【練習日誌】ユーモアの齋藤隆太
平素よりお世話になっております。
政治経済学部政治学科3年の齋藤隆太です。
本日の練習は、一言で表すなら「風に振り回された一日」でした。
南の風1〜4m/s。数字だけ見ると穏やかですが、実際の海上では風の筋が現れたり消えたり、「今日はこっちだよ」と教えてくれたかと思えば次の瞬間には「やっぱり違う」と手のひらを返してくる、なかなか気まぐれなコンディションでした。
午前中はスタート練習を行いました。
良い位置につけたと思ったら風が消え、少し出遅れたと思ったら突然風が吹いてくる。まるで海の上でじゃんけんをしているような感覚です。しかも相手はルールを毎回変えてきます。
そんな中で改めて感じたのは、ヨットは風と戦う競技ではなく、風と対話する競技だということです。
もちろん対話といっても、風は返事をしてくれません。こちらが必死に問いかけても、「それは自分で考えてください」と言わんばかりに向きを変えていきます。だからこそ、自分の感覚だけでなく、周囲の艇や海面の様子を観察し続けることの重要性を再認識しました。
午後はコース練習を行いました。
上マークまでは良い順位で回航できるレースもあり、「お、今日は調子が良いかもしれない」と思う場面もありました。しかし、その後のダウンウインドで順位を落としてしまうことが多く、現実はそう甘くありませんでした。
せっかく積み上げた貯金を下りで使い切ってしまうレース展開が続き、「上りの自分」と「下りの自分」が別人なのではないかと疑いたくなるほどでした。
特に、艇速を維持しながら風の変化を捉える力にはまだ課題があります。レースは上マークで終わるわけではありません。上りで作ったアドバンテージを最後まで守り切れるよう、引き続き改善していきます。
直近で大きな大会はありません。しかし、この期間こそ成長するための大切な時間だと考えています。
華々しい結果ばかりを追い求めるのではなく、タックやジャイブ、ボートハンドリングといった基礎を一つひとつ見直し、「急がば回れ」の精神で取り組んでいきます。もっとも、ヨットの場合は回りすぎるとロスになるので、適度に回りたいと思います。
次の大会でより良い結果を残せるよう、日々の練習を大切にしながら着実に前進してまいります。
最後になりますが、お忙しい中いつも温かいご支援、ご指導をくださるOB・OGの皆様、本当にありがとうございます。皆様のご支援が私たちの大きな力となっています。
今後とも明治大学体育会ヨット部への変わらぬご声援のほど、よろしくお願いいたします。
