見出し画像

あれこれ本バナ19 紙 or 電子 ~ハンチバックインパクトホールフルーツチョコレートテリーヌ~

前回の話↓

ここから今回の話↓

 はい、耳読と点字読の話はここまでにします、今からは本題の「紙で読むか、電子で読むか」の話を展開します。

 なんかこう、読者の皆さんがとっつきやすいかと思って、紙か電子かってタイトルにしたんですけど……どうですか?やっぱり紙の本で読むのがイイですか。

 紙の匂いが好きとか、紙のページをめくる感覚が好きとか、ありますよね。


 そういう文化的なコメント吐き合って楽しそうにしてる健常者は呑気でいいよな。


 これは2023年第169回芥川賞を受賞した市川沙央氏の受賞作『ハンチバック』の中で重度障がいを持つ主人公井沢釈華が地の文でぼやいた言葉、確かこんなだった。

 井沢釈華は市川沙央氏の分身で、作品を通して健常者が当たり前のように読書を享受していることへの恨み・憎しみが書かれている。

 こちとら紙の本を1冊読む度に背骨がつぶれそうになるのに、とか書かれていたりする。

 氏が芥川賞の贈呈式で話した内容をネット記事で読んだけど、「怒りだけで書いた」らしい。うん、インパクトのある小説だった。さっきの、文化的なコメント吐き合って楽しそうにしてる健常者は呑気でいいよな、このくだりが記憶に焼き付いて消えなかったです僕は。

 その意味でインパクトがあったということです。たった1回の体験で印象に残るものっていうのは誰かに伝えたくなる、インパクトが強いから伝わりやすい側面もあると思う。




 インパクトつながりで思い出されるのが京阪電車北浜駅から歩いて10分くらいの所にあるチョコレート菓子店カカオティエゴカンのチョコレートテリーヌ。正式名称はちと長くてホールフルーツチョコレートテリーヌと言う。


↑パッケージ。


↑中身。


 書くのが面倒なのでテリーヌと呼ぶ。

 こいつがヤバイ。30数年生きてきて初めて味わった。ふるえるほどにうまいチョコレート。

 ふるえるほどうまいって端的な言い方だけど、これもインパクトありますよね。ふるえるほどうまいよって言われたら気になってしょうがなくなってしまう、聞いた人にそうさせてしまう心理作用が何かあると思う。

 この表現はとあるカレー屋店主からの受け売りなんですが、また後で書きます。



 テリーヌの話に戻るけど、食べた感じはガトーショコラというよりはチョコレートムースに近い気がします。

 但し、普通のチョコレートムースを、布団を押し入れに収納する時に使う圧縮袋にめいっぱい詰め込んで掃除機を使い限界まで圧縮したかなり高密度なやつってイメージです。

 味は、間違いなくチョコレートなのだけれど今まで食べたどのチョコレートとも違っていて、果物を食べた時のようなフレッシュな、果肉のみずみずしい味わいが口の中に広がる、チョコレートなのに。

 少し大人な味わいかもしれない。砂糖を一切使っていないらしいので砂糖のあのわかり易い甘みはしない、けどブラックチョコレートのように苦みが強いかというとそうじゃなく、苦みはメインの果物のような甘みを邪魔しない程度に感じられて、これがまた心地良い。

〈つづく〉

~追記~

※この記事投稿の2026年2月時点では、ホールフルーツチョコレートテリーヌは残念ながら終売となっていました…(´;ω;`)

 カカオティエゴカンのホームページ見たら商品紹介ページにテリーヌが載ってなくて、「あれっ!?前あったのに…」おそるおそる北浜にある高麗橋本店に電話で問い合わせてみると、「申し訳ございません…終売となりました」…(´;ω;`) 材料が手に入らなく(手に入りにくく、だったかなスマセンうろ覚え)なったためだそうです。

「テリーヌの代わりというか、似たような商品はあったりしますか?」
「あの商品と似た食感(スタッフさん確か「食感」と言ったような)のチョコレートは…ないですね…」

 ということで似た商品もないそうです。

 幻のテリーヌになってしまった…。紹介しときながら申し訳ございませんm(_ _;)m

いいなと思ったら応援しよう!