三人のおじさんが三輪山に登って天理で餃子を食べて帰ってきた話
きのう、おじさん仲間のT君とM田くんといっしょに奈良の大神神社に参拝し、御神体である三輪山に登拝してきました。おじさん仲間と言ってしまいましたが、M田くんは32歳なのでおじさん見習いといったところでしょうか(T君は38歳なのでちゃんとしたおじさんです)。ちなみにわたしは53歳で、5月には54になります。
いつもなにかやらかしてくれるT君ですが、今回は待ち合わせの場所を勘違い(地下鉄日本橋駅ホームなのに近鉄日本橋駅ホームに行ってましたが鶴橋で無事合流できました)していたものの、時間的にはちゃんと来られてて偉かったです。
大神神社の拝殿で拝んだあと、登拝口のある狭井神社へと移動しました。登拝は9時からなんですが、到着したのは8時半過ぎでそこでちょっと時間がありました。大神神社の拝殿のところに自祓い(自分でお祓いする)用の祓い串があって、自祓いのやり方が書いてあったんですが、M田くんがそれを見つけてめっちゃお祓いしていました。そのM田くんが狭井神社ではお守りを買うといって宮司さんから熱心に説明を受けていたので、どしたん? と聞いたところ、とにかく色々とやばいんだそうです。
そこで普通なら詳しく聞こか? となるのかもしれませんが、わたしもT君も大抵のやばいことは経験し倒してきているため、その場では「そうなんや」で話が終わりました。T君はどうか知りませんが、わたしがその話やばいなと思うのは最低でも宇宙人に拉致されるところがスタートラインです。
さてそんなこんなで三輪山の頂上にある奥津磐座まで無事に登りきることができました。歳のせいなのか、今回わたしは二人の登るペースにちょっとついていけなくて途中で待ってもらうことが何度かありましたが、体力的にはぜんぜん問題はなかったです。
ところで三輪山には主だった磐座が三箇所あり、一番下の辺津磐座では少彦名命、中腹の中津磐座は大国主(大己貴)命、そして頂上にある奥津磐座には大物主命がそれぞれ祀られているということになっています。日本書紀では大物主は大国主の奇魂であるとされていますが、三輪山での祀られ方をみる限り、両者は別の神なのではないかという気がします。また大国主は大己貴(おおなむち)とも呼ばれますが、おおなむちとは「多名持ち」のことで、大国主には別の呼び名が多数あります。おそらく様々な別々の神を大国主という名で統合したのだと思いますが、それを踏まえても、別で祀られているということはそこにはちゃんとした区別があるのでしょう。
しかしいずれにせよ、三輪山では神社という体裁となる以前より磐座信仰が行われていたのですから、その当時に磐座で祀られていた原初の神がどんな神であったのかは誰にも分かりませんね。そこに神秘的なものを感じます。
大神神社参道のマルシェ
三輪山登拝を無事終えて、参道沿いにある空き地で開かれていたマルシェを覗いてみました。もっちもちのドーナッツが美味しかったです。ちなみに、大鳥居から参道を神社に向けて歩いていくと、参道の終わり近くの右手にクレープを売っている自動販売機があるのですが、ここのクレープはめちゃくちゃ美味しいです。値段も安い(普通のが250円、スペッシャルなものが300円)ので、見つけたら絶対に絶対に食べたほうがいいですよ。

マルシェで見せてもらった園芸種のカラフルなとうもろこしです。おなじ系統の色のグラデーションではなく、赤も青も黄色も緑も混在していて不思議です。青っぽいのを植えても育って出来たトウモロコシは黄色っぽかったりと、育ててみないとどんな色味になるのか分からないそうです。ちなみに関係ないですが、肉のハナマサで売っているモチトウモロコシも白っぽいのと青っぽいのが混ざっていて見た感じちょっと似ています。モチトウモロコシめっちゃ美味しいですよ。味は淡白ですが食感がクセになります。あと、どういうわけか囓っても歯の隙間に挟まらないです。
天理へ
マルシェを後にして、万葉まほろば線(JR桜井線)に乗って天理へと移動しました。天理市は言わずとしれた日本最大の宗教都市です。日本最大というか、そもそも宗教都市って日本には天理しかないのかもしれません。天理市はそもそも天理教がそこにあるから天理市なので、街全体が天理教ありきです。駅を降りたところから、もうすでにそこは天理教の宗教空間です。この記事のタイトル画像はその天理教本部の神殿のファサードで撮ってもらったもので、左はT君で右がわたしです。撮影者のM田くんはこの時点でベロベロに酔っていましたが、ちゃんと水平を取れてて偉かったです。
今回は時間の都合、というよりM田くんが泥酔していて失礼があってはいけないので神殿の中には入りませんでしたが、神殿には信者でなくても自由に立ち入らせてもらえます。木造の建築物としても日本有数の巨大さで、外から見るだけでも初見ではかなり驚くと思いますが、せっかく訪れたならぜひ中を見学させてもらうといいですよ。圧巻です。信者さんの敬虔さとおおらかな雰囲気に触れられるのも、よい経験になることでしょう。
