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国際情勢:ワールド・ファースト、アメリカ・セカンド?ドナルド・トランプは地球の自転を早くする?_17/11/2025

 今、トランプ大統領は世界をファーストに、アメリカをセカンドに置いているように見える。なぜか?まずは、トランプと共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員の争いから見て行こう。(文字数8,799)

Le 64' - L'actualité internationale du samedi 15 novembre 2025 - TV5MONDE

 Trumps was right about everythingの赤い帽子を被っている女性が、共和党の魔女、マージョリー下院議員だ。熱烈なトランピストで知られていた。トランプもWhat a beautiful woman!と言った事がある。

Le 64' - L'actualité internationale du samedi 15 novembre 2025 - TV5MONDE

  Uの字の黄色いシャツを着た女性が、マージョリー下院議員だ。よくもまぁこんなTシャツを着るなという気もしないでもないが、現在は180度逆の立場に立って、公然とトランプ批判をしている。

 “We didn’t elect the president to go out there and travel the world and end the foreign wars,” … “We elected the president to stop sending tax dollars and weapons for the foreign wars — to completely not engage anymore. Watching the foreign leaders come to the White House through a revolving door is not helping Americans.”
                                                        selon Marjorie Taylor Greene, NBC News
 
 「私たちは大統領を、世界中を旅して、外国の戦争を終わらせるために選んだのではない」…「私たちは大統領を、税金と武器を外国の戦争に送るのをやめさせるために選んだ。これ以上戦争に関わらないようにするために。外国の指導者たちが、回転ドアを通って、ホワイトハウスにやってくるのを見る事は、アメリカ人の何の助けにもならない」
                                拙訳

https://www.nbcbayarea.com/news/politics/marjorie-taylor-greene-questions-donald-trump-america-first/3981623/?utm_source=chatgpt.com

 2025‑01‑20 〜 2025‑11‑17の間に何人、外国要人がホワイトハウスを訪れたのか、Chat GPTに訊いてみたが、答えられなかった。不完全なリストしかできなかった。当方の記憶だと、軽く50人は超えている。多過ぎ?
 
 このマージョリー・テイラー・グリーン下院議員の発言は、かなり象徴的で、アメリカ国民の一部の意見を代弁している。この物価高を抑え、政府の無駄な支出も抑え、不法移民も抑えるために、選んだという事だろう。

Le 64' - L'actualité internationale du samedi 15 novembre 2025 - TV5MONDE

 ドナルド・トランプは、エプスタイン・ファイル公開の採決を前に、私を見せしめにし、他の共和党員全員を威嚇するために、激しく私を攻撃しています。彼がこの件の発覚を阻止するために、どれほど懸命に戦っているか見るにつけ、本当に驚くべき事です。
                  マージョリー・テイラー・グリーン

上記フランス語を拙訳

 例のスキャンダルがやり玉に挙がっている。今の処、被害者女性とトランプが数時間一緒にいたと、新たに公開されたエプスタインのメールに書いてあるだけで、まだ法的問題にはなっていない。
 
 ちなみに何気に、栗キントン元大統領も、ピンチに陥っている。モニカ・ルインスキー事件以来の大スキャンダルとなるか?あの時はヒラリーが許したから治まったが、今度は大丈夫か?やっぱ離婚か?

Le 64' - L'actualité internationale du samedi 15 novembre 2025 - TV5MONDE

 ちょっと見ずらいから拡大して、トランプのSNSを以下に書き出す。

All I see "Wakey" marjorie do is complain, complain, complain!
 
「目覚めた」マージョリーがする事は
不満を言う事、不満を言う事、不満を言う事だ!
                         ドナルド・トランプ 
※Wakeyは簡単に言うと、「左翼に目覚めた」という意味。           

上記英語を拙訳

 この後、トランプ大統領は、自分がどれだけ、外国から成果を上げたのか、関税の金額と止めた戦争の数を言い、マージョリーは何も分かっていない。全てアメリカのためにやっているのだとキレた。
 
 これが今のアメリカ国民とトランプ大統領の深刻な対立だろう。

Le 64' - L'actualité internationale du samedi 15 novembre 2025 - TV5MONDE

 「あ・ん・な・に・一緒だったのに~♪」
 ガンダムシードのエンディング曲がかかりそうなくらい、お互いマスコミを通して非難し合う。いつものトランプ人間模様だ。もう見飽きた?
 
