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なぜ1人の兵士のためにアメリカ軍が動くのか?──F-15E救出劇とトランプの怒りの正体

 たった1人の兵士のために、
 アメリカ軍はここまでやるのか?

 外から見れば、
 どう考えても合理的とは思えない。
 
 またトランプが怒っている。
 見慣れた光景かもしれない。
 
 毎日テレビに出て来て、
 何か叫んでいる。
 
 2026年4月2日、
 この状況を評して、
 フランス共和国
 マクロン大統領はこう言った。

 "Quand on veut être sérieux,
 on ne dit pas chaque jour
 le contraire de ce qu'on a dit la veille."

 深刻でありたいなら、
 前日に言った事と反対の事を
 毎日言うべきではない。
 
 "Et peut-être qu'on n'a pas
 besoin de parler tous les jours."

 そして恐らく、毎日話す必要はない
 
 日本のマスコミでも
 「深刻な話をしたいのであれば、
 毎日話す必要はないのではないか
 と要約されて紹介された。
 
 これは世間一般の感想だろう。
 多くの人がそう思っている。
 
 だが彼は毎日あべこべな事を言い、
 朝三暮四的な事をしているのだろうか?
 
 最近のアメリカ・イラン戦争で、
 直近の出来事、疑問として、
 以下の問題があるだろう。
 
 ➀
 なぜアメリカ軍は
 たった1人の兵士のために動いたのか?
 (撃墜されたF15Eの後席、
 兵装士官の救出作戦の件)

 ②
 なぜトランプはホルムズ海峡の件で
 同盟国に怒ったのか?
 (NATO、オーストラリア、韓国、日本)

 ③
 なぜトランプ政権は兵士の情報を
 リークしたマスコミに怒ったのか?
 (最初は伏せていたが、すぐに流出した)
 
 時にアメリカは、
 理解しがたい行動を取る。

 たった1人の兵士を救出するために、
 200名からなる救出部隊を送った。

 前進基地まで一時構築した。
 輸送機やヘリを使い捨てにした。
 コストは莫大だ。

 しかも、もし失敗すれば、
 さらなる兵士の命が失われる。

 人質に取られれば、
 アメリカは外交上不利になる。

 世論も沸騰して、
 早期撤退も在り得た。

 極めて大きなリスクだ。

 外から見れば、
 どう考えても合理的な行動
 とは思えない。

 なぜこんな事をするのか?

 しかし同じ構図は、
 別の場面でも繰り返される。
 
 なぜトランプは、
 ホルムズ海峡の問題で
 同盟国に強い不満を示したのか?

 なぜ救出作戦の前に
 情報を漏らしたマスコミに、
 強い怒りが向けられたのか?
 (記者会見でgo to jailと言った)
 
 マスコミは『報道の自由』を盾に、
 兵士の情報をリークしている。

 しかしアメリカ軍にとって、
 それは単なる権利ではなく
 もっと根本的な問題だった。

 実はこのマスコミへの怒りと、
 トランプ大統領がホルムズ海峡で示した不満は、
 一見バラバラに見えるが、この二つの反応は、
 ある共通した前提から説明できる。

 アメリカという国家が、
 世界最強であり続けるために
 絶対に譲れない一線だ。

 なぜアメリカは、
 たった1人のためにここまでやるのか。
 その構造を、ここから解き明かしていく。
 
 
 

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