目黒区・江戸川区が挑む、データ活用の新しい潮流 ー 東京都区市町村DXawardで優秀賞を受賞
目黒区 データ活用チーム 武山です。
目黒区と江戸川区が共同提案で取組む、東京都版データ活用人材育成スキーム「TIDE(タイド)」が、東京都区市町村DXaward「DXアイデア部門」で優秀賞を受賞しました!

今回は、提案までの流れと、取組の裏側についてご紹介します。
1.「TIDE」が目指す未来
プロジェクトの中心となるのが、「Tokyo Innovative Data Education」、略して「TIDE(タイド)」という育成プログラム。
この名称には、3つの意味がありまして。
東京都全体にデータ活用の潮流(TIDE)を広げる
自治体のデータ活用への態度を変革する
データ活用に前向きな自治体が増えつつある今、好機(TIDEのスラング)ととらえ、このムーブメントを加速させる
自治体に訪れ始めたデータドリブンの流れを止めることなく、東京都(ひいては全国)一体となって盛り上げていきたいという気持ちを込めています。
ディスカッションやBIツールの操作研修を通じて、個々の職員が扱っている事務事業の施策立案に、データをぜひ活用していただきたいと考えています。
2.なぜ目黒区と江戸川区なのか
DXaward参加中、「どうして目黒区と江戸川区が一緒にやっているの?」と聞かれることがありました。
たしかに、同じ東京都特別区(23区)とはいえ、距離的にもやや離れていますし、人口規模や産業特性も異なっている2団体の名前が並ぶのは不思議に感じられると思います。
これには、大きく2点理由があります。
1つは、TableauというBIツールのユーザー同士であり、データの取り扱いや活用状況について情報交換をする関係性があったという点。
もう1つは、どちらともデータ活用人材育成の研修を独自で行っているという点です。
特に人材育成については、事業者委託やeラーニングを活用してはいるものの、自分たちで独自の研修体制を形作るのに苦労している・・・というのが共通の課題であることがわかりました。
・・・では、一緒に研修プログラムを作ってしまえばいいのでは?
それを持続可能な形にすればいいのでは?
そうすることで、様々な利点があるのでは?
より汎用性の高い人材育成スキームの開発が可能に
それぞれの区が持つデータ活用のノウハウや経験を共有
異なる行政課題に対するアプローチ方法の学び合い
研修プログラムの開発コストの効率化
まさに、自治たちとしての「違い」を活かした連携を狙う2団体がタッグを組んだ形となります。
3.ネーミングの舞台裏
実は「TIDE」という名称、当初は「TokyoDataToranoAna(東京データ虎の穴)」という仮ネーミングがされていました。
しかし、
「虎の穴」って往年のプロレスファンにしか通じないのでは?
「虎ノ門」という地名をイメージしてしまわない?
との意見をどこからともなく笑 受けた結果、再考することに。
そこで、生成AIを使って新たな名称を考えることにしました。
4.AIとのやり取り
さっそく考えてもらいました。
「データ活用人材育成の研修タイトルをつけて」!
ユニークで印象的な案を考えてみました。
・「データ錬金術師養成講座」
・「シビックテックマスター道場」
・「未来都市クリエイター育成プログラム」
・「デジタル行政の匠を目指せ!」
・「データドリブン自治体への道」
うーん、どことなくうさん臭さが漂いますね。
スタイリッシュにしていきましょう。
「TokyoDataToranoAna」のように、アルファベットを使ったタイトルにして。略称が英単語になるようにして。
わかりました。アルファベットを使い、「TokyoDataToranoAna」のようなリズム感や印象的な響きを持つタイトルを考えてみました。
1."DASH: Data Analysis for Smart Governance Hub"
DASHは「急ぐ」という意味もあり、迅速なデータ分析と行動を連想させます。
2."TIDE: Tokyo Innovation through Data Excellence"
潮(TIDE)のように、データ活用の波が押し寄せるイメージです。
3."SPARK: Strategic Public Administration with Real-time Knowledge"
火花(SPARK)のように、データがアイデアを生み出す様子を表現しています。
4."LIFT: Local Insights for Future Transformation"
データ活用で地域をLIFT(持ち上げる)するイメージです。
5."GRIP: Governance Revolution through Intelligent Processing"
データをGRIP(掴む)して、統治を革新するというメッセージが込められています。
お、2.のTIDEがいいですね、Tokyoという言葉も入っていますし。
ただ「through Data Excellence」はやや優雅にすぎる表現かと思い、Excellenceに代わる単語を設定したいです。
考えるのは大変なので、AIに例示してもらいましょう。
データに関連する、「E」で始まる英単語を10個あげて
データに関連する「E」で始まる英単語を10個挙げます:
1.Extract - 抽出する
2.Evaluate - 評価する
3.Explore - 探索する
4.Enhance - 強化する
5.Encrypt - 暗号化する
6.Estimate - 推定する
7.Export - エクスポートする
8.Empower - 力を与える
9.Educate - 教育する
10.Evolve - 進化する
これらの単語はデータの処理、分析、活用、保護などさまざまな側面に関連しています。
「9.Educate!」そうですよ、教育ですよね。最初に思いつけという話ですが、効率的に候補を洗い出せたのでよしとします。
こうして、AIの出してくれた案を組み合わせて、
「Tokyo Innovative Data Education」=「TIDE(タイド)」が誕生しました!
ちなみに、「TIDE」という単語そのものにスラングで変な意味があったら嫌なので、調べてみたところ「好機」というポジティブな意味があることがわかりました。
5.広がる可能性
目黒区と江戸川区による「TIDE」は、自治体におけるデータ活用人材育成の新しいモデルケースにしていきたいと考えています。
その名の通り、データ活用の波が東京都全体に広がり、さらには全国の自治体へと波及していく可能性を秘めています。
今回の受賞を契機に、関係各所とも調整を進めながら、研修プログラムの開発に邁進して行きたいと考えています。
興味のある自治体のみなさま、お声掛けください!
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