これこそが餃子の正解なのだと分からされる場所
時間は遡って、天理駅を降りて我々がまず訪れたのが駅の高架下に鎮座まします餃子の聖地『餃子の天雅』さんです。前にこの三人で天理に来たときにたまたま入ったのがこのお店だったんですが、めちゃめちゃ美味しくて次は餃子を食べるだけのために天理まで来てもいいよねと帰り道で話していたほどでした。当然、今回は最初からここで餃子を食べることを予定していました。

見てください。美しいでしょう? 餃子に羽根なんかいらんのですよ。わたしは1.5人前、T君は2.5人前、M田くんは3人前を平らげました。餃子を食べながら、T君とM田くんはビールを飲みはじめました。わたしは飲みませんし飲めません。お酒は大麻や覚醒剤よりも格上のドラッグですよ。飲み会というのはわたしに言わせればドラッグパーティーです。
それはさておき、ビールが進んでだんだん饒舌になってきたM田くんを色々いじっていたんですが、6月くらいまでほとんど休み無しで大変だという話をしたかと思うと「ま、でもそのあとは一人になってようやく開放されますけどねガハハ」と、なんか話にオチをつけたみたいに言いました。わたしもT君もどういう意味かぜんぜん分からなかったんで聞くと「いや、まあ言ってなかったんですが僕、離婚するんですよね」と言い、テヘッみたいな顔でM田くんは笑いました。
つまるところ彼の言っていたやばい状況とはそのことだったんですが、前から奥さんと暮らすのが無理だとずっと言ってたので、わたしもT君もさほど驚きはしませんでした。しかし、そのことを言ってないくせにわれわれが知っている体でずっと話していたことにはちょっと驚かされます。道理で「ちょっとなに言ってるか分からない」ことが多かったわけです。
まあそれはそれとして、結婚してから5年くらいでの離婚ということですが、T君なんかは2ヶ月で離婚しているのでぜんぜん普通だと思いますね。わたし的にはM田くんが一人になれば遊びに出かける機会が増えそうなので悪い話ではなかったです。
おまけ:三人のおじさんが前世からつながっているかもしれない話
ここからはおまけなのですが、ちょっと不思議な話を書いてみようと思います。わたしとT君とM田くんは、わたしが以前勤めていたマッサージ店で知り合ったんですが、この三人が出会ったのはもしかすると偶然ではなく、前世からのカルマ的なつながりに導かれてのことかもしれないのです。
話は23年前、わたしが31歳だった頃に遡ります。当時のわたしは東京で働いていたんですが、そこでナレンドラというインド人の霊能力者を訪ねたことがあります。そのことについては in SPIRE に詳しく書いてあるので、よかったら読んでみてください。その話も不思議なものになっています。
この記事ではナレンドラにリーディングしてもらった内容を書いてあるのですが、実をいうと一つだけそこには書かなかったことがあります。それはわたしの直近の過去生、つまり前世についての話です。そのことを書かなかったのは、自分が過去生で何者であったとしても、それを主張するのはエゴイスティックな行為であり、in SPIRE のコンセプトからも逸脱していると考えたからです。そもそもナレンドラがそう言ったからといって、それが真実かどうかを確認することはできないわけですしね。
それに、過去生の自分といまの自分といっても、その自分というのはコーザル体つまり魂のことであって、それぞれの時代を生きているのはカルマ的につながっているとは言ってもただの肉体精神機構です。過去生のエゴと現世のエゴはどちらも幻想ですから、エゴが別のエゴのことを気にすることにはなんの意味もありません。
もっとも、いまの自分の肉体精神機構がここにこのようにして存在している原因は、過去に生きていた他の肉体精神機構のカルマであることも事実です。とはいえ、その過去のカルマをいまのあなたが知る必要はありません。なぜなら、あなたが向き合うべきカルマのすべてはあなたの人生にあり、そのカルマを克服するチャンスもまたここにあるからです。そのカルマがどんなものであれ、過去の肉体精神機構はそれを果たせなかったわけですから、それがどんな肉体精神機構であったかを知ったところで、あなたのプラスにはなりません。だって、あなたはその肉体精神機構よりも新しいバージョンの肉体精神機構なんですから。そしてなにより、普通は過去生を思い出せないのは、思い出す必要がないからです。
というわけですので、まあただの与太話だと思ってお読みください。
さて、ナレンドラから聞かされたわたしの前世とはこういうものでした。
