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グッドウェア 7.6オンスTシャツ レビュー|首元がヨレない無地Tを1年着た記録

Tシャツの寿命って、生地ではなく首元で決まると思っています。

胴体はまだきれいなのに、襟だけが波打って伸びている。そうなるともう外には着ていけなくて、部屋着に降格させるか捨てるか。僕はこれを何年も繰り返してきました。

しばらくして知ったのですが、襟が伸びるのは生地が弱いからだけではありませんでした。脱ぎ方と干し方でも、寿命はずいぶん変わります。今日は、そのループからようやく抜け出せた一枚と、扱い方の話です。

この一着との出会い

20代の頃、安いTシャツをまとめ買いするのが賢い買い方だと思っていました。5枚買って夏を回して、来年また買い直せばいい、と。

ところが実際は、ワンシーズンどころか2か月で襟がへたるものもありました。洗濯乾燥機に入れると特にひどくて、干し上がりを手に取った瞬間に「ああ、これはもう駄目だ」と分かる。それでも捨てるのは惜しくて着続けて、鏡を見て気づくわけです。首元がだらしないと、それだけで疲れて見えるんですよね。

娘が生まれてからは、抱っこで襟を引っぱられる機会も増えました。もう安いものを買い替え続けるのはやめようと決めて、そこから「襟が丈夫なTシャツ」を探し始めたんです。

たどり着いたのがグッドウェアでした。1983年にアメリカで生まれたブランドで、日本ではセレクトショップで見かける程度。派手さはまったくないのに、Tシャツ好きの間では襟の作りで名前が挙がる存在でした。

襟がヨレる本当の原因

一枚を長持ちさせるために、僕が変えたことが3つあります。今持っているTシャツにも使えるので、先に書いておきます。

まず「脱ぎ方」。襟をつかんで頭から引き抜くと、当然ながら襟が一番引っぱられます。裾を両手で持ち上げて、下から脱ぐようにしてから、明らかにヨレが減りました。

次に「干し方」。濡れたTシャツは思っている以上に重く、ハンガーに吊るすとその重さが全部首元にかかります。厚手のものは特に危険なので、僕は平干し用のネットを使うか、肩幅の合ったハンガーを使うようにしています。

最後に「乾燥機の温度」。高温は繊維を縮ませて、リブの戻る力を奪います。とはいえ子育て中に乾燥機を使わない選択肢はないので、僕は割り切って、乾燥機に耐える襟のものを選ぶ方向に切り替えました。

着てみてどうか

まず手に取って驚いたのが、襟の厚みです。

一般的なTシャツの襟リブが薄い帯だとすると、これは倍近い厚みがあります。バインダーネック(襟の縁を別の生地でくるんで縫い留める仕様)で、縫い目が二重に走っているのが見て分かる。指でつまんで引っぱっても輪ゴムのように伸びきる感じがなく、すぐ元に戻ります。この時点で長持ちしそうだと分かりました。

生地は7.6オンス(オンスは生地の重さの単位で、数字が大きいほど厚い)で、Tシャツとしてはかなりの厚手です。USAコットンのさらっとした乾いた手ざわりで、着た瞬間に柔らかいタイプではなく、洗うたびに体に馴染んでくるタイプでした。

肝心の1年後です。週に1回のペースで着たので、着用も洗濯もおよそ50回。そのすべてを洗濯乾燥機にそのまま通してきましたが、襟はほとんど変わっていません。少し角が丸くなった程度で、波打ちはゼロです。同じ時期に買った別のTシャツはとうに部屋着へ降格しているので、差は歴然でした。

縮みは、着丈が指一本ぶんほど短くなりました。厚手のUSAコットンとしては優秀な部類だと思います。身幅はほぼ変わっていません。

弱点も書いておくと、厚手なので乾くのが遅いです。梅雨時に部屋干しすると半日以上かかるので、そこは割り切って複数枚を回しています。

こう合わせている

身長172センチ、体重65キロで、普段はMサイズ。この一枚もMを選びました。丸胴(脇に縫い目がない筒状の作り)でゆとりがあり、体のラインを拾いません。着丈は腰骨が隠れるくらいで、パンツにインしてもアウトでも収まります。

生地に厚みがあるぶん、一枚で着ても下着が透けないのが助かります。夏の週末はこれとチノパンだけ。それだけでだらしなく見えないのは、厚手Tシャツの強みです。

在宅勤務の日はこの上にシャツを羽織ってオンライン会議へ。娘と公園に行く日にも着ています。土のついた手で抱きつかれても、洗えば元通り。生地がしっかりしているので、洗濯を繰り返しても風合いが崩れないんですよね。

胸のポケットは、最初はなくてもいいと思っていました。でも実際に着てみると、無地一枚だと寂しくなりがちな胸元にちょうどいい情報量が出る。今は迷ったらポケット付きを選べばいいと思っています。

2枚目、色違いを足しました

1年着て確信したので、色違いを買い足しました。同じ型なのでサイズを迷う必要がなく、届いたその日から主力として使えます。

このブランド、僕の生活圏の店では見かけません。取り扱いのあるショップまで出かける時間も現実的に取れないので、白から黒、生成りやネイビーまで色を一覧で見比べて、サイズと一緒に選んで自宅に届けてもらうのが結局いちばん確実でした。定番の型なので、来年も同じものが買えるという安心感もあります。

安いTシャツを毎年5枚買い替えていた頃と比べて、クローゼットのTシャツの枚数は減りました。それでも、朝に迷う時間は確実に短くなっています。

襟が丈夫なだけで、服は長生きする

Tシャツにこだわりがあるわけではありません。ただ、毎年同じ理由で服を捨てるのが嫌だっただけです。

脱ぎ方と干し方を変えて、襟の厚みという地味な一点で選び直す。それだけで悩みは消えました。もし今、首元のヨレたTシャツを前に「まだ着られるけど外には着ていけないな」と迷っている方がいたら、次の一枚は襟を触って選んでみてください。

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