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北陸新幹線で出会う、“静けさ”の美しい街。富山を巡る旅

北陸新幹線で東京から約2時間。
富山県は、雄大な自然だけではなく、美しい建築やアート、歴史ある街並みが共存する魅力的な場所だった。

富山駅周辺から宇奈月温泉、高岡エリアまでを巡りながら、「静けさ」と「美しさ」を体感してきた。

今回は、そんな富山旅の記録をご紹介。


富山駅

富山旅のスタート地点。

駅を降りるとまず感じるのは、“街の整い方”の美しさ。
路面電車がゆっくり走り、ガラス張りの建築が街に溶け込み、どこか北欧の都市のような空気感が漂っている。

派手さではなく、静かに洗練されている街。


📍富山市ガラス美術館

世界一美しい図書館」とも呼ばれる《TOYAMAキラリ》。

隈研吾氏による建築は、木材とガラスが柔らかく融合し、自然光が館内へ優しく差し込む空間になっている。

吹き抜けを見上げるたびに、木のルーバーがまるで森の中の光のように広がっていて、本当に美しかった。

建築好きにはもちろん、本が好きな人にもぜひ訪れてほしい場所だ。

学生の頃、もしこんな空間で勉強できていたら、もう少し賢くなれていたのかな……なんて思ったり。
ガラス作品も幻想的で、光と影、水や空気のような透明感に思わず見入ってしまう。

「建築」と「アート」と「日常」が自然につながっている、素晴らしい空間だった。


📍富山県美術館

環水公園のそばにある現代美術館。

立山連峰を望むロケーションが素晴らしく、建物全体が“景色を楽しむための装置”のようだった。

屋上の「オノマトペの屋上」は、大人でもつい童心に返ってしまう空間。

こんな小学生みたいなことして楽しんじゃう

アートを鑑賞するだけでなく、身体で楽しめる美術館という感じが心地いい。

館内の静かな空気と、外に広がる雄大な景色。
富山の“余白の美しさ”を感じられる場所だった。


宇奈月温泉

富山駅から電車で約1時間半。
黒部峡谷の玄関口として知られる温泉街。

山々に囲まれた静かな街で、川の音と涼しい風がとても心地いい。

📍河鹿

まずは駅前でお昼ご飯。
訪れたのは、釜飯が人気の「河鹿」。


名物の釜飯は、炊き立てで提供される。
ふっくらとしたご飯に具材の旨みがしっかり染み込んでいて、ひと口ごとにほっとする味だった。

富山おでん
出汁がしっかり具に染み込んでいて、優しい味わい。


旅先でこういう“落ち着くご飯”に出会えると嬉しくなる。


📍黒部峡谷トロッコ電車

宇奈月温泉といえば、やはり黒部峡谷トロッコ電車。

窓のない開放的な車両に揺られながら、黒部峡谷の大自然を進んでいく。
切り立った渓谷、エメラルド色の川、山々を抜ける風。

うなづき湖 湖面橋

トロッコ電車の終点は「猫又駅」。
「猫又駅」は日本で唯一猫がつく駅だ。
作業員専用の駅らしいが、能登半島沖地震の影響でこの先が通行止めとなっているため、前線開通までの期間限定で乗降することができるらしい。

猫好きの私にとってはかなりアツい駅だ!

猫又駅という由来
黒部峡谷には、いたずらばかりする猫がいたと伝えられており、この猫は尾が二股に分かれ、まるでシッポが2本あるように見えたことから、「妖怪猫又」とよばれるようになったのだとか。

