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【医療・初心者🔰向け】鎮痛薬の大〜まか〜な使い方

まず結論:

痛みは「種類」で薬が変わります。

痛みのざっくり分類はこれ。

侵害受容性疼痛(ズキズキ/炎症/筋骨格):打撲、捻挫、抜歯後、関節痛、咽頭痛など
アセトアミノフェン / NSAIDsが主役
(アセトアミノフェン=迷ったらこれ、肝障害には注意)
(NSAIDs=効果強い、胃潰瘍・腎障害注意)

神経障害性疼痛(ビリビリ/焼ける/電撃):坐骨神経痛っぽい放散痛、帯状疱疹後痛、糖尿病性神経障害、術後しびれ痛など
→ **プレガバリン・デュロキセチン・TCA等(鎮痛“補助薬”)**が主役、一般的な痛み止めだけだと効きにくい  

がん疼痛(持続痛+突出痛など):
オピオイド+非オピオイド+レスキューの設計が基本(安全管理も含めて)  

1) アセトアミノフェン(カロナール等):いちばん“無難”枠

向いてる痛み
• 発熱・風邪の痛み、軽〜中等度の痛み全般
• 胃腸への負担が比較的少ないので、NSAIDsが怖い人の第一候補になりやすい

超大事な注意点(ここだけは暗記でOK)
• 成人の鎮痛では、投与間隔4〜6時間以上、1日総量は4000mgまでが原則(製剤/適応で例外はある)  
• “かぜ薬・市販の総合感冒薬”にもアセトアミノフェンが入ってることがあるので、重複に注意(知らずに上限超えが典型)  
肝障害リスク:大量、連用、栄養不良、飲酒、肝疾患があると危険度が上がる(添付文書ベースで注意喚起)  
• **アスピリン喘息(AERD)**の人は、添付文書上「1回300mg以下」など制限があり得るので要注意  

ひとことで:「まずはこれ

2) NSAIDs(ロキソプロフェン、イブプロフェン、ジクロフェナク等):炎症に強い、でも地雷も多い


向いてる痛み
• 炎症が絡む痛み(捻挫、関節炎、歯痛、月経痛など)
• “腫れて熱持ってる系”に強い

よくある副作用(重要順)
• 消化管:胃痛〜潰瘍/出血(吐血・黒色便は赤信号)  
• 腎:急性腎障害、高K、浮腫(脱水・高齢・腎機能低下で特に)  
• 心血管:心筋梗塞/脳卒中などのリスクが話題になることがある  
喘息:悪化することがある。特にアスピリン喘息

“やりがちだけど危ない”組み合わせ
• ACE阻害薬/ARB + 利尿薬 + NSAIDs(いわゆるトリプルワーミー):腎障害リスクが跳ねる

妊娠 まず使わない

ひとことで:
「炎症の痛みに強い。ただし胃・腎・妊娠・併用薬は要チェック。」

3) COX-2選択的NSAID(セレコキシブ等):胃はマシ寄り、でも万能じゃない

特徴
• 胃腸障害が“相対的に”少ないとされる一方、心血管イベントの注意や、有効最小量を短期間 などの基本姿勢は同じ  
• アスピリンの代わりにはならない(血小板作用が違う)  

ひとことで:
胃が心配な人の選択肢になりやすいが、心血管リスクや長期漫然投与は別問題。」

4) 外用(湿布・塗り薬):安全そうに見えて、妊娠は別

• 局所製剤は全身副作用が少ないことも多いけど、妊娠中期以降のNSAIDs外用でも胎児動脈管収縮などの報告があるため“妊娠=外用ならOK”とは言い切れない  

5) オピオイド(トラマドール〜強オピオイド):効く、でも「設計」と「管理」が9割

使う場面(ざっくり)
• 中等度〜高度の痛み、がん疼痛、非オピオイドで不十分な痛みなど
• ただし慢性非がん疼痛では「開始前評価・目標設定・副作用と依存リスク管理」が超重要(ここは施設ルールも絡む)

超実務的な注意点
便秘・眠気・悪心は“ほぼセット”。対策込みで考える
• 効かないから同系統をダラダラ重ねず、適切な強さのオピオイドへ切り替えやスイッチングの考え方がガイダンスで整理されている  

6) “神経の痛み”に効く鎮痛補助薬:ここを知らないと沼る

神経障害性疼痛は、ロキソニン増やしても勝てないことが普通にあります。
ガイドラインでは、病態ごとにデュロキセチン、Caチャネルα2δリガンド(プレガバリン等)、TCA、オピオイドなどの有効性が整理されています  
注意点(あるある)
• 眠気・めまい(特に開始時/増量時)
腎機能で用量調整が必要な薬が多い
• 効果判定に少し時間がかかることがある(“即効性の痛み止め”とは別ジャンル)

使い分けの超ざっくり早見(迷ったらここ)

• 発熱・のど痛・軽い痛み:まずアセトアミノフェン  
•腫れ・炎症が強い痛み:NSAIDs(ただし胃・腎・妊娠・併用薬をチェック)  
•ビリビリ/しびれ系:神経障害性疼痛の薬を検討(一般的鎮痛薬だけで粘らない)  
•強い痛み/がん疼痛:オピオイド含めて「レスキュー・副作用対策込み」で設計  

“痛み止め”の前に精査必要な危険サイン

胸痛、麻痺、意識障害、突然の激痛、持続する強い腹痛
発熱+項部硬直、免疫抑制中、妊娠中の強い痛み
•NSAIDs内服後の吐血/黒色便、息苦しさ、むくみ急増、尿が明らかに減る
→ この辺は「薬選び」より先に評価が必要です。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
鎮痛薬の使い分けイメージ、ざっくりとつきましたか?気になったお薬はご自身で深掘りしてみてください。

正直なところ病院によって、病棟によって、先生によってよく使うものと使わないものがありますので上の先生に聞くのが早いです。

いずれ具体的な処方例も載せた完全版を作成できればと思います。
また、よろしくお願いします!

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