【旅の実践編①】「この列車、ウィーンミッテに行きますか?」|シニア夫婦の32日間ヨーロッパ旅行
長く計画して準備してきた、32日間のヨーロッパ旅行がいよいよスタート。
ここから、旅のリアル記事を少しずつ書いていこう。
関空からヘルシンキまでは13.5時間の飛行だ。
関空発が22時15分、ヘルシンキ着が朝の5時すぎ。
ラッキーなことに(実はちょっと期待していた)、機体後方の3席並びの通路側だったのだが、真ん中の1席が空席だった。お互い通路側に座り、真ん中の席に脚を伸ばして寝ることができた。
なかなかぐっすりとは眠れなかったが、それでも2〜3時間は眠れたと思う。
ヘルシンキ空港に到着してすぐ、eSIMの通信手続きをやってみる。失敗しないように、事前に保存していたYouTubeを見ながらスマホを操作した。
すぐにネットがつながり、家族LINEに報告。
ネットがつながると、本当に心強い。
ウィーン行き乗り継ぎ便は9時25分発で、4時間待ち。セキュリティを通過して軽く朝食。
……サンドイッチ2つとコーヒー2杯で28€、5,100円!値段は全然軽くなかったけれど(笑)。

その後、入国審査へ。有人の入国審査だった。
私が先にカウンターへ行くと、どこに行くのか、いつまで滞在するのか聞かれたので、訪問する都市と国を順番に伝えた。もちろん英語!!
「ウィーンに2泊、ザルツブルクに移動して……最終的にアムステルダムに行きます」
と言ってほっとしたら、
「いつまで?」
続けて「誰と?」
と聞かれた。
ちょっと聞き取れなくて「ん?」という顔をしたら、もう一度、
Who’s traveling with you?
と言われたので、
“With my husband.”
って、サクッと答えることができた。
結構長い質問だったのに、割とスムーズに言えて、自分で「私、やるじゃん」って思った。
夫は後ろからついてきて同行者だと分かったので、英語が分からないと気づかれたのか、何にも聞かれなかったらしい(笑)。
先に行ってよかった〜。
ヘルシンキ空港でのトランジットは4時間。セキュリティと入国審査は30分ほどで終わったので、かなり待ち時間があった。ムーミンショップをうろうろしたり、写真を撮りまくったり、完全にお上りさん状態だ。

ニョロニョロが迎えてくれる
ウィーン行きの飛行機はほぼ満席。隣に座っていた長身の男性と目が合い、お互いにニコッと笑い合ったりして、そんなこともなんだか嬉しかった。
ウィーン国際空港に到着したのは、5月13日午前10時50分。
自宅を出てからほぼ20時間経っていたが、意外と元気だ。
到着後、預け荷物の受け取りへ。
「バゲッジクレームどこ?」と思っていたら、夫が「荷物のイラストがあるからこっちだ」とスタスタ歩いていく。
英語が読めなくても、どこへ行くべきかすぐ分かる方向感覚の鋭さ。
この方向感覚のおかげで、この後の旅行中もすごく頼りになった。
なにせ、私は地図を見てもどちらに行くのかさっぱりわからない。大体が反対方向へ行くタイプだから(笑)
無事に荷物を受け取り、空港からウィーン市内へ移動。
Airbnbの説明では、空港からS7線(近郊列車)に乗り、ウィーンミッテ駅へ。そこからU3(地下鉄3番線)で5駅、そこから歩いてすぐ、とある。
まずはS7乗り場を探せ。
ウィーン空港から市内へは、やたら緑のCAT(シティ・エアポート・トレイン)の乗り場と切符販売機が目立つ。
CATは高いから、近郊電車で十分だと事前に調べていたので、電車マークを頼りに進む。
なんとかホームにたどり着くと、目の前にCATの車両が。「この後にS7が来るんだろう」と思って待っていたのだが、電光掲示板に表示されるのは次のCATの時刻ばかり。
よく見ると、壁に「乗り場は170メートル向こう」らしき表示。
「あ、乗り場が違う!」
急いで移動し、ようやくS7線を発見。停車中の列車に飛び乗った。
でも、本当にウィーン市内方面へ行くのか心配で、乗り合わせたドイツ人風のご婦人に、
“Does this train go to Wien Mitte?”
(この列車、ウィーンミッテに行きますか?)
と聞いてみた。
すると、
“We aren’t sure. Hope so.”
(私たちも分からないけど、そう願ってるわ)
だって(笑)。
別の男性にも同じ質問をしたら、「そうだよ」と教えてくれたので、ようやく安心して座る。
ウィーンミッテ駅に到着。
U3線を探し、乗り場で24時間券を購入した。自販機はまだ自信がなかったので、切符販売窓口で買う。英語も通じたし、クレジットカードも使えた。
ふぅ。

地下鉄の乗り場を探していると、通りすがりのおじさんが、
「あっちにEVがあるよ。そのかばんを持って階段を降りなくていいよ」
と教えてくれた。
おお、言葉が通じるって幸せ。
U3線でAirbnb最寄り駅へ。そこから徒歩6分らしいのだが、よく分からずうろうろ。
「連絡はWhatsAppを使って」とメッセージが来ていたので、初めて使ってみる。使い方がよく分からず何度かトライ。
もう、何もかもチャレンジだ。
なんとかAirbnbにたどり着くと、アシスタントの人が待っていてくれて、重いスーツケースを運んでくれた。
チェックインは15時なのに、13時半には部屋に入れた。
持参したドリップコーヒーを入れて、ほっと一息。
30分ほど休んで、荷物を少し整理したら元気が出た。

せっかく24時間券(トラム・地下鉄・バス全部使える)を買ったので、予定していた「ウィーンリンク一周」を決行することにした。
どれもこれも豪華絢爛。歴史的建造物が立ち並ぶウィーンの街にびっくりする。
その後、シュテファン大聖堂、ホーフブルク王宮、国立図書館へ。
結局ランチ抜きで歩き回り、スーパーで夕食と朝食を買い込む。
ワインとランプ肉を思い切って買って、その夜は豪華ステーキディナーになった。



自宅からウィーンまでの初日と二日目は、本当に大大冒険だった。
15年前にヨーロッパを旅した時はツアー旅行で、英語も分からずおろおろするばかり。個人で列車を乗り継ぐなんて考えられなかったし、スーパーで買い物するだけでも緊張していた。
英語を長く勉強してきて、特にこの数ヶ月は、ノブ先生の「音で学ぶ英語」「話せる英語」に特化したコースで練習してきた。
そのおかげで、英語が聞こえる。聞きたいことが口から出る。
それだけで、旅がすごく自由で、自信が持てる。
シニア夫婦、32日間の大冒険は、まだ始まったばかりだ。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
この後も珍道中が続きます。旅しながらなのでゆるゆるアップしていきます。また寄ってください。
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