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「上手く描く」を捨てたら受かった。私が37点で合格した理由【保育士試験造形】


「何年ぶり?」真っ白な画用紙を前に固まる私

「絶対不合格……」

久しぶりに握った色鉛筆。真っ白な画用紙を前に、私が最初に描いたのは、お世辞にも「保育士らしい」とは言えない、関節の曲がり方がおかしく、頭身もヘンな謎の人物でした。

仕事、家事、そして片時も目が離せない未就園児との毎日。 「練習する時間なんてない」 「そもそも絵を描くセンスなんてない」 「独学で落ちたら、この苦労が全部水の泡になる……」

そんな不安でいっぱいだった私が、結果的に37点という点数で一発合格を掴み取れたのは、絵の特訓をしたからではなく、ある「3つのプライド」を捨てたからだと思います。

「上手な絵」なんて描かなくていい。 「机に向かって1時間」もいらない。

この記事を読み終える頃に、「あ、なんだ。裏紙にちょっと描いてみようかな」と、軽い気持ちになっていただけると嬉しいです。

合格のために私が捨てた「3つのプライド」

「絵が下手だから受からない」は、ただの思い込みでした。私が37点を取るために、「やめたこと」を3つに絞ってお伝えします。

「芸術家」のプライドを捨てる

〜「上手い絵」ではなく「減点されない絵」を描く〜

造形試験はアートのコンクールではありません。「採点基準を満たしているか」の確認テストです。

 安心して子どもを預けられる環境であるかという視点(保育の解像度)さえ守れば、多少デッサンが狂っていても合格点は出ます。「自分らしい表現」はいりません。

「12色の色鉛筆」というプライドを捨てる

〜迷う時間をゼロにする、固定カラー戦略〜

本番で「何色で塗ろうかな?」と迷う時間は、正直ありません。
 保育士の服はピンク、床はベージュ、壁はクリーム色……と、自分の中の「鉄板カラー」を事前に3色程度に決めておきます。使う色を絞ることで、色選びの迷いを捨てました。

着彩スピードが劇的に上がり、見直し時間を確保できるようになります。

「机に座って45分」のプライドを捨てる

〜家事の合間に、裏紙で「部分練習」を積み上げる〜

まとまった45分(試験時間)が取れるのは、子供が寝た後の時間だけ。

「今日は保育士の顔だけ描く」「次は子供の足だけ」とバラバラに練習。キッチンのカウンターに裏紙を置き、お湯が沸くまでの3分で1人描く。

心理的ハードルが下がり、いつの間にか「体が描き方を覚えている」状態を作れます。

37点一発合格の裏側。未就園児の横で「45分」を攻略する技

「時間がないからできない」を「これならできる」に変える、私の合格戦略を分解しました。

考えるをやめる「構図のテンプレート化」

〜本番で考えるのは『お題』だけにする〜

試験開始の合図で「どう描こう?」と悩むのは、時間がもったいないです。

「保育士は真ん中」「子供は左右に1人ずつ」など、自分の必勝パターンを1つだけ決めておきます。どんなお題がきても、その型に当てはめるだけ。

 構図の「使い回し」は、試験では最高の戦略です。

「1日1人」の細切れ練習法

〜45分の壁を、3分の積み重ねで壊す〜

未就園児がいる家で、45分間集中して画用紙に向かうのは至難の業。

朝、味噌汁を温める間に「子供1人の輪郭」を描く。昼、電子レンジを待つ間に「クレヨンを持つ手」を描く。夜、寝かしつけの後に「背景の窓」だけを描く。

最後にこれらを合体させるだけ。パーツ練習の積み重ねが、本番の迷いを消します。

「37点」を狙う引き算の着彩

〜白地を残さない。でも塗り込みすぎない〜

芸術的なグラデーションは不要。合格ラインは「何をしている場面か一目でわかる」こと。

 背景は薄く、人物は濃く。コントラストさえついていれば、塗り残しさえなければ35点以上は堅いです。

37点は「ほどほど」の証。完璧を目指さない勇気が、制限時間内の完成を約束します。

「下手な絵」が、子供たちに安心を与える理由

ここまで読んでくださると、きっと「完璧に描かなくていいんだ」と少し肩の荷が下りているはずです。

 試験官が見ているのは「画力」ではなく「保育の心」

〜上手すぎる絵より、伝わる絵〜

造形試験の真の目的は、現場で「子供たちとどう関わるか」を絵で証明することです。

遠近法が完璧な冷たい絵よりも、人物がにっこり笑っていて、楽しそうな雰囲気が伝わる絵。それこそが「合格する絵」です。

「3分」の積み重ねが、未来のあなたを助ける

〜忙しい毎日を味方につける〜

 仕事、家事、育児。これらをこなしながらペンを握るあなたは、すでに保育士としての「マルチタスク能力」を発揮していると考えましょう!

 まとまった時間が取れないことを嘆くのではなく、キッチンで描いたその「子供の顔」ひとつが、合格するために大切な一歩です。

「今日、裏紙に1人だけ描いてみましょう!」

〜合格への第一歩は、驚くほど小さい〜

難しい参考書を開く必要はありません。今、目の前にあるチラシの裏でいいです。
私が37点で一発合格できたのは、特別な才能があったからではなく、ただ「プライドを捨てて、隙間時間に丸を描き始めたから」です。みなさんにも絶対にできます。

おわりに

「絵が苦手だから」と諦めるのはやめて、まずは今日3分だけ。あなたの「最初の一人」を描き始めてみてください。

この記事で紹介した「構図」「色の決め方」など合格するための勉強法を詳しく書いた記事もあります。ぜひ参考になさってください。
↓こちらの記事です

この記事が、あなたの「保育士になりたい」という夢を叶える一助となれば幸いです。もし役に立ったと感じていただけたら、スキやフォローをいただけると、執筆の励みになります!

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