少し不思議で、ちょっと怖くて、でもどこか可愛らしい。
そんな伝承まで含めて、この場所の魅力になっている気がした。

猫又展望台

📍やまとや

温泉街を歩き疲れた頃に立ち寄ったのが、「やまとや」。

とうふスイーツが人気のお店で、素朴な外観ながら観光地らしい温かみがある。

とうふプリンソフト
小瓶に入ったプリンの上に、たっぷりと渦を巻いたソフトクリーム。ひと口食べると、豆腐の優しい風味がふわっと広がって美味しかった。



📍黒部・宇奈月温泉 やまのは

今回宿泊したのは「やまのは」。

温泉に浸かりながら景色をぼーっと眺めていると、都会で無意識に張っていた緊張が、少しずつほどけていく感覚があった。



ご当地ガチャ

旅先で見つけると、ついやってしまうご当地ガチャ。

黒部宇奈月温泉駅で見つけて、思わず挑戦💪

富山ブラックラーメン ゲット

こういう小さな旅の思い出、結構好きだ。


高岡駅

富山駅から約30分。

高岡は、富山とはまた違った“歴史の深み”を感じる街だった。
銅器や鋳物文化が今も根付いていて、歩いているだけで職人の街らしい空気を感じる。

どこか落ち着いていて、静かで、少し渋い。
そんな雰囲気がすごく好きだった。


📍ドラえもんの散歩道

高岡市は、ドラえもんの作者・藤子・F・不二雄先生の出身地。

高岡駅前の「ドラえもんの散歩道」には、ドラえもんやのび太、しずかちゃんたちの銅像が並んでいて、まるで作品の世界に入り込んだような気分になる。

のび太くんの真似しちゃうくらいには
まだまだ気持ちは小学生


子どもの頃に見ていたキャラクターたちに、大人になって旅先で再会する感覚がなんだか嬉しかった。

銅像の足元には、藤子・F・不二雄先生からのメッセージも刻まれていて、とても温かい気持ちになる場所。


📍国宝 高岡山瑞龍寺

壮大で美しい国宝寺院
高岡旅で特に印象に残った場所だ。


加賀藩前田家ゆかりの寺院で、壮大な伽藍配置と左右対称の美しさに圧倒される。

総門を抜けた瞬間、空気が変わる。

静寂の中に緊張感があり、凛とした時間が流れていた。

鉛板葺きの屋根、長い回廊、木材の質感、天井画。
細部まで美しく、歩くだけで心が整っていく感覚がある。

建築や空間が持つ力を改めて感じた場所だった


📍高岡大仏

「日本一の美男」と呼ばれる高岡大仏。


高さ16mの青銅製阿弥陀如来坐像は、近くで見ると想像以上に大きく、穏やかな表情に思わず見入ってしまう。

街の中に自然に溶け込んでいて、地元の人たちに愛されている存在なのだろうなと感じた。


📍amida coffee(アミダコーヒー)

高岡大仏のすぐ隣にあるカフェ。
入口に掲げられた大仏カステラの看板が印象的で、「目が合ったら買うのが吉」というユニークな言葉に思わず惹かれ、店内へ。

中に入ると、落ち着いた色調と洗練された雰囲気が広がっており、歴史スポットの隣とは思えないほどオシャレなカフェ空間になっていた。

ここで人気なのが「大仏カステラ」。
見た目がとにかく可愛く、手に取った瞬間に笑顔になるような魅力がある。

しかもお菓子として美味しいだけでなく、おみくじ付きという遊び心あふれる仕掛けがあり、観光の思い出づくりにも嬉しい。

優しい甘さで、旅の休憩にぴったりだった。
(小吉でした。笑顔でHAPPY☺️)

大仏参拝の後にひと息つくのにぴったりな、センスの良いカフェ。
高岡大仏に訪れたら、こちらもぜひ寄ってみて欲しい。


おわりに

富山は、“派手な観光地”ではないかもしれない。

でも、街並みや建築、自然、そしてそこに流れる静かな時間が本当に美しかった。

ガラスの透明感。
寺院の静寂。
温泉街のやわらかな空気。
そして、高岡に根付く職人文化。

歩くたびに、この土地の丁寧な時間の積み重ねを感じる旅だった。

次に訪れるなら、雪景色の季節だろうか。
白く染まった富山の街も、きっと静かに美しいだろう。

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