大人の発達障害と間違われる 「集中力がない」「本が読めない」人の本当の原因 | アスペルガー | ADHD | ASD | 自閉スペクトラム | 視覚認知【脳内視力ラボ】
オープニング
松本:皆さんこんにちは。脳内視力ラボ所長の松本です。

たざりー:こんにちは。脳内視力ラボ研究員のたざりーです。

たざりー:このチャンネルでは、発達障害やHSP、日々なんとなく生きづらいなって感じている方、それから、肩こりや眼精疲労がなかなか取れないっていう方に向けて、普通の眼科や眼鏡屋さんではまず教えてもらえない、目と脳の関係について、所長に深掘りしていただきます。
所長、今日もよろしくお願いします。
この記事は、YouTubeチャンネル「脳内視力ラボ」Vol.1の内容をもとにまとめた記事です。
動画で見たい方はこちらからご覧ください。
たざりー:所長、早速なんですけど、今日はですね、視聴者さんからこんなお悩みが届いてます。
視聴者:「こんにちは。私は仕事で書類を読むのが極端に遅くて、どうしても行を飛ばしてしまったり、同じ行を何度も読み直してしまうんです。集中しようと頑張れば頑張るほど、文字がチラチラ踊って見えて、全く集中できないんです。メールも誤字脱字が多くて、上司に怒られることもしょっちゅうです。正直辛いです。これって大人の発達障害なんでしょうか?」
たざりー:というご相談なんですが、所長、こういう方って実際に多いんですかね?
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文字が上手に読めない理由
眼球視力・脳内視力とは?
松本:うん、そうですね。うちの方に来られるお客さんでは、すごく多い例ですね。そういう症状っていうのは、具体的に言うと、自分では全く無意識で気づいてないんですけど、視点・目線っていうのが、自分では分かってないだけで、うろうろして焦点が定まってない場合って結構あるんですね。
松本:自覚してないだけで、それを自覚できるぐらいだと、結構重症な人なんですよね。だからそういうところをちゃんと眼鏡で矯正とかもできるので、そうすると全然違うようにはなるんですけどね。
たざりー:映像が脳に届いていないとか、でそういうのってどういうことなんですかね?
松本:一般の眼鏡屋さん眼科さんでやってるのは、眼球視力っていうところで終わりなんですね。眼球視力っていうのは、両方の目にどれだけ綺麗な映像が映ってるかっていうので終わり。
松本:例えば、視力検査とかで1.2とか1.5とかっていうやつなんですけども、昔は1.0見えてたのに、近視・遠視・乱視、色んな原因があって、右目も左目も視力が0.1になっちゃった。じゃあまずいねっていうことで、眼科さんや眼鏡屋さんに相談に行くと、その人に合った眼鏡やコンタクトを処方して作ってくれる。じゃあそれを付けた瞬間に、0.1、0.1がつけたら1.0、1.0になった。はい良かったね、おしまい。ここで終わるのが眼球視力。
松本:でその先が脳内視力と言って、脳内視力っていうのは具体的に何を言っているかというと、目と脳の関係性、伝わりですね。普通に考えると、両目に映った映像で終わりですよね。
松本:でその先っていうのが何かっていうと、じゃあ両目の眼球に映った映像っていうのは、両方と視神経伝わって、100%脳に届いて、脳が映像処理して理解できていると、本当に見えてるっていうことが言い切れるんですね。ただ結構こういう検査ってしてるところが少なくて、やってないので、本当に届いているかどうかっていうのは分かっていない。
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脳内視力が悪い
3つのパターン
松本:で実際検査をしてみると、結構な人が、右目も左目も視力があるにもかかわらず
「①右の眼球に映った映像は脳に伝わっているのに、左は全く伝わってません」とか、逆に、「② 左は伝わっているのに、右は伝わってません」とか、「③ ちぐはぐにランダムに脳に届く」っていうような、悪い3パターンに入っている人っていうのが結構いらっしゃいますね。
たざりー:なるほど、ありがとうございます。大人の発達障害だと思い込んで、所長のところに来る方もいるんですかね?
