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【ギャンブルで会社資金を稼いだ!?】現代の配送システムを作った勝負師フレデリック・スミス

どうも、教養人です。

今回は現代の物流システムを確立したフレデリック・スミスの話です。

実はこの人、会社資金がピンチだった時にラスベガスでのギャンブルで資金を立て直したというとんでもない勝負師なんです。

そして彼は不可能と笑われた現代に通じる物流システムを実現しました。
今回はその一連の物語を解説していきます。


不可能と言われた驚くべき彼の物流アイディア

イェール大学で付けらたC評価(=不可能)

スミスはアメリカ・コチカネット州の名門大学・イェール大学の生徒でした。
そこで、彼が出した現代でも使われる革新的なアイディアを綴った経済学の論文にC評価(=不可能)を付けられてしまったのです。


まずはそのアイディアの内容と批判された理由を解説していきます。


「一カ所に集めてから送る」革新的なアイディアと社会の変化の予言

彼が提唱したのは「ハブ・アンド・スポーク」という方法です。

荷物を運ぶ時にあらゆる場所から送られた荷物を一カ所の拠点に送って集めて、そこから目的地に送る」、というやり方です。

一見「え?スタート地点からゴール地点に直行すればよくない?」となるかもしれません。
しかしそこにはとある真価がありました。
ちなみにスタートからゴールへそのまま直行便を出すのはポイント・トゥ・ポイントというやり方です。

教授たちからの批判とこのアイディアの真価

前述の通り、普通に考えてスタート地点からゴール地点に直行するのがセオリー。
中間地点を経由すれば無駄に長くなり、必要な燃料が多くなったり時間も食ってしまいます。
更に当時は配送は旅客のついでで、貨物車なんてあまりありませんでした。


しかし、このアイディアの真価はネットワーク時間管理にあります。
まずネットワーク。
例えば100地点を結ぶ場合、ポイント・トゥ・ポイントでは4950本の路線が必要ですが、ハブ・アンド・スポークならば99本の路線で済みます。
これは大きなリターンです。


次に時間管理。
ハブ・アンド・スポークならば「とにかくハブに送る」「ハブからはとにかく目的地に送る」と、直行便に比べて単純な行動で済みます。
結果、これは時短に繋がります。

そんなに時間を短縮したのはとある理由があります。
それは、「これから精密機器がビジネスに活かされ、故障したらすぐに換えが届くことが必要になる」というスミスの予言です。

この時代(スミスが論文を発表した頃)、コンピューターは大企業くらいしか使っていなかったのですが、スミスはいずれそれが鍵になる時代が来ると考えました。

そうなれば、もし部品が一つでも故障したら、一刻も早く直さなければなりません。
しかしこの時代、配送がいつ届くかなんて分からないのが普通でした。
ビジネスで鍵となっていく精密機器がいつ復活するか分からなかったらマズいですよね。

そこで、スミスは「『絶対に翌朝届く』配送サービスは需要がある」と考えたわけです。

しかし教授たちは「面白いけど現実的に考えて実現不可でしょ」というスタンスでした。
それでも彼はこのアイディアを実現するのです…

アイディア実現への一念発起と倒産の危機

ベトナム戦争経験からの「やっぱりあのアイディアはいけるはず」

大学卒業後、彼は海兵隊としてベトナム戦争に赴きました。
そこで彼は軍の物資補給網を管理する仕事を通してこう考えました。

軍でこんな物資の供給が可能なら、民間でも同じことができるんじゃ?

スミスは帰国した後、不可能と言われたあのアイディアを、ビジネスとして形にする用意を始めました。

FedEx Express設立、しかし倒産のピンチ…

父からの遺産などを使ってFederal Express(現FedEx Express)を設立しました。
いよいよ机上の空論と言われていたハブ・アンド・スポークが形になる時が来たのです。

しかし、Federal Express(以後フェデラル・エクスプレスと言います)は最初から好調というわけではありませんでした。

フェデラル・エクスプレスのカギであるハブ・アンド・スポークは軌道に乗るまでは荷物が少なくとも飛行機を飛ばさなければならないため、スタートしたばっかりの時はコストに苦しめられました。

更にそこにオイルショックに見舞われ、フェデラル・エクスプレスは倒産の危機となってしまいます。

伝説の「ブラックジャック事件」

オイルショックの影響が特に大きく赤字になって倒産の危機となり、彼はあらゆる場所から資金調達をしました。
しかしついに資金が足りなくなった時、彼は文字通りのギャンブルに出ます。
彼はその時、中間地点(ハブ)のメンフィスではなく、ラスベガスへの便に乗りました。
そこでギャンブルに挑んで、会社の資金を増やそうと考えたのです。

そして見事ブラックジャックに勝ち、27,000ドルを手に入れたのです…!

当時の赤字にとっては雀の涙ほどでしたが、スミスはあれが好調の兆しだった、と語ります。

そして最高峰へ

そうやったドタバタの中で何とかフェデラル・エクスプレスは存続しました。
そんな中で彼らは「翌朝届く」という強力な武器を持ち、順調に成長していきました。

さらに
自ら議会に働きかけ飛行機による輸送に関する法律を改正させる

全荷物にバーコードをつけてどこにあるか常に把握できるCOSMOSシステムを導入

・他の大手航空貨物会社を買収する

など、
多くのアクションを起こして、世界最大級の航空貨物輸送会社へと登りつめたのです…!
ちなみに今は細分化して、航空輸送しているのはFedEx Express
以後お見知りおきを!


まとめ

彼はギャンブルを打っていますが、それよりも見習うべきは「不可能」と言われても自分を信じて突き進む姿勢です。

自分を信じることと他人を信じることのバランスに気をつけることは、私たちの日常にも活かせることだと思います。


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