 アメリカ人も、こんな事のために、去年の11月にトランプに投票した訳じゃないと考え始めているだろう。MAGAの中心核でさえ、トランプと揉めているのだから、支持者も離れる。トランプに投票した無党派層は尚更だ。
 
 一番深刻なのは、日本もお馴染み、物価高だ。世界的にそうなっている。

NBC Nightly News Full Episode - Nov. 14
 

 トランプ政権発足後(2025‑01‑20)食料品は1%価格アップ。

NBC Nightly News Full Episode - Nov. 14

 トランプ政権発足後(2025‑01‑20)牛肉は13%価格アップ。

NBC Nightly News Full Episode - Nov. 14

 トランプ政権発足後(2025‑01‑20)オレンジジュースは17%価格アップ。

 アメリカ国民も、mortgage(住宅ローン)が払えなくなったから、学校の先生とか工場労働者などは、持ち家や借り家、アパートを引き払って路上でテント暮らしか、車中泊で生活している。決して低所得者じゃない。
 
 今まで普通に生活できていたアメリカ国民の多くが、路上に投げ出されている。全て物価高のせいだ。その絶望の果には、フェンタニルの誘惑が待っている。下を向いて街を徘徊する麻薬ゾンビの群れだ。世紀末?

麻薬ゾンビ


 トランプ大統領は、看板経済政策として04/07/2025に、One Big Beautiful Bill Actを発行した。アメリカ人のサービス業の命、残業やチップの課税を控除する事によって、可処分所得(おこずかい)を上げる事を特徴とする。
 
 他にも色々あるけど、サラリーマンの残業代や、ウェイトレスのチップが増えると考えると分かり易い。一期目の時も同じ政策をやって、アメリカは空前の好況に見舞われた。2019年頃の好況感をアメリカ人も覚えている。
 
 だから去年の11月、無党派層も、トランプに投票したのだ。だがトランプ大統領はアメリカ国民の期待に応えていないのだろうか?物価高は収まらないが、GDPに関しては、トランプ政権第二期発足後の数値は以下だ。

 2025年第1四半期(1〜3月期)に実質GDPが年率-0.6%
 2025年第2四半期(4〜6月期)に実質GDPは年率+3.8%
 2025年第3四半期(7〜9月期)に実質GDPは年率 ?%(調査中)

    第3四半期の数字がどう出るか勝負だが、One Big Beautiful Bill Actは、この世界的物価高に対して有効ではなさそうだ。買う人のお金が増えても、物価は下がらない。これは別々の問題だからだ。収入UPの効果は限定的だ。
 
 アメリカの物価高は、トランプ関税も影響している。これは間違いない。どう考えも、関税がかかって外国から来た商品は値段が上がっている。あとは世界的な生産量の問題だろう。特に食品の生産量が安定しない。
 
 2025年第3四半期(7〜9月期)以降のアメリカGDPが伸びても、恐らく好況感はないだろう。物価高のせいもあるが、例の移民政策で、工場や店舗、農場の労働者が不足している。不法移民として次々検挙している。
 
 トランプの看板政策である不法移民対策が、もう一つのトランプの看板政策である経済政策、One Big Beautiful Bill Actを相殺している。一部のアメリカ人は、恐怖政治の中にいるような感覚で、生活している。
 
 アメリカ合衆国は、そもそも移民の国で、次々移民が来て、労働者数が賄われるという歴史があった。前政権で無制限に入れ過ぎた結果、アメリカ社会は大混乱に陥ったが、トランプ政権の移民ゼロはやり過ぎである。
 
 不法移民が来ない事まではよいとしても、今アメリカ国内にいる不法移民まで検挙して、海外に追い出す事は、何の得にもならない。政府のお金が出て行くだけだ。まさかトランプが、ここまでやるとは思わなかった。
 
 州兵を動員して、ブルーステイツを狙い撃ちして、不法移民を焙り出す作戦を始めた時、デモクラッツも反撃に出て、例の政府のつなぎ予算を止めて、ガバメントのシャットダウンを40日間もやった。

ABC World News Tonight with David Muir Full Broadcast - Nov. 4, 2025

 この人がアメリカ上院議員チャック・シューマーだ。民主党で、選挙区はニューヨーク州だ。彼がデモクラッツを纏めて、アメリカ政府を40日間閉鎖させた。例の社会民主主義者バーニー・サンダースも協力している。
 
 フード・スタンプの資金がなくなり、日本で言う処の生活保護者の食料がなくなるという事態になり、一部のデモクラッツがこれは不味いという事で、共和党に合流して、繋ぎ予算を可決させた。
 
 飛行機が落ちるまで、ガバメントのシャットダウンをやると、バーニー・サンダースも言い、空港管制官たちが40日間、無給で働く羽目になり、副業に走る者が多数出て、現場のシフトが回らなくなった。

