【合計200スキ突破ありがとう。】40歳の僕が持ってる「手札」を全部並べてみる。
こんにちは、芽芽斗 守(めめと まもる)です。
初回の自己紹介、そして2回目の御礼の記事を通じて、
なんと合計200を超える「スキ」をいただきました。
何者でもない、ただの40歳のおじさんの独り言に、これほど多くの方が耳を傾けてくださったこと。本当に嬉しく、また身の引き締まる思いです。
3回目は、お手並み拝見
新卒入社に例えるなら、初回の記事は「新入社員の挨拶」でした。
緊張しながら自分の名前を告げた私に対して、先輩方(読者の皆様)から
「ようこそ、頑張れよ」と温かい拍手をいただいたような気持ちでした。
続く2回目は、その後の歓迎会での一言といったところでしょうか。
3回目は二次会の席での自己紹介といきたいところですが、
今は二次会文化もなさそうですね(笑)
会社でもそうですが、歓迎ムードが落ち着いた3回目あたりから、
周囲の目が少し変わります。
「で、君にはどんなポテンシャルがあるんだっけ?」
「即戦力って聞いてるよ。お手並み拝見しようか」
そんな視線(期待)を勝手に感じて、いま背筋が伸びています。
形式的な挨拶は終わりました。
ここからはネクタイを少し緩めて、私という人間の中身をお見せしなければなりません。
まずはひとつ深呼吸をして、筆を進めたいと思います。
アイデアの作り方:私の手札を並べてみる
さて、何を書きましょうか。
自己紹介も、所信表明もしました。
これからの記事の方針を決めるにあたり、私がデザイナーから企画職にキャリアを変えるときに、当時の上司に渡された一冊からネタを拝借したいと思います。
ジェームス・W・ヤングの『アイデアの作り方』。
たった100ページのこの薄くて濃い名著によれば、
アイデアとは「既存の要素の新しい組み合わせ」であり、
そのプロセスは以下の通りです。
資料を集める(インプット)
組み合わせを考える
無意識に寝かせる
ひらめき
心身の調子を崩している今の私には、新しい情報を大量に浴びるようなインプットは少々ハードルが高い。
そこで、インプットを「過去の自分の経験」(手持ちのカード)
に置き換えてみることにしました。
前回の記事でもお見せした、私の「手札」を、ざっと並べてみます。
【私の手札】
現在 心身の不調、休職、これからの働き方を考えていること
仕事 デザイナー、企画職、マーケティングの現場で経験したこと
資産 サイドFIREに向けた資産形成(金額そのものより、その過程)
学び 社会人大学院(MBA)での学び、それをどう実務に取り入れたか
夢 40歳からの小説執筆、新人賞への挑戦
生活 地方移住、子育て、留学、ダイエット……etc.
化学反応:意外な組み合わせを探る
ここからが第2段階。「組み合わせを考える」です。
単に「MBAの話」「心身の不調の話」をするだけでは、
もしかしたら、教科書的で面白くないのかもしれません。
差別化するためには、一見関係のない要素を掛け合わせる「化学反応」が必要かもしれませんね。
例えば、私の手札を混ぜ合わせると、こんなテーマが浮かんできました。
① 心身の不調 × 新人賞への挑戦
心身の不調で休職した人間が、なぜ一番エネルギーの要る「小説」を書こうと思ったのか。
「回復」することと「創作」することの、意外な関係について。
② 大きな組織 × キャリアの転換
大きな船を降りて、たった一人、小舟で海に出るようなもの。
「安定」を手放してまで、私が手に入れたかった「何か」の話。
③ デザイン × MBA
「デザイン」はKPI(数値)で測れるのか?
これは制作会社ではなく、一般企業のインハウスデザイナーが直面する最大の悩みかもしれません。
AI時代の今、ただ作るだけの専門職から
「数字(ビジネス)を語れるデザイナー」へのシフトチェンジが
より重要になってきています。
私がキャリアチェンジしたのは10年近く前のことですが、
当時の葛藤と学びをいつかお話しできればと思います。
……どうでしょう。
少しは「おっ、読んでみるか」と思ってもらえたら嬉しいです。
(もちろん今書きながら考えたものなので、これからブラッシュアップしていくかと思います)
若手ビジネスマンへの余談
少し話が逸れますが、もしこれを読んでいるあなたが若手のビジネスパーソンで、期末が終わって少し時間の余裕が出るタイミングなら。
今話した「既存情報の組み合わせ」で遊んでみることをお勧めします。
上司やチームへのメールに、業務報告だけでなく、ちょっとしたアイデアの種を混ぜてみる。
「業界のトレンド × 自社の課題」など、なんでもいいんです。
関係者に共有して、自分の思考の断片を見える形にしておく。
「AIの最新情報を趣味で拾ってるんですが、有益な情報をメルマガ形式で配信したいので、試しに社内で回してみてもいいですか?」
チャットツールで、軽く発信するのでもいいと思います。
それは若手の特権ですし、そこから思わぬチャンスが生まれたりします。
私がデザイナー時代、実際にそうやって仕事を広げてきました。
ちょっとおじさんの小言になってしまいましたね。 こんな小言に需要があれば、そんな「社内政治という名のコミュニケーション術」も、いつか共有できればと思います。
さよならだけが人生だ
さて、今日はこれから面談に行ってきます。
お世話になった方々に、自分の退職をする意思を伝えるのは、
やはり寂しいものですね。
唐の時代の詩人・于武陵(うぶりょう)の『勧酒』という詩を、井伏鱒二が名訳した一節が、今の私の心に浮かんでいます。
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
この言葉が頭をよぎるのは、決まって年度の区切りが見えてくる時期です。今回は、少し早かった。
これまでは、毎年の異動の知らせを見て「誰か」の名前を探してきました。
「あの人が異動か」「あいつが辞めるのか」と。
けれど今回は違います。
誰かが、どこかで私の名前を見つける。
そして、その驚く姿や、せいせいする顔(笑)、
「さよなら」を言う姿を、私はもう見ることはないのかもしれません。
さみしいですが、それもまた人生ですね。
いってきます。
【引用・参考文献】
・ジェームス・W・ヤング著、今井茂雄訳『アイデアのつくり方』(CCCメディアハウス)
【2026/01/15 追記】
小説家を目指すことになった思いはこちらの記事に書きました。
よかったら続けて、読んでみてください。
