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「ここにいられて幸せ」を、自分で選ぶ

今日のnoteは、新しく買ったkeychronのキーボードをみんなに自慢したい!という気持ちから始まって、「人生で自分の幸せな環境を選んでいくことって、すごく大切だ」と感じるプロセスを書き連ねてみた記事です。

コロナ禍が始まった2020年から、私はずっと在宅ワークを中心にした働き方を続けてきた。
都内の1Kマンションから茅ヶ崎に引っ越して、広い在宅スペースも手に入れて、朝は海を散歩してから仕事を始める。
1Kの都内の独身ライフから、茅ヶ崎で少し羽をのばして、理想だった海の近くの暮らしを手に入れて、彼氏もいなかったけど、いつでも結婚してもいいように(笑)3DKのマンションに引っ越した。
そして茅ヶ崎に引っ越して1年後、出会った彼と1年付き合って結婚、思惑通り3DKのマンションで一緒に暮らしてる。
そんな「理想の暮らし」を、自分の理想として少しずつ育ててきたつもりだった。

でもここ1年、仕事の内容が大きく変わった。
在宅の時間が減って、東京・埼玉・千葉へ通勤して出社する日が増えた。
仕事そのものにはやりがいを強く感じているし大好き。
久しぶりの出社は大変だったけど、もちろん楽しさもあった。
ただ、ほぼ週5で片道1時間半から2時間の通勤は、正直かなり辛かった…

元々、私は仕事とプライベートの境界線を引くのが苦手。
リモートワークでもメリハリをつけるのが難しくて悩んでいたのに、そこに長い通勤が加わって、毎日が「仕事」でいっぱいになっていった。
飲食業で平日が休みになりやすい夫と、リモートの合間にご飯を食べたり話したりする時間や、朝、海を散歩する習慣。
私にとってのバランスは、そういう小さな時間でできていたのに、いつのまにか「今この時期だから」「仕事が忙しいから」「そうしないといけないから」と、いろんな言い訳をして、すり減っていく自分を受け入れていた。

HSPという言葉は、刺激に弱い、疲れやすい、という文脈で語られることが多い。
確かに私は、人混みや長い移動でどっと消耗する。
でも最近、それは裏返しなんじゃないかと思うようになった。
刺激に弱いということは、その分だけ、環境の美しさや心地よさを人一倍深く受け取れるということでもある。
朝の海の光、部屋に差し込む陽射し、膝にのってくる猫のぬくもり。
私はそういうものを、ちゃんと幸せとして受け取れる。
そう感じ取れる感受性が、私にはある。ありすぎるくらいに。

だとしたら、「仕方ない」で選んだ環境を我慢して受け入れ続けることは、私の一番いいところを眠らせてしまうことなんじゃないか。
通勤で削れていた最近の自分は、まさにそうだった。
せっかく美しさを受け取れるのに、受け取る余白のない毎日を、自分で自分に強いていた。

そんなとき、茅ヶ崎に来てから3年半使ってきたモニターの調子が悪くなった。
ちょうど24インチでは物足りないと感じ始めていたこともあって、思い切って32インチに替えた。
ついでに、キーボードも新しくした。
ずっと使ってきたRealforceの静かな打鍵とは違う体験がしてみたくて、Keychronのメカニカルキーボード、少し重めの軸を選んだ。
黒くて無骨なデザインのキーボードから、ちょっとレトロで可愛いデザインに。
コトコト、カチカチ。ライティングも光らせて、仕事の時間にちょっとしたエンターテイメントが加わった。

keychron V1 max

これは贅沢だろうか、と一瞬思った。
仕事が忙しいのも、ミッションも変わらないし、多くて週5の通勤もすぐには変わるわけじゃない。

でも、違う。

これは、「私はここにいられて幸せ」と感じられる場所を、自分で選ぶという意思表示だ。
毎日いちばん長く触れる場所を、自分にとって心地よいものにする。
それは感受性が豊かな私にとって、どうでもいいことじゃなくて、幸せにまっすぐつながることだった。
そして、「幸せに真っ直ぐつながる時間」は過ごすと決めて、その時間を作れば、自然に増えていく。

私の理想は、犬と猫と夫と一緒に、茅ヶ崎で暮らしながら、大好きな仕事をすることだ。
犬を飼うなら、ずっと出社の生活では叶わない。
だから私は、その理想を「いつか」の箱にしまうのをやめたいと思う。
将来の理想のために今を我慢するんじゃなくて、その理想を生きている自分として、今から環境を少しずつ選んでいく。
モニターも、キーボードも、その最初の一歩だ。

感受性が豊かで、人生の美しさをちゃんと受け取れる人こそ、自分が「ここにいられて幸せ」と感じられる環境を、妥協しなくていいんだと思う。
誰かに用意してもらうのを待つんじゃなくて、自分で選んで、自分で実現していい。

そう思って改めて自分のデスクを見たら、開いたノートの上で猫が丸くなっていた。
海はすぐそこにある。
気づけば、私が育てたかった幸せの一部は、もうこのデスクの上にあった。


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