招待制の旅?コミュニティで観光を作れるのか?北海道最古の温泉地・知内(しりうち)を訪れて
恩田の週報的なsomething 2026年vol.2。北海道に行ってきました。テンション高めで長めのnoteです。
今回の北海道の旅の立て付けとしては、札幌を拠点に3日間にわたって「カンファレンス」と「フィールドワーク」を往還するというもの。大きなテーマは共異体。
共異体とは、理念や価値観、利害を共有する同じ種の集まりである「共同体」に対し、「異なるものが、それぞれ異なるままの状態で共存する社会のあり方」。
初日のカンファレンスで、一番刺さったキーワードは「巻き込まれること」 。新しい価値の創り方をめぐるセッションの中で語られていた、新しさの見つけ方/気付き方の話の文脈の中で出てきた言葉。
予期せぬ何かに巻き込まれ、気づけば全く知らない場所に立っている。 出会いによって移住をした。転職をした。新しい仕事が始まる。そんな能動性を帯びた巻き込まれから、新しい価値が立ち上がることってあるよね、と。
問い:最近、なにか巻き込まれたことはありますか?
こんな問いを貰い、しばらくの内省の後、最近自分から巻き込まれにいってないなということを感じた初日。つまり、巻き込まれるための余白が足りないのでは?との振り返り。意図した余白ね。
そして2日目、訪れた場所(フィールドワーク)は知内(しりうち)という、北海道の南端にある人口3,700人の町。ニラが特産物となっている地域。人口3,700人のうち1,000人がニラに関する仕事に従事しているとのこと。
1000人の中でも一番収穫の速度が早い(自称)ニラクリエイターNo.1と出会い、牡蠣があまり好きでない牡蠣養殖屋さんと出会い、道南杉を加工する事業者さんと出会った。夜には、800年前から続く北海道最古の温泉「知内温泉」へ。(北海道の800年前...?)情報量は多いが飛ばす。
今回、丸一日アテンドしてくださった知内温泉の取締役の方(マットさん)と、夕食の後にサウナに入るという流れになり、日中お会いした方々が知内温泉の食堂に集まる。
食堂では、宿泊に来ていたおじさまがご飯をしていた。微生物を研究者のようで、急に1時間ほど微生物の談義を聞くことになる。微生物の定義って何ですか?ミジンコは微生物ですか?いい微生物っていますか?ウイルスは?…。質問はつきない。なのでなのか、だからなのか、その後は教授も一緒にサウナに入るという、なんともライブ感ある展開に。
その後、サウナに22時から24時頃まで入り対話をしたのだが、印象的だったのは、日中に出会ったみんなで「知内商事」という新しい会社を自分たちで作っていたこと。有志で30万円ずつ出資し、自分の子供のためだけではなく、地域のために何ができるかを考えるための会社とのこと。
そんな能動性や覚悟を持った人たちが集まる地域なのだけど、現実は厳しく、3,700人の人口のうち毎年100人が亡くなり、生まれるのはわずか10人という、人口減少が進む町。でも、ここで出会った人たちはまるでアベンジャーズのようなパワーがあり(本当にジムで筋トレしてる)、そして変わった?人たちが多い、そんな知内の滞在。
翌日、6時に起床し、6時間のドライブを経て札幌へ。Day3は、僕もトークセッションに登壇しました。テーマは「豊かさを循環させる、あたらしい旅の形」。
セッションの内容を整理すると、まず旅好きの視点からは、自ら決定し、面白がり、自分事化すること。これが「旅的スタンス」であり、旅側の価値を最大化する視点(これが僕からのインプット)
一方で、旅には「受け入れる地域側」の視点も欠かせない。旅が自由化され、誰もがどこへでも行けるようになった今、地域側からの提言がある。地域のルールや文化を、旅人が知らずに踏み込んでしまうケースがある。誰が来てもいいのではなく、地域側でフィルターを設ける重要さがあるよね、と。
それらを束ねる「番人のようなローカルコーディネーター」のような存在が必要になる。地域側も、地域の住民とマッチする旅好きに来て欲しい。
確かに、旅をする側が勝手に旅の満足度を評価してしまうが、地域側も受け入れ側の満足度がある。その総合点が「旅」自体の大事な評価になりえる。旅する側と地域側の両方がマッチする形をどう作れるのか?それは、コミュニティを作ることで成立するのか?
