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スタバで編み物をしている女性を見て、小学生の頃の自分を思い出した話し

この間あるイベントの下見に、地元の県庁所在地、まさに玄関口として知られる駅ビルに行った。久しぶりに来たということもあり、たくさん歩いたし汗も出てきた。
休憩したいなと思い、ふっと見たらスターバックスの看板が・・・。
スタバはこの間入ったしな、と思ったが歩くのも大儀だし、入ってみた。

駅直結ということもあり、ビジネスマンが多く仕事の資料を読んでいる人や、商談に近い話しをしている人などで混んでいた。

初めての店舗なので使い勝手がわからず、ストローはどこ?空いている席はあるかしら?とキョロキョロしていたら、店員さんが親切に案内してくれた。

どっこいしょという感じで、荷物をおろしイベントの案内チラシなどを見ていた。お店が狭いということもあるのだが、テーブルや椅子を動かす音が耳につく。
「ガタガタ」という椅子の音が近くでしたので、隣の席に座ったのだということはわかった。


どのくらい時間が経っただろうか。もう帰ろうかなと思い、ふと横を見たら、なんと若い女性が編み物をしているのである。はっきり言って珍しいなと思った。若い子が編み物・・・目が点になるようだった。

私達世代なら、好きな人にセーターや手袋を編むというのは流行った。でもゲームとかスマホとかいじっている世代にも、編み物は健在なのだと初めて知る思いだった。

でも考えてみれば、年下の女友達で編み物が趣味の人は2人いる。すごい好きで時間を忘れて編んでしまうらしい。1人の友達は、自分が編んだ編みぐるみを出展していた。

そうか今でも編み物は健在なんだ。


私は小学校5、6年の時手芸部だった。母が編み物好きで、私も興味があり、そしてたぶん教えてくれるだろうという考えで入部してみた。
手袋やセーターを編んだが、かぎ針や棒張りなどがあり、途中までやって終わり。ほとんど母が手伝ってくれた。

刺繍などもやった。テーブルクロスとかクロスステッチとか。確かスエーデン刺繍とかもあったような。

あとはぬいぐるみとか作った。型紙があり 近所の手芸屋さんに何回も買いに行った。
作っている最中は大変だけど、やはり手作りは心がこもっている。一針一針丁寧に編むセーターは暖かい。

今でも母が編んでくれたセーターは大切にしまってある。

伸びてしまったのか、なぜか大きめなサイズなのだが、これらも母が編んでくれた形見なんだな。また冬が来る。今はいろいろ買い足してしまったので、このセーターもあまり着なくなったけどまた着てみようかな。

今の私から遠ざかった手芸や編み物は、ほとんど忘却の彼方にいってしまったが、懐かしかった。


自分は何が好きなのかわからない時は、子供の頃にやったことを思い出せと聞いたことがある。私は小学校を卒業してからは、そういうこととは違う道に進んだので、手芸は本当に遠ざかった。でももしかしたら好きだったのかもしれない。
その道に進んでいたら、今とは違う人生だったろう。

何を編んでいるのだろう。隣の席なのでジロジロ見るわけにもいかない。
彼にプレゼントするのかな。そういえばクリスマスが来るもんね。大切に完成させてほしい。そしてできれば編み物は続けてほしいな。

素敵な作品に仕上げてね!と心の中で言って席を立った。


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