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【設計思想 #8】Kindleやnoteで「書きたいことを売る」方法。スガシカオに学ぶ、毒をポップで包む生存戦略

昨日、締め切り間際の原稿を書いていたはずが、

気づいたら「美味しい卵かけご飯の作り方」を30分調べていました。

ADHDの脳内は、常にブラウザのタブが100個開いている状態。

結局、原稿は1文字も進まず、

胃袋だけが準備万端という体たらくです(涙)

どうも、メンタルツヨシです。

今日は、僕らクリエイターが一度はぶち当たる、

「書きたいこと書くと、全く売れない問題」について。

「自分の魂を削って書いたのに、PVは一桁……」

そんな絶望から僕を救ってくれたのは、

意外にも、かつて僕が大嫌いだった「あるミュージシャン」の戦略でした。


スガシカオが大嫌いだった理由──「マーケティング」という言葉への嫌悪感

正直に告白します。

僕はかつて、スガシカオというアーティストが大嫌いでした(実話)

きっかけは、何かのインタビュー記事。

「ドロドロした歌詞を、あえて甘いメロディに乗せて届けている」

という趣旨の発言を読んだときです。

当時の僕は、まだ若くて、クリエイティブに対して潔癖でした。

「なんてあざといやり方なんだ」と、激しい拒絶反応を起こしたんです。

ミュージシャンの口から「マーケティング」みたいな話を聞きたくない。

純粋な表現者は、市場なんて気にせず、

ただ書きたいものを叫んでいるべきだ、と思い込んでいた。

でも、フリーランスになり、

コンテンツを作る側として「食っていく」という現実に直面しました。

そこでようやく気づいたんです。

かつての僕が「あざとい媚び」だと思っていたものは、

実は、自分の世界観を死守するための「生存戦略」だったんだと。

食えなくなって初めて、彼の凄さが身に染みました。

スガシカオがやっていたのは、媚びじゃない。

僕らがこの不安定な世界で生き残るための、

唯一の勝ち筋だったんです(涙)

「媚び」だと思っていたものが、実は「侵略」だった

スガシカオさんの歌詞をじっくり読むと、

そこにあるのは「猛毒」そのものです。

人の心の汚さ、ドロドロした葛藤、漂う死の気配。

本来、そんなものは大衆向けの市場には流通しません。

みんな、そんな不穏なものは見たくないから。

だから彼は、それを「甘いメロディ」という名の、

極上のオブラートで包みました。

結果、どうなったか。

大衆は「お、いい曲だな」と甘いメロディに誘われて手を伸ばし、

気づかないうちに彼の「毒(世界観)」を摂取してしまった。

これは市場への「迎合」ではありません。

巧妙な「侵略」です。

彼は市場に合わせるフリをしながら、

虎視眈々と自分の毒を、世の中に植え付けていった。

ポップという形式は、毒を届けるための「トロイの木馬」なんですよね。

僕らのKindleやNOTEも、これと同じ構造が必要なんです。

タイトルは読者の欲望を満たす「砂糖」にする。

でも、本文には自分の「毒」を仕込む。

読者は甘さに惹かれて入ってくるけど、

中身の毒に気づいたときには、もう手遅れ。

あなたの世界観から抜け出せなくなっている……。

ほんと、恐ろしい戦略です(汗)

ポップという形式で、毒を力技で抑え込む

ちょっと詳しく、彼の戦略を深掘りしてみましょう。

当時の発言を漁ってみると、興味深い言葉が出てきます。

1998年頃、彼はインタビューでこう語っています。

「自分の詞は体系としてよくわからないけど、どれもポップミュージックとして力技で抑え込んじゃってる

この「力技でポップにする」という感覚。

これこそが、音楽全体に「違和感」という個性を生んでいるんです。

サウンド、ビート、言葉の強さ。

これらのバランスを、彼は徹底的に設計しています。

あえて「居心地の悪さ」をスタイルとして成立させている。

2016年頃には、さらに踏み込んだ発言をしています。

「死の気配」を通奏低音に流している」

、と。村上春樹さんの『ノルウェイの森』のように、どんなに明るいシーンでも、背後に「死」が漂っている作品に惹かれるそうです。

「本当に書いちゃいけないことは書いていない。でも、それでも書いちゃいけないことが書かれているように聴こえる……。聴き手がゾクッとするような、音楽という名の事件性

こんな物騒なことを考えながら、

あのキャッチーな曲を作っていたなんて。

実は彼、元々はサラリーマンとして企画会社で働いていました。

そのとき女性の上司から、

「自分の作品をかわいがり過ぎるな」

と耳にタコができるほど言われたそうです。

「いいもの」が必ずしも「通る」わけではない。

クリエイティブとビジネスの乖離を、

彼はサラリーマン時代の失敗を通じて、骨身に刻んでいたんですね。

スガシカオが凄いのは、市場に合わせるために「毒」を薄めなかったこと。

毒はそのままで、「砂糖(ポップな形式)」のコーティングだけを極めた。

多くのクリエイターは、売るために毒を薄めてしまいます。

でも、薄まった毒は、もう毒じゃない。

ただの「どこにでもある水」になってしまうんです。

「書きたいこと」と「食うこと」の板挟みにいる僕ら

さて、ここから実践の話に入りますが、

その前に、この記事、有料なので、あなたに必要かどうかを確認させてください。

正直に言いますね。

 向いている人(僕らの仲間)

  • KindleやNOTEを出しているが、全く売れなくて凹んでいる

  • 「書きたいこと」と「売れるもの」の正解が見えず、板挟みになっている

  • マーケティングに嫌悪感があるけど、食えないのはもっと嫌だ

  • 自分の「毒」を消さずに、世の中に届けたいと思っている

 向いていない人

  • すでに売れる型を持っていて、1ミリも迷いがない

  • 「書きたいこと」なんてどうでもいい、売れるなら中身は何でもいい

  • 自分の作品を客観視するのが苦痛で、批判を一切受け入れたくない

この先は、

「毒を薄めずに、砂糖で包んで届ける技術」を深掘りします。

具体的なタイトルの翻訳術や、本文への毒の盛り方、

さらにはAIを「砂糖と毒の仕分け役」として使うプロンプトまで。

無理に読まなくていいです。

でも、「書きたいこと」を守りながら食っていきたいなら、

ここからが本番です。

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