親の知らない場所で、娘はちゃんと世界をつくり広げていた
親の知らない場所で、娘はちゃんと世界をつくり広げていた
昨夜、宿泊していた友人たちと娘が出るイベントへ行ってきた。
その場所には、娘の友人たちや仲間、仕事でお世話になっている方々が、入れ替わり立ち替わり訪れていた。
心地良く温かな空気が流れ、そこにいる誰もが自然体で、その時間を楽しんでいるようだった。
以前、家に遊びに来てくれ一緒に日帰り旅行へ行った友だちもいらして、わざわざ挨拶に来てくださった。
数年ぶりの再会だったが、その後の出来事や近況など、いろいろな話ができてうれしかった。
娘の学生時代の仲間たちは輪になって楽しそうに語り合い、仕事でお世話になっている方々とも自然に言葉を交わしていた。
その姿を見て、娘が日々大切に積み重ねてきた人とのつながりを感じた。
印象的だったのは、娘が一人ひとりと丁寧に向き合っていたこと。
ただ顔を合わせるだけではなく、その人との時間そのものを大切にしている様子が伝わってきた。
家で見る顔とは違う、プロの凛とした顔できびきびと役割をこなし、その合間にはたくさんの仲間たちとリラックスした笑顔で談笑している。
見ていて胸がいっぱいになった。
そのとき、ふと気づいた。
娘は、私たちの知らない場所で、ちゃんと自分の世界をつくっていたのだと。
人とつながり、信頼を育て、支え、支えられ、応援し応援されながら、少しずつ世界を広げていた。
親の私たちが見て知っているのは、娘のほんの一部だったのだ。
こんなにもたくさんの素敵な人たちの中で、花が咲くような笑顔で話している娘を見られて、ただただうれしく、ありがたい気持ちになった。
その温かい場をつくってくださった方、足を運んでくださった方、日々娘を支えてくださっている方々へ、心から感謝したい。
そして、そんな温かな場所に呼んでくれた娘にも、ありがとうと伝えたい。
子どもは、親の知らない場所で、ちゃんと育ち、自分の世界をつくり広げている。
昨夜、私はそのことを静かに教えてもらった。
