ダムに沈んだ故郷
愛するチームが消滅の憂き目にあっていた日々
多くの仲間たちが家族や友人、同僚などから
「サッカーチームがなくなるだけでしょう?」
「別のチームを好きになれば?」
などの無理解を投げつけられ苦しんでいた
サッカーに興味がない、応援するチームがない、そんな人たちにこのつらい気持ちをどう説明すればよいのか、仲間内で話し合ったことがある
『恋人と別れる』残念ながら比較にならない、スケールが違う
『子供を失う』これは重すぎる、生命にはたとえられない
『ペットを失う』これもしかり
さまざまな案を出し合い、最終的に出た結論は、
『故郷がダムに沈む』
愛するチームを失うことの説明にこれ以上のたとえはないとの結論に至った
たくさんの思い出、仲間たち、将来の夢・希望、あらゆる可能性、唯一無二のホーム、還る場所
そういったものをあの日すべて、私たちは奪われたのだった
