「逃げてもいい」けど、逃げられない時もある。そんなときの“あいだ”の生き方
「逃げてもいい」と言われても、
逃げられないときってありますよね。
HSP気質の私は、
人間関係に疲れながらも
“離れられない関係”の中でどう生きるかを
ずっと考えてきました。
今回は、そんな
「逃げられない時のあいだの生き方」について書いてみます。

現実には、“逃げられない”場面がある
「関わらなくていいよ」「逃げていい」
そんな言葉を、最近よく耳にします。
私も友人を励ます時に使うことがあります。
たしかにそれは、大切なこと。
私もHSP気質なところがあり、
人間関係で無理をすればすぐに心がすり減ってしまいます。
だから、自分を守るために「逃げる」ことも、
必要なことだと思います。
でも、“逃げられない”時もありますよね。
逃げられない現実の中で
離婚できない。
同居をやめられない。
子どもを放り出せない。
そんな状況の人に、
「逃げていい」は時に
非現実的なアドバイスになることも。
学校や仕事のように、
すぐに離れられない“環境”の中で続く関わりもある。
でも、よく見てみると、そこには
「戦う」でも「我慢する」でもない、
“あいだ”の道があるように思うんですよね。
私が見つけた“あいだ”──産後クライシスの体験から
私自身、産後クライシスの時期に
まさに「逃げられない」状況に立っていました。
この時私は専業主婦で、
離婚すれば家もこどもも手放して
一人で生きていかなければならない状況でした。
「離婚して心機一転!」という道もあったけれど、
私にとっては極端で非現実的だったんですよね。
私の本当の望みは
「夫婦で一緒に子育てしたい」だったから。
だから私は、必死で“あいだ”を探しました。
“あいだ”で見えてきたこと
年末年始の短期アルバイトに応募。
「働きながら子育てする」大変さを、
自分の身体で体験してみたんです。
10ヶ月余り我が子と一体だった私と、
父親学級にも参加できないまま、
突然「父」になった夫。
いくら子ども好きな性格でも、
仕事と責任のプレッシャーの中で
戸惑いながら頑張っていたんだと知りました。
短い期間だったけれど、
夫が抱えているものの大きさを
垣間見れた気がしました。
その後、第二子のときには
夫が3ヶ月の育休を取得。
今度は彼が、専業主婦としての私の現実を
知ろうとしてくれました。
そうして少しずつ歩み寄りながら、
私たちは再出発できたんです。
あの時、「逃げられない」と感じていたけれど、
目の前の関係の中にも、“あいだ”の道はちゃんとありました。
そして振り返ってみると、
この「あいだを探す」経験こそが、
今の私の生き方の軸になっている気がします。
「中庸」という、あいだを生きる知恵
「中庸(ちゅうよう)」という古くからの知恵には、
“異なる考えのあいだを見つけて調和していく”
という意味があります。
どちらかが正しい、
どちらかが間違っている、ではなく、
自分も相手も大切にしながら、
現実の中で折り合いをつけていく知恵。
逃げてもいい。
そこから幸せになれるなら、それがいちばん。
でも、もし逃げられない場所にいるなら──
その中でも、“あいだ”を見つけられるよ、って伝えたい。
“あいだ”で揺れながら、生きていけたら
「関わりながら守る」ことも、
「つながったまま距離を取る」ことも、
どちらもやさしい選択。
すぐに答えを出さなくてもいい。
“あいだ”で揺れながら、生きていけたら、
それで十分。
逃げてもいい。
でも、逃げられない場所にいるときは、
“あいだ”を探してみませんか。
その中に、あなたらしい
「ちょうどいい」がきっとあるから。
今日も、ちょうどいいを探してる🪴
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