第五章ショートエピソード〜ある日の団らん
追憶のオリジナル〜氷の女王の眠る街〜
【ショートエピソード】ある日の団らん
こちらは、連載中の「追憶のオリジン」第五章のショートエピソードです。タトは第4章の終わりに怪現象に見舞われ、現在、『タ』と『ト』の二人に分かれています。
本編はページ下のリンクから見てみてね☆
愛の塔でのある日。
五人は暖炉のそばでくつろいでいた。
「『ト』と、レイってなんか似てるよねー」
『タ』の膝の上でまどろみながらミミが言う。
尻尾がゆったりと揺れている。
タとトは静かに笑い、
「そうかな?」
同時に返した。
本から目を離さずにレイが言った。
「不思議じゃないよ。僕らはみんな元は一つなのだから。
何を選んだかの違いしかないんだ。」
ふぅ~ん、と声を出すミミに、ルリがいたずらっぽく尋ねた。
「でも、レイの膝の上には乗らないのね、ミミ?」
ミミは片目を開けて眠そうに答えた。
「ん〜?だって、レイはまだ小さいもーん」
レイが顔を上げてミミを睨んだ。
(ミミが言う?!)
言葉には出なかったが、表情が物語っている。
そのレイの様子に、
タとトは同時に息を詰めるようにして肩を震わせると、
ルリと顔を見合わせてクスクスと笑った。
(おわり)

※タトは第4章の終わりに怪現象に見舞われ、
『タ』と『ト』の二人に分かれています。
ミミ:5歳、レイ:12歳、
タト:15歳くらい、ルリ:16歳

本編はこちら
追憶のカケラ
(設定資料・プロフィール・読みきりサイドストーリーなど)
いいなと思ったら応援しよう!
ここまで読んでくれてありがとう♡