松本:結構いらっしゃいますね。
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発達障害とそっくり!?
視覚認知機能の症状とは?
松本:僕はお医者さんじゃないんで、発達障害かどうかっていう判断はもちろんできないんですけども、発達障害の症状と視覚認知機能の症状、かなりそっくりなんですよね。
松本:例えば、注視ができないっていうのが一番の共通点なんですけど、世の中って二種類に分かれてて、注視できる人間、すなわち、的を得た見え方の人と、的を得てない見え方の人って、やっぱり二種類いるんですね。
松本:的を得た見え方っていうのは、自分の見たいところにパッと目がいって、注視ができる人。
松本:的を得てない見え方っていうのは、見たいところがあるんだけど、全体を見ちゃって、注視ができないので、取捨選択に困って、あっ、どれを見たらいいんだろうって思ってる間に、間違ったり、終わってたりするっていうことですよね。
松本:なので、結構、発達障害って言われてる方っていうのは、注視ができずに、例えば、本を読んでも読み飛ばし・読み直しが多いとか、読解が遅いとかっていうのも、そういう原因がかなり考えられるんですけども、そういうのも、病院に行くと発達障害っていう感じで一括りで見られていることが多いですね。
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脳内視力の症状
斜位ってどういう症状?
たざりー:脳内視力に問題がある人ってどれぐらいいるんですか?
松本:データ的に僕も自分でも取ってるんですけど、大体二人に一人っていうように言われてますね。それだと大げさかなと思うので、三人に一人ぐらいかなっていう感じなんですけども。
松本:医療的な話をすると、それは斜位というところなんですね。斜視ではありません。
松本:斜視はご存知の方もいらっしゃると思うんですけども、要はもう目が外に開きっぱなしとか、内に行きっぱなしとか、上下がちょっとずれちゃってそのままの人。こういう方っていうのは、両方の目が使えると、複視といって、ものが常に二つになるんですね。
松本:だからまずいっていうことで、それじゃ生活が成り立たないので、どちらかの視神経に抑制といって、エネルギーで通線棒をして、片目を全く使えなくしてて、それだと片目なので、もの二つに見えなくて済むので、そういうことをやっているので、やっぱ斜視の人はもう莫大に脳疲労が頭疲労が激しくて、偏頭痛肩こりですっごい悩まされている方っていうのもかなり多いんですけども。
松本:斜視っていうのは、基本的に医療的になると手術っていう方法もあるんですけども、やはり最近ではあの手術っていうのもあまりされているお医者さんは少ない。複視状態にならないんだったら、片目の視覚でもいいんじゃないですかねっていうので終わるっていう場合が結構多くて。
松本:そして、その斜視の手前、斜位っていうのがあるんですね。斜位っていうのは、常に目がよそを向いたりとかずれてるっていうことはほぼないんですね。目はまっすぐ向いているから、人の見た目上は一切わからないんだけども、実は斜視と同じで、視点がずれてるんですよ。
松本:斜視っていうのは、自分でもう視線のコントロールが効かない人、治らない人。斜位っていうのは、一瞬でも自分の力で治ったら斜視じゃないんですよね。斜位なんですね。
松本:だから斜位の人っていうのが大まかに言うと、二人に一人とか三人に一人いるから、もうちょっと興味を持ってもらいたいなっていうので、「脳内視力」っていう言い方をしています。
たざりー:斜位とか斜視で脳を使っている人は、それほど疲れているということですかね?
