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街道 | 有馬道/湯の山街道 厄神駅から淡河本町バス停

有馬道/湯の山街道は、有馬温泉を起点とした街道です。有馬温泉より東、京都方面は、西国巡礼道が22番総持寺、23番勝尾寺、24番中山寺と茨木、箕面、宝塚を抜けてくるため、これに接続することは容易でした。
有馬温泉以西はどうであったか。平安時代あたりから何となく道はあったようです。しかしながら、本格的に整備されたのは戦国時代。
そう。あの、有馬温泉好きの羽柴秀吉によって整備されたのです。
1580年、「三木の干殺し」と称される三木合戦の折、三木城より東側は、傷ついた兵を有馬温泉で休息させるために街道が本格整備されました。
三木合戦終結後、秀吉はしばらく三木城に本営を置いていましたが、黒田官兵衛の進言により姫路城へ移ることになりました。
このとき整備されたのが姫路道です。
こうして姫路城下から有馬温泉までつながった訳です。

さて。今回は、厄神駅から淡河本町バス停までの20kmを歩くことにします。

厄神駅を発した一行は、と言っても今回は私ひとり。今回のひとり旅の理由は、自分のペースをしっかり保たなければ、11:44のバスに間に合わないことになり、そのあとのバスが14:29と言うこともあり、同行者のペースに左右されるおそれがあるためです。

姫路城下、あるいは西国街道の市川の渡しから発した姫路道は、県道65号・神戸加古川姫路線に沿い、国包の渡しへと到達します。

左奥へと続く道が
国包の渡しからの道

国包の渡しより西南西およそ1kmに位置する厄神駅から三木市内へは、かつては国鉄三木線が通っていました。1984年には第三セクター化され、2008年には全線廃止となりました。
その廃線跡が加古川市側はただの空地、三木市側は遊歩道として残っています。

宗佐のあたりの旧道は、拡張されて面影を失くすでもなく、しっかりと残っています。

左(西)の厄神と右(東)の三木を示す道標

さらに、東播磨南北道路の整備が進む県道84号を越えると、県道20号とは離れて、ここにも旧道が残っています。
しばらく歩くとY字路には立派な道標があります。

左 三木ありま道

そのあとも、三木市街地へと旧道は続いています。

公民館
祠の傍に道標
右 ひめじ
は判る…
郵便局
別所村道路元標
農協

道標はもちろん、農協、郵便局、道路元標があるのは旧道の証拠。

しばらくすると、三木合戦で自害された別所長治公の廟所がある法界寺に辿り着きます。

23歳の若さでお亡くなりになった

荒木村重をはじめ、近江、山城、摂津の武将たちが信長から離反したのは、信長の急速な改革により古いながらも大切なしきたりを壊すことへの不満でした。
ところが、播磨での離反は、秀吉による残虐非道への不満です。敵対するものを完膚なきまで叩きつぶし、略奪強姦の非道を繰り返したためです。
あの子孫は残らなくてよかったのです。

三木の市街地に入ると、観光協会がオススメする街並み保存地区を歩きます。

いよいよ、「ナメラ商店街」です。
ナメラって蛇なんですけどね。

いまはシャッター街となっていますが、かつては大賑わいだった…そうです。
商店街の北側にはこのような看板があります。
別所長治公がヒーローです。

ナメラ商店街をあとにして、街道を進みます。

右奥 湯の山街道
左 東條道
従是東 つまんない

湯の山街道/有馬道を歩いた方のブログやホームページはあまたありますが、この三木の街並み保存地区を出ると…全く面白くない、ただの歩道歩きに徹します。実際、写真を撮っていません。
ようやく見どころが出てくるのが淡河の街並みです。
確かに、有馬温泉に向かうだけの街道ですからね。
三木市街地より10km。ようやく淡河の街並みと、ゴール地点の淡河本町バス停です。

この近くの道の駅でおみやげでも探していれば、バスの時刻もすぐだろう…と思った私が…。
いや。ま。なんだな。
それでは、11:44のバスで神鉄三木駅前まで戻ります。630円でした。12:10くらいに到着しました。
そこから神鉄で粟生駅へ出るか、バスで厄神駅に向かうか、思案しつつ、せっかくなので乗ったことがないバスにしました。バスは12:42分発で、厄神駅まで400円。

ところが。
厄神駅で電車が遅れている、と言うか、時刻通りに来ない。すると、「西脇市駅付近の火災による影響で」…。なんて?
「係員の到着が14時頃になり、それからの運転再開の判断をします」って、帰れないやん。
バスって言っても、神鉄三木駅やん。神鉄で粟生駅に移動しても、厄神駅と同じ加古川線やん。
帰れないやん。

仕方ないので、加古川駅まで歩きました。
もう、いまさら、写真は…。

自分では脱水気味だとは感じなかったのですが。
自宅に戻り、ビールを多量に飲むと、体細胞の水分がビールと入れ替わり、ダメになりました。

次回、有馬道/湯の山街道は、いよいよ有馬温泉到達です。有馬温泉に浸かって帰ろう、なんて思わないです。三宮のニューミュンヘンに直行です。
それではまた。

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