親を超える怪物は、こうして生まれる
ライオンとトラを掛け合わせると、ライガーが生まれる。
ライオンよりも、トラよりも大きい。
世界最大級のネコ科動物になる。
ところが、父親と母親を逆にすると、今度はタイゴンが生まれる。
同じライオンとトラなのに、こちらは親より小さい。
受け継ぐ遺伝子は、どちらも半分ずつのはずだ。
それでも、どちらを父親にし、どちらを母親にするかで、結果はまるで変わる。
組み合わせによって、眠っていた性質が暴れ出す。
異なるものを混ぜても、中間が生まれるとは限らない。
ときには、親のどちらにも現れなかった性質が、怪物のように姿を現す。
親の中に隠れていたものを、異常な形で引きずり出した存在だ。
他にも、レオポンやジャグライオンなど、さまざまな交雑種が生み出されてきた。
人間の好奇心とは、不思議なものだ。