松本:普通に考えると、右目と左の眼球に映った映像っていうのは、何も考えずに漏れなく脳に届くはずなんです。自分で脳や目を使わなくても焦点ってずれずに合うはずなんですよ。それが正常なんですけども、斜位や斜視があると、それがずれちゃって、自分の中でコントロールが効かない状態なので、それだと生活がやっぱりしにくいっていうことになるので。
松本:ダブったりとか、2つになろうとしているのを1つにちゃんとしてくれるのは、すごく脳を使うんですね。やっぱりそういう人ってストレスがすごくあるので、やっぱ疲れ方、これ偏頭痛の原因になったりとか、あとミスが多いとか、集中力がないとか、気が散っちゃうとか、そういう原因になっても不思議じゃないですよね。
松本:プログラマーをしてる人がうちにやっぱり、疲れ肩こり偏頭痛がひどくて、間違いも多いし、かなり苦労してると相談に来られて。
松本:症状を言うと、画面がちらちらして、疲れやすかったり、集中できなかったり。その方って結構光過敏を持っている方だったので、もちろんパソコンとかだったら眩しいじゃないですか。だからブルーライトカットとかを色々やっても全然効果がないと。
松本:その方っていうのもやはり脳内視力不足、目と脳の関係性だったりとか、片目遣いだったりとかっていうのを繰り返し色々とやってるから、そういうことになっているっていうことなんですけども。
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所長の体験談
特殊なメガネを掛けて
世界観が変わった日
松本:実を言うと、僕自身がですね、僕こういう脳内視力ラボっていうのをやってて、結構発達障害の子なんかを見ているというのは、僕がそっち側の人間なんですね。
松本:僕は小学校の時にはですね、正直言うとですね、普通学級は行けてない人間なんですね。昔で言うところの特殊学級っていうところの人間なんですね。
松本:特殊学級になるとどういう子供たちが入ってるかっていうと、小児麻痺で体が半分動かない子とか一緒なんですね。一緒のクラスに混ざってたんで、僕はそのクラスの中ではエリートでした。ちょっと多動とか、落ち着きがなかったりとか、全く勉強ができないとか、運動ができないっていうのはあったけど、五体は満足に動いてたし、それなりに嗋れたんで、自分結構いけてるなって思ってたんですけど。
松本:たまに普通学級に帰ってみると、やっぱ全然ついていけないんですね。普通の子ができることがうまくできない。
松本:僕実を言うとノート取れって言われても取れないんですよ。なぜかって言うと、視点の的が定まらないんで、見えてるんだけどわからないんで、取れないんですよ。
松本:で本読めって言っても、普通ね本読む時って、頭に入れよう思ったら読み方って1個しかなくて、右目が一行目見ると左も一行目を見てれば読解しやすいんだけど、僕実は、大人になって、メガネ屋に就職して色々と自分で研究して検査をしてみたら、右が一行目見てるのに左が20行先見るような目だったんですよ。
たざりー:20行もですか!
松本:大げさな話、右目が一ページ目を見て、左が二ページ目を見てるような目だったので、右と左と違う意味が同時に届いてくると、読解なんか全く分かんないし。ただそれ大人になって分かっただけで、その当時の僕っていうのはそんな意識もないし、初めからそうだったしで。
松本:特殊学級行く前に一応大学病院に行って精密検査も受けたんですよ。で異常がなかったんですね。残念ながら視覚認知機能、斜位とかっていうのは、病院では見てくれてないので、いまだにそうなんですけども、だから発見されないんですよ。ただノート取れない、教科書読めない、運動できない、普通学級無理だねっていう事実があったので、普通学級にはついていけないからそっちの学級に行っちゃったっていうのが事実で。
松本:自覚がないんですよね。ちっさい時からその見え方で慣れてるし。僕は複視があったんですよ。僕の場合結構ひどい方なので、物がよく2つに見えてたんですね。ダブって。で気合と根性を入れてるとか、集中してる時は物が一つで、見ようと思えば見れるんだけど、ぼーっとしちゃうとね、すぐ物がダブって2つになるんですよ。
松本:その症状もお医者さんに言ってたんですけど、「人間って集中できないと物が二つになる人もいるよ」って言われて、おしまいだったんですよ。今から考えるとおいおいと思うんですけど。
松本:色々そういうこともあって発見されなくて、色々とね辛い思いをしたっていうか、そういうのもあって、やっぱりちょっとでもこの視覚認知の情報っていうのを、ちょっとでも多くの人に知ってもらいたいなっていうのが本音なんですね。
松本:で僕が自分で20歳でメガネ屋に就職して、眼鏡の専門学校も行って、眼鏡の勉強をしていくと、視力じゃないところ、目と脳の関係性とか、焦点がずれてるとか合ってるとかっていうのは、眼鏡の専門学校でちゃんと教えているところなんですよ。視覚認知機能は。
松本:でそこっていうのは、残念なんだけど、眼科さんも眼鏡屋さんもあまり取り組んでない。なので、そこの大切さっていうか、そこで救われる人って結構いるんだよっていう情報を発信したいんですよね。
松本:僕がですね、実際にメガネ屋さんになって勉強していって、自分でメガネ作った時に、ノートも取れるようになったし、本もちゃんと読めれるようになったし、集中もできるようになったし、物が2つダブって見えなくなったんですよ。
松本:遠近感・立体感・距離感っていうのが、あ、こういうことだったんかっていうのが初めて分かって、全然世界観も違ったし、色の鮮やかさも全く変わったんですよ。
たざりー:それは眼鏡をかけて気付いたってことですよね?
