副産物を得る方法💎
当教室の隅っこで、大人の生徒Aさんが深〜いため息をついてはりました。
「事務長・・ぼく、やっぱり絵の才能ないみたいですわ。今までも何やっても上手くいかんくて、すぐ投げてまう人生やったんですけど・・今回もアカン気がします。」
聞けば、思うように技術が上がらず、完全に心が折れかかっているご様子。
長年「すぐ諦めてしまう人生」を悔やんできたというAさんの切実な嘆きを聞いているうちに、私もすっかり感情移入してしまい、「うーん、確かにそこまでしんどいなら、無理して続けんほうがええんちゃうか・・」と、すっかりネガティブモードに引っ張られてしまいました💦
そこで後日、「やっぱり才能がないと無理なんですかね?」と、この悩みをベテランの先生と、スタッフのMを交えて話し合う機会を設けたんです。
実はこの先生、小学生の頃からずっと当教室に通っていた子を、見事プロの芸術家としてデビューさせ、生計を立てられるまでサポートした実績を持つ凄腕なんです🌟
私がAさんの状況を説明し、「もう見切りをつけたほうがええんちゃいますかね?」と相談すると、先生はフフッと笑ってこう言いはりました。

「事務長、それは物事を『その瞬間のスナップショット(静止画)』で切り取って判定してしまってますよ。」
「スナップショット?」
先生は静かに語り始めました。
「何かが上手くいかん時って、実は3つの機能があるんです。
一つ目は、
成功に必要な『欠落パーツ(要素)』に気づかせてくれる機能。二つ目は、
もし今たまたま上手くいってたら、将来とんでもない大損や大事故を起こすから、それを未然に防ぐ『致命傷の回避』の機能。三つ目は、
何度も上手くいかんことを繰り返すことで、見えないノウハウや耐性が複利のように蓄積されて『大ブレイクスルーの準備』をしてる状態。
プロになったあの子も、ずーっと失敗続きで上手くいかんことだらけでしたよ。でもね、できない人間は常に、上手くいかん『その時だけ』を切り取って『自分はダメだ』とジャッジしてしまう。それが一番の間違いなんですわ。」
なるほど・・!と私が深く感心していると、横で聞いていたスタッフMが口を挟みました。

「いやいや先生! そうは言うても、上手くいかん状態をズルズル続けるんって、ただの時間の無駄ちゃいます? さっさと見切りつけて別のことした方が、タイパ(タイムパフォーマンス)ええんちゃいますのん?」
(Mよ・・なんちゅう身も蓋もない横槍を・・💦)
しかし、先生はピシャリと言い放ちました。
「Mさん、それは『目先の結果』しか見えてへん証拠や。物事が上手くいかん時に手に入る『人の痛みを理解する力』『別の視点』『精神的なタフさ』・・そういった【副産物】こそが、人生の本当の資産なんやで。結果なんて、その副産物が組み合わさって最後に出力される、ただの『オマケ』に過ぎへん。今のAさんは、まさにその一番美味しい資産を蓄積してる真っ最中やのに、ここで投げるなんて、それこそ人生最大の『大損』やないですか?」
ひえーー!!( ゚Д゚)
その完璧で冷徹な論理に、スタッフMはぐうの音も出ず見事に撃沈。
そして私自身も、雷に打たれたようにハッとしました。
私たちはつい、目先の結果が出ないだけで「失敗」と切り捨ててしまいます。でも本当は、人生という連続した動画の中で、その上手くいかない期間に得た「副産物」こそが、将来の物凄く大きな成果を作り上げる最強の要素やったんですね🌟
なるほど、完全納得!!🌈

・・ん?🌟
我が輩もようよう考えてみると・・。
ここ最近・・
家族旅行に行っても、スタスタと元気よく前を歩いていく妻に毎回置いてけぼりにされるくらい、自分の体力のなさに絶望してます💦
別にムキムキのマッチョになりたいわけやないんです。ただただ、妻にちゃんとついていける人並みの「体力」が欲しいだけやのに!
そこで少しでも体力をつけようとウォーキングを始めては、すぐ息切れして三日で挫折し・・という「上手くいかないこと」を何度も繰り返してます💦
でも、先生の論法でいけば、これは決して「ただの三日坊主」ではなく!
来るべき「妻と並んで笑顔で歩き続けられる大ブレイクスルー」に向けて、少しばかり体力のない身体に『息切れと疲労感』という名の見えないノウハウを複利で蓄積している最中やったんやな!!(笑)
もし明日、私が「もうウォーキングなんか一生せえへんわ!」と青い顔して事務所の隅っこでうずくまってたら、「事務長、それただの老化の悲鳴やで・・」とそっと笑ってやってください(笑)
「人生の成果は、失敗の副産物でできている!」
・・と、少しでも思ってくださった方。そして、「アンタのその体力は永遠にブレイクスルーせえへんで~」と的確なツッコミを入れてくださる心優しい皆様へ💕
もしよろしければ、最後に【いいね!】を押して、終わりの見えない「スナップショット」と戦い続ける私(の息切れ)を優しく応援してやってください。
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