【学びの詩 〜少し息がしやすくなる言葉たち〜】心で、結ばれた日
僕の見た目はごく平凡
頭の中では、てんとう虫がサンバしている
だけど母ちゃんによく言われた
「たかひろは心が綺麗だから」って
その言葉を信じ
一生分の勇気をポケットに詰め込み
ここにやってきた
「では、お相手のご希望は?」
モデルみたいな美人に話しかけられて
もう既に頭が真っ白
いや、真っ青かな
「あっ…はい……優しくて素直で、こんな僕のことを受け入れてくれる人がいいです」
カタカタカタカタカタカタ
指が20本くらいあるんじゃないかってほどの速さで
キーボードを叩いていく
「お客様にお似合いの方が検索出来ましたよ」
まるでコマでも回すような
慣れた動きでパソコンを僕の方に向けてきた
画面に映し出されたのは
正直言って美人ではなかった
でもなんだろう
僕は感じた
この人の心を
画面越しに
条件を並べる言葉より
この人の
沈黙のほうが
ずっと雄弁に思えた
「素敵な方ですね。ぜひお会いしてみたいです」
結婚生活って
心が
そっと触れたいと思えたかどうか
それだけなんだと思う
今日
ひとつの結び目が生まれた
この結婚相談所で
あなたの心も
いつか誰かと
同じ温度で
結ばれますように

出典
↓↓↓
是の故に夫の佞者を惡む。
ああいえば、こういう。口達者な人間にはかなわないよ。
(先進第十一/278)
あとがき
もし、この言葉が少しでも心に残ったら。
この詩が生まれた背景や、私の活動は、下にまとめています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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