ギフトのお礼 & 書籍『知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか』の紹介
読者様よりカシューナッツ入りのチョコレートとタンポポコーヒーを贈っていただきました😊

さっそくいただきました!どちらもとっても美味しいです😋 ありがとうございました!!
書籍の紹介『知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか』
さて続きまして、めちゃめちゃ面白い本をみつけたので紹介したいと思います。実はわたしもまだ読み終えてなくて、あとすこしなんですが面白いのは間違いないので先にシェアしますね。
内容はタイトルから想像がつく通りで、いわゆる頭のいい人、高IQの人たちが、頭がいいが故に犯してしまいがちな判断の誤りや囚われやすい認知バイアス(これらを知性の罠=インテリジェンストラップとしている)についてたくさんの例をあげつつ、このインテリジェンストラップをいかに回避するかについて考察を重ねていく本です。
前に紹介した『失敗の科学』を楽しめた人なら、この本も絶対に面白く読めるでしょう。
そして、霊的な探求を行っている人(おそらく、わたしの記事を読んでいる方の多くはそうだと思いますが)は必ず読んでおいたほうがよいと思います。「頭のよい人が必ずしも賢く考えているわけではない」ということを本書は教えてくれますが、これは探求者にもあてはまりがちだと思います。
前にも書きましたが、わたしが脳科学や量子論といった科学の話題についてよく触れるのは、わたし自身が霊的な真理を可能な限り科学的に説明しようとしているからなのですが、なぜそうするかというと、ざっくり言うなら読者である探求者のみなさんにこの「知性の罠」に引っかかってもらいたくないからです。
この本を読めば、そうした知性の罠からいかにして自分を守るかについて有益な知見を得ることができますが、知性の罠というものについて知ることそれ自体がまず非常に効果的です。自分は頭がよいと思っている人も思っていない人も、ぜひ読んでください。
ちなみに知能と意識レベルについての注意点についてはこの記事でも触れていますが、高IQだからといってその人の意識レベルが400台かというと、そうとは限りません。意識レベル 400台は知性・理性の領域ですが、それは人生の動機が知性や理性である(つまり科学などの知的探求や学問の追求に人生を捧げているような)人々の領域であるという意味です。もちろん、そうであるだけにこの領域にはIQの高い人々は多いのですが、他の領域にも高IQの人物はいます。意識レベル 200以下のネガティブな領域にはいわゆる高知能サイコパスと呼ばれる人々がたくさんいますし、サイコパスでなくてもプライド(175)の領域にはIQが高くて自分のことを知的な人間だとみなしている人が多いです。
さて、本書ではいくつものパターンのインテリジェンストラップが紹介されていますが、ここではその中から一つ、サンクコストの誤謬について触れておきます。
サンクコストの誤謬
サンクコスト(sunk cost)とは、すでに投下してしまっていて、事業やプロジェクトを中断したり中止しても回収できないコスト(費用や時間や人的コスト)のことです。日本語では埋没費用といいますが、普通にサンクコストの方がよく使われるかと思います。推しのVチューバーに投じた投げ銭はサンクコストですし、怪しい自称スピリチュアルマスターのオンラインサロンやセミナーに参加するために払ったお金もサンクコストです。
このサンクコストを惜しむあまり合理的な判断ができなくなることをサンクコストの誤謬と言います。よく使われる例としては、1800円払って映画を観はじめたところ、10分もしないうちに超つまらない映画だと感じたのに、せっかく1800円も払ったのだから最後まで観ないと「もったいない」と思って観てしまう、というものがあります。超つまらない映画を最後まで観るのは苦痛であるうえ時間の無駄ですから、この場合は超つまらないと感じた時点で映画館を出るのがおそらくは正しい判断です。おそらくは、というのは人生はそんな単純なものではなく、くそつまらない映画を無理して観たあとに素敵な出会いがあったり、ということもなくはないので映画館を出るのが一概に正しいとも言えないという意味ですが、これはまあ気にしなくてよいです。
とまれ、このサンクコストの誤謬は探求者にみられる典型的なインテリジェンストラップでしょう。上にも書いたように、胡散臭いと感じているにもかかわらず特定の自称スピリチュアルマスターにお金を払い続けたりとか、あるいは特定の教えを学ぶのに多大な時間と労力を捧げたために、自分には理解できないし向いてもいないことに気づいていてもその教えから離れられない(奇跡講座の学習者にみられます)といったものです。なお、探求者におけるサンクコストの誤謬は、以前に書いた「一貫性の罠」とも密接に絡んでいますので、そちらの記事もあわせて読んでみてください。とにかく探求者には罠が多いのです。
ところで、「失敗の科学」を書いたマシュー・サイドのこの本もまあまあ面白かったです。「失敗の科学」ほどスリリングではありませんでしたけど、これもおすすめしておきますね。多様性といってもDEI的な話ではありませんのでご安心ください。
関係ないですが、この手の本、つまり主にアメリカの知識人や学者が書いた知的な内容の本(すごいざっくりした括りですけど)の著者って、ほとんどリベラルなんですよね。デビッド・ロブソンも自分はリベラルだと書いていますし、マシュー・サイドもおそらくリベラルです。まあ、アメリカの場合は国民が基本的に共和党員(保守)か民主党員(リベラル)に二分されているうえ、彼らの多くが自分がそのどちらであるのかを公言しているので、意識的にも無意識的にも彼らが書く内容は保守的かリベラル的かの一方にはっきりと寄ったものが多いように思います。
で、上に書いたように、日本語で読めるそうした知識人たちの本はほとんどリベラルなんですよね。わたしは、これは以前にも言ったかと思いますが、日本人としての政治的な立ち位置は保守的です。もっとも、そうなったのはこの10年くらいで、それ以前はほとんどノンポリに近いリベラルでした。恥ずかしながら政治などはどうでもよく、ギャンブルとドラッグにしか関心がないような人間だったわけなのですが、そもそもドラッグに対して開かれていたのも、若い頃からずっと読んできたリベラルな書物による啓蒙の結果だったと思うわけです。わたしの場合は知的探究心がリベラルだっただけで、政治思想までリベラルに影響されることはまったくありませんでしたが、単なる本好きだったのが気づけば政治的にリベラルに染まってしまっていた、と思われる人を、わたしはTwitter(X)で非常にたくさんみました。
なにが言いたいかというと、そのような無意識的なリベラル化(あるいは保守化)もインテリジェンストラップによるところが大きいということです。リベラルがよくないとか、保守がよいとかいう話ではありません。問題は、よいのか悪いのかも分からないままにリベラルになってしまうことがある、ということです。
今回はこれで以上です。タンポポコーヒー、コーヒーとは違いますがよい香りですね。デカフェもよく飲むのですが、あれってカフェインほとんど入ってないとはいうものの、飲むと目が覚めるんですよね。だからあまり遅い時間には飲まないようにしていますが、これなら気兼ねなくいつでも楽しめますね。贈ってくださって、ほんとうにありがとうございました😉✨️✨️
おまけ
tiny yawn は「小さなあくび」という意味です。チルいサウンドが多く、かなり好きです。ちなみに、関係ないですが、本を読む時はLo-Fi 系のYouTubeチャンネルをよくBGMにしています。
おまけその②
めちゃめちゃ面白いです。
お読みくださってありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
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