国際情勢:トランプは戦争をやるのか?やらないのか?どっちだ?
皆考えていそうな事なので、お題に上げてみた。すでにイランをぶん殴っているから、戦争かも知れないけど、本格的な地上戦はまだやっていない。空爆だけだ。空爆だけだと、戦争というより、戦闘に近くなる。バトルだ。
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トランプも作戦とは言うが、
戦争とは言っていない。
だがクラウゼヴィッツによれば、戦争とは、外交の延長線上にあるものだと言う。戦闘も戦争も、同じ外交の延長線上にあるから、大した違いはないという事になる。そうなると問題は、大規模な地上戦があるかどうかだ。
大規模な地上戦が起きて、戦争ではないと言う事は難しい。空爆だけとか、拠点を奪う小競り合い、銃撃戦であれば戦闘だろう。バトルだ。言い換えると、トランプはイランで大規模な地上戦をやるか?という問いになる。
ではトランプの目的は何だろうか?
ちょっとイスラエルの首相に訊いてみよう。








さりげなく、人のせいにしているが、この発言がマンソンジュでないとしたら(政治家はよく嘘を吐くのでご用心!)、トランプはかなり前からイランをやるつもりだった事になる。
実際一期目の03/01/2020、イラン革命防衛隊の司令官を暗殺した。
そうイラン攻撃は突然ではなく、トランプの中では計画されていた事なのだ。予定にあった行動と言ってもいい。気まぐれで攻撃したではない。イランに核兵器と大陸弾道弾は持たせてはならないとずっと考えていたのだ。
イランの核兵器については、散々論じて来たが、ここで軽くおさらいしておこう。イランのマンソンジュを暴く事が、まず基本的な理解となる。イランはずっと国連で奇妙な主張を繰り返している。
1.核兵器の開発はしていない。
2.核の平和利用を目指している。
3.だから濃縮ウランを沢山作って、濃度をさらに上げたい。
???
国際原子力機関(IAEA)の報告では、イランは60%まで濃縮したウランを持っている。いわゆる、イエロー・ケーキという奴だ。
原子力発電用 → 約 3〜5%の濃縮ウラン
研究炉 → せいぜい20%程度の濃縮ウラン
核兵器級 → 約90%の濃縮ウラン
60%の濃縮ウランをさらに濃縮したいのだそうだ。
何のために?
国際社会がそう問うと決まってこう返す。
イスラエルの核は認めて、イランの核を認めないのは、ダブルスタンダードだと。これはイランの本音だろう。だが裏を返せば、イランも核兵器が欲しいと言っているのと同じだ。馬脚が出ている。
トランプがイランを攻撃した時、ベルギーが発した声明が、国際社会の主流な印象を表明している。「アメリカによるイラン攻撃は明確な国際法違反だが、理解はできる」ま、皆、イランは危ないと思っていたのだ。
では、大陸弾道弾についてはどうだろうか?
トランプが9割がた目標を片付けたと言った翌日、
アメリカの後方基地がイランのミサイル攻撃を受けた。

ミリタリーチャンネル「ミリレポ」

ミリタリーチャンネル「ミリレポ」

ミリタリーチャンネル「ミリレポ」

ミリタリーチャンネル「ミリレポ」
9割片付けたんじゃなかったのかよ。とツッコミたい処だが、アメリカ軍はイランの隠し玉を見落としたのだろう。今回、アメリカ軍はヘマばかりしている。F-15E三機同士討ち、小学校爆撃、そして弾道ミサイルだ。
ここだけの話だが、アメリカ軍の士気は高くない。
特にベネズエラからの転戦組は疲労が蓄積している。
ICEもそうだけど、アメリカ軍も休みがない。
イランの弾道ミサイルはどれくらい脅威度が高いのか?