また、観光を単なるメインの「お金を生む産業」として捉えるだけでなく、別の側面もあるよね、と。他者の目に触れることで、自分たちの仕事や地域に対する自己肯定感(シビックプライド)が高まるという効果がある。経済的価値以外にも、観光には大切な役割がありえる。
特に人口1万人以下の地域などでは、観光を無理に産業化するよりも、外部の人と触れ合うことで自分たちの「当たり前」や「日常の価値」を再発見する場として、観光を活用していくのがいいのかもしれない。そんなことを考えたセッションでした。
今回は、去年訪れた北海道の八雲のキーマンの赤井さんに誘わて訪れた北海道。いい巻き込まれ方で感謝です!
最後に告知を
さて、僕らも巻き込むプログラムを用意しています。あたらしい旅の学校POOLO(ポーロ)。旅好きの好奇心に巻き込まれて下さい。そして、みなさんの好奇心で僕らを巻き込んで下さい。7月22日(火)まで募集中です。

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旅の価値とは、移動や観光そのものではなく、何を感じ、何を受け取るのかというスタンスが大事。そして、「正解」に従う人生から「自分の判断」で選び取る人生への越境を起こす営み。という定義を作ったのだけど、誰か使ってください!#POOLO
— みっちー/あたらしい旅の学校「POOLO(ポーロ)」主催 (@MichinoriOnda) June 18, 2026
その他、旅の案内
鞆の浦|暮らし観光を通じて、自分自身の感性を探究する旅
「散歩」と「対話」と「問い」と。自分のなかにある感性や問いに、出会い直す1泊2日。
📅 6/27(土)13:00 〜 6/28(日)15:00
📍 広島県福山市・鞆の浦(集合・解散:鞆の浦ありそろう)
💰 参加費 15,000円(フィールドワーク・ガイド費込/宿泊7,700円目安・食事・交通は別途)
港町をまち歩きしながら「暮らし観光」をフィールドワーク。少人数の対話で、自分の感性と問いを深めます。
詳細・お申込 👉 https://michinorionda.github.io/poolo-life/tomonoura/
気になる人はこちらのLINEへ
https://line.me/ti/g/26_8jTsMBW
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丹波山|関東一小さい村で、わたしのモードがひらく1泊2日
📅 7/4(土)12:00 〜 7/5(日)14:30
📍 山梨県北都留郡・丹波山村
💰 参加費 10,000円(プログラム+1日目BBQ込/宿泊5,000円目安・食事・交通は別途)
村の散歩と歴史、93歳の村民宅訪問&農業体験、河原でコーヒーと森林浴、焚火を囲んでの対話。
自然と人にひらかれて、自分のモードを取り戻す時間。
詳細・お申込 👉 https://michinorionda.github.io/poolo-life/tanbayama/
気になる人はこちらのLINEへ
https://line.me/ti/g/V3hCdfvd5Q
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豊島|豊かな島で、これからの生き方を問い直す旅
農と海の循環にふれる1泊2日。
📅 7/11(土) 〜 7/12(日)(家浦港 13:00集合)
📍 香川県・豊島(てしま)
💰 参加費 15,000円(ファームツアー・地引き網・BBQ込/宿泊7,000円目安・食事は別途)
立体農業のファームツアー、地引き網漁、島歩き/サイクリング、BBQ、リフレクション。
詳細・お申込 👉 https://michinorionda.github.io/poolo-life/teshima/
気になる人はこちらのLINEへ
https://line.me/ti/g/3QEyzCPR8e
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ありがとうございます!また新しい旅に出て、新しく感じたことや学びを言葉にできればと思います!あるいは美味しいお酒を買わせて頂きます。そして、楽しい日常をみなさんにお届けできれば。