NBC Nightly News Full Episode - Nov. 13

 だがトランプ大統領は、ボーナスで10,000ドルを支給するから、直ちに職場に戻れとSNSに投稿した。タイミング的に予算が可決する前後だが、見通しが立ってからの発言となるだろう。

NBC Nightly News Full Episode - Nov. 13
 

 わざわざマスコミの前で、空港管制官たちに、手渡しで10,000ドル(約155万円)を支給しているが、結果的に、空港管制官たちは、いつもより多めに給与を貰った事にならないだろうか?詳細は分からないけど。  

 ガバメントのシャットダウンが終わったら、例のエプスタイン問題に戻って、デモクラッツはトランプ政権を揺さぶる。何が何でも、トランプを倒したいようだ。内政的にかなりアメリカは乱れている。トランプ内戦?
 
 トランプ大統領としては、経済政策は、トランプ関税で世界からお金を集め、One Big Beautiful Bill Act(BBB)で国内で富を増やし、治安政策は、不法移民を排斥し、麻薬問題は、今はベネズエラを叩く事を考えている。

ABC World News Tonight with David Muir Full Broadcast - Nov. 14, 2025
ABC World News Tonight with David Muir Full Broadcast - Nov. 14, 2025
ABC World News Tonight with David Muir Full Broadcast - Nov. 14, 2025

 トランプ大統領は先日、 人类命运共同体の黄色い皇帝と首脳会談し、フェンタニルの大元を止めたと確信した。だが中南米の流通路には、麻薬組織があり、相変わらず、フェンタニル、その他の麻薬をアメリカに流している。
 
 これは許せないという事で、1989年のパナマ侵攻以来の大艦隊で、米海軍はカリブ海に展開した。昔のノリエガ将軍のように、ベネズエラのチャベスは怯えているのかも知れないが、本当にトランプがやるのか分からない。
 
 イギリスは、今のアメリカについていけないとして、戦争などで使う情報共有を遮断し始めている。例の麻薬ボート撃沈だ。アレはヨーロッパに不評で、司法外処刑と言われている。フィリピンでもあった気がするけど。

ABC World News Tonight with David Muir Full Broadcast - Nov. 14, 2025
ABC World News Tonight with David Muir Full Broadcast - Nov. 14, 2025

 
 トランプ政権が、国防省を戦争省と名前を変え(第二次世界大戦までの旧称に復帰)大統領の指示で、麻薬船を司法外処刑する。物騒な世の中になったもんだ。果たしてこれが正義なのか否か、終わってみないと分からない。
 
 アリストテレスの ἀναλογία(アナロギア=類比式)で状況を整理しよう。
 
 経済国外:経済国内≒治安国外:治安国内
 トランプ関税:BBB≒麻薬問題:不法移民排斥
 
 現在、トランプ政権はこの四つに取り組んでいる。
 どれも不評だ。効果も疑わしいとされている。
 
 先日、トランプ大統領が、アメリカンフットボールの試合を観戦したが、まるで不評なローマ皇帝が、剣闘士試合を観戦する時のように、ブーイングが飛んだ。トランプでブーイングが飛んだのは初めてではないか?
 
 アメリカ国民も「トランプよ、アメリカ・ファーストじゃなかったんかい?」とお冠だ。どう見ても、アメリカは二の次に見えて、世界・ファースト、アメリカ・セカンドに見える。これは怒るのも無理はない。
 
 だがトランプ大統領は、四つの政策を強力に推進し、アメリカと世界を緊密に結び付け、アメリカを軸に、強引に世界を回している。地球の自転が早くなる(国際情勢・歴史展開が早くなる)訳だ。いい事か?悪い事か?
 
 ただロシア・ウクライナ戦争の和平は本格的に頓挫し、ハマス・イスラエル戦争の調停も危ぶまれている。周辺的な戦争は止められているが、深くて本当に危険な戦争は止められていない。第三次世界大戦が迫る?
 
 また台湾有事の問題もある。

 「戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースだ」
            2025年11月7日、衆議院予算委員会質疑高市首相
 
 你那不请自来伸进来的肮脏脖子,将毫不犹豫地被砍掉。 你准备好了吗?
                                     削除された薛剣(せつけん)駐大阪総領事のXを復元   

非公開

 これは中共の本質がよく表れている。戦狼外交だ。
 決して屈してはならない。彼らが嫌がる手を打つべきだ。
 台湾の国連復帰とか運動してはどうだろう。相当騒ぐ筈。
 
 トランプ大統領も、先日の人类命运共同体との首脳会談後、マスコミに、皇帝以外の人に話し掛けても、全部黄色い皇帝が答えてしまう。凄く印象的だったと述べている。脳卒中の危機から立ち直り、権力を再掌握したか。
 
 話をアメリカに戻す。
 トランプ関税が今、アメリカ最高裁で審議されている。
 これがどうなるかで、今後の流れが大きく変わる。
 
 ただトランプの最高裁でのこれまでの勝率は9割で、殆どの裁判で最終的に勝っている。(一審、二審の勝率は4割程度)仮に敗訴しても、他の法律でカバーできると言われている。だがトランプも不安なようだ。

 “It would be an economic disaster. It would be a national security disaster if we lost the case in the Supreme Court."
 