松本:そうです。自分でそういう検査をして、わざわざそういう特殊なレンズを入れて作って、初めて分かった世界観なんですね。やっぱりねこういうことに悩んでる人いっぱいいるんですよね。
松本:実を言うと、その遠近感・立体感・距離感が分かるようになったとか、すごく集中できるようになって勉強ができるようになった気になったとかっていうのも、ものすごく嬉しかったんですけど、一番嬉しくて安心したことっていうのは——
松本:自分はバカじゃないんだっていう。あ、ちょっと目がおかしかっただけなんだっていう。
松本:それまでの自分っていうのは、自分が努力できない人間なんだとか、自分はもう馬鹿なんで、努力しても無駄なんじゃないかなっていう感じで、かなり人生投げやりでしたね。
たざりー:そういう経緯があったんですね。
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脳内視力を回復させる
簡単なトレーニングってあるの?
松本:ビジョントレーニングといってトレーニングがあるのはあります。
松本:例えば、遠くの方を見て、遠くの緑を見ると、やはりリラックスできるので、そういうのも目の疲れを取るには有効だと思いますし。
松本:あと人間遠くを見る時には開散と言って目が開いて、近くになればなるほど輻湊と言ってずっと寄り目にしていって、一番手前はね、寄り目でものを見てますよと、ピント合わせてますよっていうことなので。
松本:遠くと近くをこう交互に見て、開いたり寄ったりするような筋肉の運動っていうのをやると、例えば輻湊がしやすくなったら近くが疲れにくくなるし、開散がしやすくなれば遠くを見るのが疲れにくくなる可能性があるので、そういうのをするっていうのも手かもしれませんね。
たざりー:ありがとうございます、
脳内視力の症状に
悩んでいるあなたへ
所長。今回お便りくれた視聴者の方に何かコメントとかありますか?
松本:やっぱりそういう症状ですごく悩んでて辛いと思うんですけども、実際それって自分の気合いとか根性不足であるとか、努力不足であるとか、そういう話じゃないと思うんですね。自分でやる気があってそういう症状が出ているので、かなり辛いと思うので。
松本:それっていうのは、やっぱり検査してみると、本当のところどうなのかっていうのが分かるっていうのが一番気づきが大きいのかなと僕は思いますけどね。
たざりー:所長、今日は貴重なお話ありがとうございました。最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
松本:そうですね。僕のYouTube見ていただいて、ちょっとでも気づきがあれば嬉しいです。こういうのに興味があれば、僕と同じような検査をやっているメガネ屋さんもあるでしょうし、ビジョントレーニングされている施設もあるでしょうし、そういうところにちょっと足を運ばれるっていうのも一つの手かなと思います。
たざりー:最後までご視聴いただきありがとうございます。面白かった、ためになったという方は、是非高評価ボタンとチャンネル登録をお願いします。コメント欄であなたの目の悩みとか体験談も是非教えてくださいね。全部目を通させていただきます。
それではまた次のnoteでお会いしましょう。