ミリタリーチャンネル「ミリレポ」
ざっとこんな感じだ。これがイランの能力だ。
だからアメリカはイランの兵器を間引いたのだ。
またちょっとビビの話に戻る。
















日本人的には、うわ、この人、自分で言っちゃったよ!的な反応なんだろうけど、国際社会では言ったもん勝ちである。「俺たちは皆から感謝されている。皆表立って言わないから、改めて言うけど」みたいな感じだ。
それはともかく、イランの脅威度は低くないのだ。
そして石油というエネルギー源を押さえている。
核兵器・弾道ミサイル・石油の三種の神器だ。

これが今、話題のカーグ島だ。
イランの石油の大半を扱っている。
この島はイランの生命線だ。

アメリカ軍は強襲揚陸艦トリポリ他、二隻の揚陸艦を派遣した。





海路で強襲揚陸艦で3,000人の海兵隊を運び、空路で輸送機で2,000人の陸軍空挺団を運んでいる。カーグ島に向かうと思われる。ここを占領すれば、イランから石油を奪い、石油価格もコントロールしやすくなる。
アメリカは、イランの弾道ミサイルを叩き、イランの石油を押さえる。そして本命のイエロー・ケーキを交渉のテーブルに乗せるのだ。トランプはディールを有利にするため、カーグ島を占領すると思われる。
5,000人と言えば、旅団規模だが、島を占領するには、ちょっと多い気がするが、島の周囲にも展開して、島に近づけさせないようにするつもりだろう。ちょうどいい?少なくとも大規模な地上戦にはならない。
イランはカーグ島を失えば、隠し玉をまた持ち出して、中東だけでなく、遠くの国まで攻撃するかもしれない。だが何度もできる事ではないし、中東の国もそろそろ怒って、対イラン戦に参戦しそうな雰囲気がある。
またトランプも、マーケットを見ながら、発言しているので、毎日くるくる言う事が変わる。根っからのエコノミック・マンだから、損したくないのだ。リスキーな地上戦は避けるが、ディールのためなら何でもやる。
という訳で、カーグ島占領は在り得る選択肢だ。
これが戦いを長期化させて、泥沼化するのかどうかは分からない。だがイランは梃子でも動かぬという姿勢を示している。日本語の動画で、以下の話を聞いた。これが本当なら、戦いは長期化する。
【独自】東京郊外で暮らす元革命防衛隊員「彼らは全滅まで、ミサイル尽きるまで抵抗」(2026年3月22日) ANNnewsCH
厄介な事になりそうだ。石油とミサイルは、どうにかなるかもしれないが、イエローケーキを巡って、アメリカとイランで、長く争う可能性がある。そうなると原油価格も、高止まりになるかもしれない。
クラウゼヴィッツの話に戻ると、戦争とは、外交の延長線上にあるものだから、手段としてのバトルはトランプも用いるが、ディールの延長線上で戦争はやらないだろう。トランプはエコノミック・マンだ。損はしたくない。
カーグ島占領は在り得るとしても、ディールの転換点となり得るのか、問題だ。これでイランが降参して、イエローケーキを出すとは思えない。その間、イラスエルはイランの指導層の斬首作戦に走るだろう。激化する。
普通、マーケットを見ながら、戦争をする人はいないけど、トランプのバトルは全てディールのためだと言える。イエローケーキを巡るディールが有利になるなら、バトルも辞さないが、ウォーは避けるだろう。損だからだ。
う~ん。決め手に欠ける。
途中で投げ出さないか?
出口戦略が見えてこない。
この争いで、世界経済は大きなダメージを負う可能性がある。恐らく1970年代、1980年代のオイルショックを超える。特にアジア圏、極東アジア圏がイランの石油の終着点なので、大きな被害が出る。
近日中に、最後のタンカーが日本に着くそうだが、もう三週間以上、イランから出航した日本のタンカーはない。今から出ても、到着は約三週間後だ。長期化したら、かなりの節約を強いられるだろう。
日本の石油備蓄は合計で約241日分だ。
日本滅亡まであと241日?(宇宙戦艦ヤマト風)
ではいつもの報酬だ。

以上
