没頭し、仕事のことを完全に忘れる時間

「趣味」と言えるほど大げさなものでなくても大丈夫です。

「これをしている時は落ち着く」「なんとなく好き」と思える選択肢をいくつか持っておくだけで、いざという時の心のセーフティネットになります。


2. 「夜勤」に備えて生活リズムの整え方を知っておく

多くの病棟では、早ければ5〜6月頃から夜勤が始まります。夜勤は体に大きな負担がかかるため、入職前の今から「夜型の生活リズムにどう対応するか」をイメージしておくことが大切です。

生活リズムが崩れると、体調だけでなくメンタルまで落ち込みやすくなってしまいます。今のうちに、以下のような「夜勤をに備えた環境づくり」を意識してみてください。

  • 質の良い睡眠環境への投資:昼間に眠るため、遮光カーテンやアイマスク、耳栓を今から用意しておく

  • 仮眠のコツを掴む:夜勤直前の昼間に「1.5〜2時間ほどすんなり昼寝をする」練習や、自分に合う寝具を試しておく

  • 体内時計の戻し方:夜勤明けにダラダラ起き続けず、帰宅後すぐに少しだけ寝て、夜にしっかり眠るサイクルを知っておく

今のうちに「自分の体がどうすれば休まるか」を観察しておくと、いざ夜勤が始まった時に上手な休息ができるようになります。


現場を生き抜くための「武器」を磨く

現場の知識や技術は、働きながら少しずつ身についてきます。ですが、入職前はもっと本質的な「学び方」と「立ち回り方」の武器を手に入れておくと、4月からの心の余裕が全く違ってきます。

3. 「読書」の習慣をつけておく

「入職前に助産の勉強をしておいた方がいいの?」と思われるかもしれませんが、私が強くおすすめしたいのは「読書」の習慣化です。

私は今でも、月に2冊の読書を続けています。ただ、全部を完璧に読み切る必要はありません。「内容の8割を理解し、そのなかの重要な2割を自分の言葉で語れるようになればOK」というマイルールで、気楽に続けています。

読書は、助産学の専門書だけでは得られない「新しい知識や視点」と出会うための強力なツールです。

例えば、以下のような分野の本が、実は臨床の現場でダイレクトに役立ちます。

小説(文芸書):登場人物の複雑な心の機微を追うことで、現場で「患者さんやご家族の言葉にならない思い」を汲み取るための対人スキル(共感力)が自然と磨かれます。
社会や時事問題の本:孤立育児や困窮、多様化する家族のカタチなど、現代社会のリアルを知ることで、目の前の患者さんが抱える「背景や生きづらさ」にいち早く気づける広い視野が育ちます。
コミュニケーションや心理学の本:苦手な先輩への「報連相(ほうれんそう)」がスムーズになったり、自分が落ち込んだ時の「気持ちの切り替え方」が身についたりします。
ビジネスや時間管理術の本:「優先順位のつけ方」や効率的な立ち回りのヒントが見つかります。

社会人として、そして助産師として、活字から得られる知識や広い視点は、必ず現場でのあなたを助けてくれます。入職前のまとまった時間がある今だからこそ、ぜひお気に入りの1冊を手に取ってみてください。


4. 完璧さより「わからないと言える勇気」を持つ

新人助産師が入職直後に抱える最大の不安は「知識が不足していて、インシデントを起こしたらどうしよう」という点ではないでしょうか。

そんなあなたに伝えたいのは、「1年目の最大の武器は、完璧な知識ではなく、堂々と『分かりません』と言えること」です。

現場の先輩たちが一番怖いのは、新人さんができないことではありません。一番怖いのは「知ったかぶりをして勝手に判断すること」です。

先輩に聞かれたら「確認します」と言えればOKです。素直な「分かりません、教えてください」は、患者さんの安全を守る言葉です。

一人で抱える必要はありません。一人で解決できなくてOKです。素直に周りに頼ると決めるだけで、心の重荷は一気に軽くなるはずです。


5. 先輩を味方につける「ほうれんそう(報連相)」を意識する

「怖い先輩やお局がいたらどうしよう」「どうコミュニケーションを取ればいいか分からない」という人間関係の不安も大きいですよね。

実は、現場の先輩も新人さんが「今、何を考えてどこまで仕事が進んでいるか見えない」という不安を抱えています。

先輩を味方につけるためにも入職前から、以下のような具体的なフレーズを頭の中でシミュレーションしておきましょう。

・「〇〇のケアが終わりました。次は△△を行おうと思いますが、よろしいでしょうか?」(自分の考えをセットにして相談する)
「今、〇〇の処置と△△さんのコール対応が重なっていて、どちらを優先すべきか迷っています」(パンクしそうな状況を早めに報告する)

また、先輩から指導を受けたら、まずは笑顔で「ご指導ありがとうございます!」と言える素直さがある新人は、先輩たちも「よし、もっと教えてあげよう」と全力で守りたくなります。


新しい一歩を踏み出すあなたへ

新しい環境に飛び込むのは、怖いですよね?

でも、不安から復習に追われるよりも、まずは自分を守る「盾(ストレス対処・夜勤対策)」と、現場を生き抜く「武器(読書・聞く勇気・報連相)」を手に入れておくだけで、4月からの毎日はずっと楽になるはずです。

現場の先輩たちは、あなたを温かく迎える準備をして待っています。

これから助産師として歩む道のりが、あなたにとって素晴らしいものになりますように。心から応援しています!

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