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腹みせた蝉運びゆく黒き群

大暑が過ぎ8月7日の立秋になれば、暦の上では秋に
なっています。その日から俳句も秋の季語を使います。
蝉・蟻・アゲハ蝶は夏の季語ですが
七夕・鱗雲・カマキリは秋の季語です

この地方では、七夕は8月7日に祝います。
子供のころ、学校では7月7日と習うのに
どうしてうちの七夕は8月7日なの?と母を困らせたことがありました。
その答えはこうでした。7月は雨が多いから。織姫さんと彦星さんが会えないから、8月にするんだよと言われ、それもそうだと納得しました。
しかし、平安時代からずっと日本は太陰太陽暦(たいいんたいようれき)を用いており、それを新暦に統一したのは明治6年のことだそうです。
母はそこまでは知らず、ただ風習に従っていただけでしょう。

学校ではおかしいなと思うことがたくさんありましたが、
もちろん誰にも聞けないので、何もかも母に聞いていました。
でも、何も言えない代わりに観察力はあったように思います。

大暑から立秋までの二週間は、夏至から一か月後で、一年で一番暑い時期です。その暑さの中で、変わりなく生死を繰り返す命があります。
それをじかに見られる環境にある、今の暮らしが結構好きです。



偶然にもアゲハの卵が二個
一個は今朝産んだもので、白っぽくなっているものは二日ほど経ったものです。明日には幼虫が生まれるかもしれませんね。蜘蛛が見つけて食べるのと
どちらが早いのでしょう?

5日目
8日目
11日目


12日目


14日目

 

15日目


アゲハ蝶の成虫は、新芽の先に黄色い卵を産みます
卵からかえった幼虫が柔らかい新芽を食べられるように
また、とげのある山椒や柑橘の葉を選びます・・・
鳥が近づきにくい植物を選んでいるのです。
でも蜘蛛にも狙われています。
あちこちに蜘蛛の巣が張り巡らされています。

おやおやこんなに暑いのに
今朝の空には鱗雲です
空はもう秋の準備をしているようです。


蝉の穴


抜け殻いっぱいあります
いるのは隣のさくらの木です
畑に前の道路に転がっていました。

穴から出てきたクマゼミの幼虫は
金柑の木で成虫になり
鳴きつくし、一か月の命を終えました。
その骸(むくろ)黒い蟻が分解して運んでいきます。
自然はなんと合理的にできているのでしょう?


オクラの葉を落とすと
生まれたてのカマキリが必死に上に登ろうとしています。
7月の末は、真夏だと思っている人が多いと思いますが、
季節は、もう次へと移りはじめているのです。
同じように暑くても、同じ日は一日もないのです。
そのうちつくつくほうしが鳴き始めるでしょう。
確実に日の出は遅くなり、日の入りは早くなってゆく。

コンクリートで固めた土地では味わえない
微妙な季節の変化を、わたしはいち早く感じ取っています




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