【掌編小説】とあるハッカーの深夜ログ。|小説 / 掌編 / ファンタジー / サイバーパンク / note
ーー街のネオンが滲む深夜の部屋。
―――――
あるんじゃないか、
とは言われているがどうだろうなーーー
長身痩躯とまでは言わないが、
それなりの背丈でいかにもハッカーと言わんばかりの男が言う。
俺も行ったことはないし、実際のところ本当にあるのかもわからない。
「「ただな、ごく稀にこのネザーウェブの住人の服装じゃないやつが、
紛れ込んで来るんだそうだ。」」
男はモニター越しに誰かと話しながら、
部屋にあるハンガーに掛けてあるものを見ながら言った。

「そうだな、例えていうならこんな感じの革鎧だとか、それと見るからに重たそうな鎧、それに剣や杖も持っている奴もいるらしい。」
「しかもそいつらはこのネザーウェブの連中とは、また違った技を使ってくる。」
「その技っていうのは何かって?」
「「・・・・・・・ 。」」
「さあな、詳しいことはわからないが…。」
スクエアの掲示板に書かれていた、『やり合った』って言う奴の話では、
『剣や槍も使うが、盾で防いだり殴ったり…その隙に火の弾が飛んで来るような戦い方だった…。』
という話だがどこまでが本当なのかもわからない。
そんな戦い方は見たことも聞いたこともない。
「「まあ、あそこの掲示板でウソを書くような
命知らずもそう居ないと思うけどな。」」
高性能なイヤホンからそう会話が返ってくるーーー
ーー俺はその手のオカルト話は嫌いじゃないし、仕事の役に立つこともある。
『 噂によればそもそもこのネザーウェブは、「魔法」というものが存在する世界と繋がっていると聞いたこともある……。』
ーー男はそう思い出しながら、椅子の背に深くもたれ掛かった。
以前、閲覧した極秘のログを頭の片隅に思い浮かべながら。
そうして、考えを巡らせていくーーー
……雨音と街の喧騒が遠く響きつつ、部屋に静けさが訪れた…。
ーーほんの数秒だったが長い静寂が過ぎ、考えをまとめた。
『 なるほど、つまり俺たちが使う[スキル]とは別のもので、
そいつらは、「魔法 」というものを使っている可能性があるということか……。』
ーー今ある情報から直感的にそう結論づける。
そう、ここはアンダーグラウンドな反面、情報の価値は高い。
あの掲示板に書き込まれる情報が、
ウラ世界を生き抜く上で重要な生命線となるのは皆知っている。
「むしろそう言った場所だから、もっと正しい情報が必要って訳だが……。」
そう思いながら、男は窓の外のネオンをじっと見た…。
その時、薄暗く静かな部屋で端末が一度だけ震え静寂に響く。
「…仕事か。」
ーー依頼内容は簡潔に送られてきた。《 外縁区画における調査 》
端末画面をサッとスクロールし内容を見る。
「…なるほどな。」
男は通話を切り上げ、重い腰をあげるように立ち上がりそのままコートを羽織った。
「さてと、無駄話はこの辺で…今日も依頼の仕事だ。」
「それに俺らは別にそんな奴らと真正面からやり合う必要なんてないしな。」
「もしやり合うのであれば……。」
ポケットに手を入れ…親指で何かをなぞった……。
ーー些細だが、男の機微に自信がこもるのが分かる。
それは、現実のUSBメモリに似た形をした、
[スキル]を使うための『ネザーウェブ製の認証キー』だった。
ーーーーーー
男は外の雨とネオンを横目に何も言わずに部屋を出る。
小雨が降る中、薄暗くもネオンが滲む街へと消えていったーーー
🌃深夜のあとがき
今回は自分が初めて書いた「小説っぽいもの#1」ですね。
実はこの小説は前に一度投稿してまして、
いつものサイバーや電脳世界な感じをイラストなどに表現するのではなくて、元々自分が好きだったファンタジーやMMOの中に出てくる電脳世界としての物語(もしくは外伝)になっています。
自分がMidnight Lawとしてnote記事を書く以前の視点でしょうか( '༥' )ŧ
(ChatGPT にファンタジーやMMOの設定を質問しまくっていた時の世界観ですね😳)
この世界の成り立ちを言うなら、
『ファンタジー世界の中にある、とある場所(高度文明遺跡など)から行ける電脳世界』の話でしょうか?
ファンタジーと電脳世界は繋がっているが、お互いの住人はほとんど認識していないです。
この電脳世界はファンタジー側によくある『世界樹』なども絡んでくる大きなストーリーも考えていましたが、それを出す時が来るのかどうかꉂ🤣𐤔
(自分としては心の内にしまっておきたいですね笑)
今回はそれに少し手を加えて投稿してみた次第です。
あと読み返して思いましたが若干、ネオンノワールというかサイバー探偵物ぽくもあり、構成は多少の尻切れトンボ感があったり、続きはどうなってんだ感もありますね=͟͟͞͞( ‘ᾥ’ )=͟͟͞͞|
(続編の#2は少しだけイメージしてるだけでまだ書いてませんが😂)
これ以上あとがきを書くとこっちの方が長くなりそうなのでこの辺にしておきます。
よければ一言でも感想をお待ちしています☺️✨
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
ではまた🌙

#MidnightLaw #AIイラスト
#スキしてみて #私の作品紹介
#サイバーパンク #midjourney
#Suno #AI音楽 #BGM #EDM
#FutureBass #ChatGPT
#プロンプト #アカリウム
#AIイラストアイラ #白銀の髪同盟
#ChatGPTCreativeClub
#深夜の電脳ルーム #深夜観測記録
いいなと思ったら応援しよう!
🌃皆様、いつもありがとうございます🌙ここで共有していた思考や感覚が、
どこかで少しでも役に立てていたら嬉しいです。頂いたチップは創作の活動費として使わせていただきます🐾