生成AIには作れない、読まれる記事とは?
生成AIによって記事が量産できるようになった今、読まれる記事ってどんな風に変わったんでしょうか。
記事一つが「役に立つ」「おもしろい」かどうかよりも、その人の発信全体を通してにじみ出る「人柄」や「人生観」が大事なんじゃないかと思っています。
つまり、リアルな自分を表現している記事、が読まれているのではないか、という仮説です。
発信なんてしたことない、コンテンツ消費専門の私が語るのは大変おこがましいです。でも、毎日7時間もコンテンツ消費しているからこそ、何を求めて記事を読んでいるかは熱く語れる、と思って書いてみます。
けんすうさんがこんな記事を出していました。
中身は面白いので読んでいただくとして、これを読んで、語り口ににじみ出る「人柄」や「人生観」、つまり人そのものに魅力を感じるのではないか、と思いました。
生成AIの登場によって記事はどう変わったか
少し前は内容が大事だった
少し前の発信のセオリーは、読者の役に立つ内容を、わかりやすく発信することでした。発信者も少ないし、記事数も少ないので、良質でわかりやすい記事の価値は高かったはずです。
生成AIによって、そこそこのクオリティの内容が量産される
ところが、生成AIの登場によって、そこそこのクオリティのわかりやすい記事は5分程度で作れるようになってしまいました。今はそこら中にAIに書かせたと思われる記事が巻き散らかされています。
良質でわかりやすい、だけでは埋もれてしまって、なかなか読まれるようになるのは難しそうです。
内容の価値がだだ下がり、相対的にその裏の「人」の価値が爆上がり
AIでの量産により内容がある記事の価値が下がったら、代わりに上がるのは何でしょうか?
それが、記事の裏にいる「人」だと思います。
私のように何時間もコンテンツ消費をしている人はたくさんいます。では、こういう人は何に時間を使っているかというと、記事を読んで「人」を知ること、仲良くなることに時間を使っているんです。
個人の経験と、経験に裏打ちされた考えや示唆が価値を持つ
記事の裏にいる「人」の価値が上がる。ということをかみ砕くとどういうことなのか書いてみます。
リアリティがある体験談
「人」の価値を活かせる一つの例が、リアリティがある体験談です。
その人個人の経験に基づく、リアルな体験談はすごく面白いし、自分だとどうなるか、ということを予測するのにも使えます。
AIは数多の体験談を学習して、それっぽい内容を作ることはできます。でも、どうしても最大公約数的な答えしか返ってきません。
AIで得られるざっくりとした答えではなくて、ピンポイントで一次情報を探しに行く、という目的でわたしは体験談を読んでいます。
例えば、こんなものを読んでいます。
・給料の8割を投資に回したら、どうなったか
・35歳でリタイアして無職になったら
・妊娠中に海外出張に行ったら何に困ったか
・理系ワーママの転職記
・0歳と2歳を連れた国内旅行
「人」のユニークな経験、つまり生成AIに記事を書いてもらうと消えてしまう、リアルな細部にこそ価値があると思っています。
人生観がにじみ出る考えやTips
「人」の価値のもう一つの例が、人生観に基づく記事の一貫性だと思います。
よくある考えやTipsでも、人生観がにじみ出るようなものは読んでしまいます。人生観に共感したり、こんな人になりたい、と思う人が書くものだったら、他の考えやTipsも読んでみたいと思うものです。
記事が大量にあるからこそ、自分の価値観や今の環境・状況にあった考え方やTipsを効率よく読みたいと思っています。そのために「人」がどんな価値観を持っていて、どんな人生を送ってきていたのかが垣間見えると、安心して他の記事も読みたくなります。
例えば、こんなものを読んでいます。
・主体的に人生を生きていきたいと思っている30代が心がけていること
・仕事の成果より人を優先した人の仕事観
・仕事人というアイデンティティを捨てられないワーママの仕事術
・育児を500%楽しむための時短術、外注テク
記事が大量にあって、アルゴリズムに任せていると自分が好きな記事になかなかたどり着けないからこそ、「人」の人生観を頼りに、大量にある記事から、自分の好きな記事を探し出しています。
だからこそ、見つけてもらうためにどんな記事にも人生観を滲ませる、自分らしさに価値があると思います。
リアルな自分を表現すると、記事が読まれる
生成AIで記事が量産される中で、どんな記事が読まれるのか、コンテンツ消費者の立場から考えてみました。
大衆向けの記事は簡単に量産できるからこそ、より読者それぞれの状況にパーソナライズした記事が読まれます。
つまり、リアリティある体験談の価値が上がります。
そして、大量の記事があるからこそ、読者は自分にパーソナライズされた記事を探すために、気に入った「人」の記事をしつこく読むようになります。
つまり、人生観がにじみ出る記事で、「人」を知ってもらうと、他の記事も読んでもらえるようになります。
ということで、リアリティある体験談と、自分の人生観がにじみ出る記事を書いて、とことんリアルに自分を表現すると、記事が読まれるのではないか、という仮説でした。
おまけ:人を数字やビジネスの種にしか見ていないと感じると逃げ出したくなる
昨日からnoteを書き始めましたが、スキやフォローをしてもらえてうれしいです。
ウキウキしながら初めてフォローしてくれた人を見に行くと、300スキくらいついた3行くらいの自己紹介と、AIが書いたと思われる記事が2記事。スキやフォロワー集めの活動かな、と思ってそっとブラウザを閉じました。
noteのアルゴリズムはよくわかりませんが、じぶんがされて嫌なことはしないでおこう、と思っています。
フォローやスキは、他の記事も読みたい/仲良くなりたい人、すごく共感したり面白いと思った記事にしています。
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