第12回 過去のメンバーと比較される組織は成長するのか?
はじめに──「前の○○さんは…」
「前の施設長はこうだった。」
「前の看護師はもっと動いてくれた。」
「前任者なら、こんなことはなかった。」
組織ではよく聞く言葉です。
比較される側は、まだ実力を発揮する前から評価され、時には自信を失ってしまいます。
しかし、このような組織は本当に成長できるのでしょうか。
ヘヴィメタルの世界でも避けられない比較
ヘヴィメタルの世界では、メンバーチェンジは珍しくありません。
新しいメンバーが加入すると、必ずと言っていいほど比較されます。
「前任者の方が上手かった。」
「前任者の方が良かった」

ですが、そこで過去ばかりを追い求めるバンドは前へ進めません。
新しいメンバーが自分らしさを発揮し、新たな魅力を生み出したバンドこそ、長く支持され続けています。
比較は育成ではない
組織でも同じです。
前任者と比較され続けると、人は挑戦しなくなります。
「どうせ認めてもらえない。」
「何をやっても前任者には勝てない。」
そんな空気が生まれると、組織から新しいアイデアは消えていきます。
比較は評価にはなっても、育成にはなりません。
比べるべきは「昨日の自分」
本当に見るべきなのは、前任者との違いではありません。
昨日より成長しているか。
先月より利用者の満足度が上がっているか。
昨年より組織が良くなっているか。
組織が比較すべき相手は、過去のメンバーではなく、自分たち自身です。
リーダーの役割は「前任者」を語ることではない
リーダーが過去の成功ばかり語る組織では、未来は育ちません。
必要なのは、「あなたなら、どうしたい?」と問いかけることです。
新しいメンバーには、新しい強みがあります。
それを引き出すことが、リーダーの仕事です。
新しい音は、新しい時代をつくる
ヘヴィメタルの名バンドが生き残ってきた理由は、過去を否定しなかったこと。
そして、過去に縛られなかったことです。
組織も同じです。
前任者への感謝は大切です。
しかし、未来を創るのは、今ここにいるメンバーです。
比較ではなく成長を。
過去ではなく未来を。
その視点が、長く愛される組織をつくっていくのだと思います。
「過去は尊重するもの。未来は比較ではなく、創るものである🤘🤘🤘」