「経済的な大惨事となるでしょう。もし我々が最高裁で敗訴すれば、国家安全保障上の大惨事となるでしょう。」
                                拙訳

2025年11月10日ドナルド・トランプ

   現在のアメリカ最高裁は、保守判事が6名、リベラルが3名だが、すでに保守判事で3名が、トランプ関税に疑義を呈している。このまま行くと、最高裁で敗れる可能性がある。だからトランプは吠える。


 People that against Tariffs are Fool!
 
   関税に反対する人々は愚か者だ!
 
   A dividend of at least $2,000 a person ( not including high income people!)will be paid to everyone.
 
 1人辺り最低2,000ドルの給付金が全員に支払われるだろう(高所得者を除く)。
                                                                09/11/2025   Donald Trump 
 

トランプのSNSより

 まさかのバラまきである。
 2,000ドルは約30万円だ。
 本気で言っている?
 
 早速、ベッセント財務長官が、色々な解釈が在り得ると言い、トランプの発言内容の解釈に入った。日本でもあった所得税減税パターンを述べた。2,000ドル分の税金が控除されるという解釈だ。多分、そうなるだろう。
 
 なお2,000ドルの給付金と2,000ドルの税控除では、意味がまるで違う。働かなくても貰える2,000ドルは不道徳で、働いた後、税控除される2,000ドルは道徳的である。この違いは、人間の精神に決定的な差を生み出す。

 これはよく心得ておいた方がいい。天国と地獄を分ける。
 ノーベル経済学賞のハイエクの『隷属への道』もこれがテーマだ。
 ピーター・ドラッカーも『経済人の終わり』で触れている。
 
 詳しい説明はアーサー・ラッファーに譲るが、同じ金額でも、貰い方が違うと、働かない人たちが出て来る。政府はバラまきをやるべきではない。特に一律のバラまきは、精神的に不道徳である。働かざる者食うべからずだ。

 まさか、トランプがこんな事を言い出すとは思わなかったが、かなり焼きが回っているとみるべきか。ベッセント財務長官の対応は常識的である。最近、アーサー・ラッファーが出て来なくなった。嘆いているのか?
 
 最後にテキサス州に現れたデモクラッツ希望の星を紹介する。

 James Talarico's remarks on Charlie Kirk's death    1:48   2025/09/12

    ジェームズ・タラリコ36歳だ。
 プロテスタントの長老派で、牧師だ。
 最も意見が合わない隣人への深い愛が必要と主張する。
 
 この人、レパブリカンズの牙城テキサス州で、上院議員を目指すと言うから驚きだ。この動画では、暗殺されたチャーリー・カークの話をしている。自分と最も意見が合わない人の一人だろう。だから深く愛すると言う。
 
 この人、デモクラッツ希望の星で、一見してキリスト教的だけど、天使は降りて来ていない。それは見て一発で分かった。霊天上界はこの人を応援していない。ま、普通の人だね。言っている事もよく聞くとおかしいし。
 
 「今のアメリカで真の問題は、左右の戦いではなくて、上下の問題だ」と他の動画で言っていたけど、馬脚が出ている。要するに、金持ちは愛せないと言っているのだ。アーサー・ラッファーの話を聞いた方がいい。
 
 この発言、実質的には、マルクス主義だと思う。本人は気が付いていないが、バーニー・サンダースと違いはない。だから受けてるとも言えるが。宗教的に装っているけど、LGBTQもOKだし、堕胎もOKだ。この人は。
 
 当方の判定では、このままだと、ジェームズ・タラリコは死後、天国に行けない。全くキリスト教的ではない。暗殺されたチャーリー・カークの方がキリスト教的で、意見が全く合わなかったと述べていたが、それが答えだ。
 
 トランプの敵ではないが、さりとて、トランプも焼きが回っている。
 困ったものだ。トランプがアメリカと世界をくっつけて、強引に高速回転させると、地球の自転が早まる。どうなる事やら。
 
 何かの参考になり、
 お役に立てれば幸いである。
 ご一読ありがとうございました。
 
                                以上
 
 
 
 


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