「江戸時代の九州で、キリスト教を信仰している人々を保護していた武士です」
ちなみにナレンドラは日本語を話せず、日本人の奥さんに通訳してもらって話をしています。最初ナレンドラがごにょごにょごにょと奥さんになにか告げると、奥さんは首をかしげて「んん? どういうこと?」みたいな顔をしましたが、それからナレンドラと二言三言交わしてようやく合点がいったのか、上に書いたとおりに伝えてくれました。
それを聞いたわたしの頭に思い浮かんだのはキリシタン大名のことでしたが、おそらく奥さんもナレンドラの話からそうだと思い至ったのでしょう。ナレンドラ自身が日本の歴史における "大名" という言葉を知っていたとは思えませんし、奥さんとのやり取りもそのあたりを説明するのに苦心しているように見受けられましたが、いずれにしてもはっきりとキリシタン大名とは言われず、キリスト教を信仰している人々を保護していた "武士" ということでした。
前世についてのナレンドラの話はたったこれだけで、リーディングの内容のほとんどは in SPIRE に書いたほうの話でした。ですので、その前世でのカルマが現世においてどうこう、という説明もまったく聞いていません。というより、わたし自身が前世の話はどうでもよかったので、それ以上なにも聞かなかったのです。
それっきり、この前世の話はずっと忘れていたんですが、最近になってふと思い出したので、ちょっとだけ調べてみたんです。まず前提として大名であったかそれとも大名の家来の武士であったかも分からないのですが、調べるとすると大名(つまりキリシタン大名)しか手がかりがありません。それに、その時代にキリスト教を信仰している人々を保護するというのは相当の地位と権勢がなければ不可能でしょうから、とりあえず大名ということでいいかと思いました。
もう一つの手がかりは「江戸時代の九州」というところです。実はキリシタン大名は江戸時代に先駆けて安土桃山時代から存在していました。そこで安土桃山時代のキリシタン大名を除外して、江戸時代の九州に実在したキリシタン大名はというと、候補はたった一人でした。有馬晴信という人物です。
有馬 晴信(ありま はるのぶ)は、戦国時代から江戸時代初期にかけての大名。肥前国日野江藩初代藩主。有馬義貞の次男[9]。キリシタン大名で、大村純忠は叔父に当たる。
肥前国日野江藩とは、現在の長崎県島原のあたりです。有馬晴信は色々あって最後は切腹させられているのですが、その後を継いだ有馬直純の代に領地を変えています。それが日向延岡藩で、現在の宮崎県延岡市です。
ここでようやくT君とM田くんの話に戻るのですが、単刀直入にいうと、T君の出身地は宮崎県延岡市であり、M田くんの出身地は島原なんです。有馬晴信の Wikipediaを読んでいて「島原といえば、M田くんの実家のあるところやな」くらいにしか思わなかったんですが、たまたまついでに晴信の息子の直純のページを読んでみて、そこに転封先が延岡と書かれているのを目にしたときはさすがに驚きました。
後日その話を二人にしたところ、意外にも「それはそうでしょうね」という反応でした。特にT君のご先祖は僧兵と偽った隠れキリシタンだったそうで、たしかにT君はちょっと弁慶を思わせる風貌でもあります。わたしたちはそれぞれかなり年齢が離れていますが上下関係はなく、まして主従関係などではまったくありません。そういうところが気に入っているのですが、有馬晴信が人々とどのように接していたのかは分かりません。いずれ彼の伝記的なものを一応読んでみようかなとは思っていますが、正直あんまり気はすすみません。
実際、ここまで不思議な偶然が出揃っても、有馬晴信という名前にわたしはまったくピンと来るものがありません。ですので、もしかしたら晴信臣下の中間管理職的な一武士こそがわたしの前世だったかもしれません。でも、このことを調べるより以前から、九州には一度ゆっくり旅行してあちこち見て回りたいとは思っていました。そんな機会があるかどうか分かりませんが、もしも実現したなら、そのときにはなにか思い出すのかもしれませんね。
さて、これでおまけの話はおしまいです。ちなみに、彼ら二人とは、月刊ムー的なノリのオカルト話やスピ話は結構しますが、in SPIRE や note に書いているような話は一切しません。でもわたしには、二人はそれぞれ人生のどこかでそういったレベルの霊的な話に関心を持つだろうという予感があります。そのときにはわたしはもう生きてないかもしれませんが、わたしの書いたものはおそらく残っているでしょう。そのときに読んでくれたらいいなと思っています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
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