【自己啓発ポエム】ピンクのクマがくれた"ありがとう"
はちみつとは程遠い人生を過ごしてきた私
ありがとうなんていつ言ったっけ?
覚えてない
てか思い出したくもない
その反動で
セブンでセブンスターばっかり吸って
愚痴ばかり吐いていた
親友と呼べる人もいない孤独な人生
おまけに両親から「鼻を整形しろ」とブス扱い
嫌になっちゃうわ 全く
だから憂さ晴らしにラウンドワンのゲーセンに行ったの
でもエヴァンゲリオンのパチンコでボロ負け
負けた悔しさを煙で吐き出そうと歩いていたら
UFOキャッチャーの
ピンクのクマのぬいぐるみが目に入った
(可愛い)
何故か胸がじんわりと温かくなった
私はコーラを買う予定だった200円を入れて
UFOキャッチャーに挑んだ
右に左にアームが揺れてストンと下にアームが降りていく
一発で取れた
びっくり
まるで、魚釣りを開始して1分で魚が釣れたみたい
私はそのクマのぬいぐるみを抱きしめながら
自宅へと戻った
オキシトシンは、人とつながる、寄り添うことで「愛され感」「癒やされ感」「やすらぎ」を感じる「愛のホルモン」として知られます
〜中略〜
親子の交流、赤ちゃんを抱っとしたり、なでなでしたりする。あるいは、マッサージ。子供がおじいちゃんの肩をもんであげる、マッサージを受けるのもオキシトシンが出る癒やしの行為です。
ずっと考えていた
このクマのぬいぐるみが
誰かに似ているって
あっそうか
おばあちゃんだ
けど皺はないし、
Googleよりも早い知恵袋もない
おまけにお線香の匂いもしない
でもなぜか
このクマのぬいぐるみを抱きしめていると
涙が出てくる
「梓、頑張りや」
私はハッと周りを見渡した
誰もいない
そりゃそうだ
この部屋には私しかいないもん
タバコを吸おうと立ちあがろうとした時、
クマのぬいぐるみの口元が微笑んでいた
あの日
私が掴み取ったのは
ありがとうを思い出す心だったんだ

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