HermesエージェントとGrok連携の導入方法|OpenCrow・OpenCodeも同じ要領で使えるAIエージェント活用
みなさん、こんにちは。
AI共創イノベーション・ワンダー佐藤です。
今回は、HermesエージェントとGrokの連携について解説していきます。
Hermesだけではなく、OpenCrowやOpenCodeも同じような要領で連携できます。なのでこの記事では、特にHermesにフォーカスしながら、AIエージェントと外部AIモデルを組み合わせるときの考え方も整理していきます。
Hermesは、“勝手に育ってくれるAIエージェント”を使いたい人にとって、かなり面白い選択肢になります。
一方で、すべての人に必要かというと、そうでもありません。Grok単体で使った方がわかりやすい場面もありますし、自分で学習ファイルやスキルを設計できる人なら、あえてHermesを挟まなくてもいい場合があります。
そのあたりの使い分けまで含めて、順番に見ていきましょう。
【関連動画】
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Hermesエージェントとは何か

まず、Hermesとは何か。
簡単に言うと、使えば使うほど育っていくオープンソース系のAIエージェントです。
特徴としては、主に次のようなものがあります。
記憶を持たせられる
学習内容を蓄積できる
スキルを自律的に扱える
長時間、自律的に動かしやすい
AIモデルと組み合わせて拡張できる
AIエージェントというのは、単にチャットで答えるだけではなく、タスクを実行したり、ファイルを読んだり、条件に応じて行動したりする仕組みのことです。
Hermesの場合は、そこに「育つ」という要素が入ってきます。
つまり、毎回ゼロから会話するのではなく、過去の学習や設定を活かしながら、自分好みのエージェントに近づけていけるわけです。
ここが面白いところですね。
自分で細かくスキルを作ったり、学習ファイルを管理したりするのが得意な人もいます。一方で、そこまで設計するのは面倒だと感じる人も多いはずです。
そういう方にとって、Hermesは「育成をある程度任せられるAIエージェント」として使いやすい存在になります。
HermesとGrokを連携すると何ができるのか

今回のテーマは、HermesとGrokの連携です。
Grokは、Xとの相性が強いAIモデルとして知られています。そこでHermesの中にGrokを組み込むと、AIエージェントの実行力とGrokの情報取得・推論能力を組み合わせるような使い方ができます。
主な使いどころは、次のようなものです。
1. 推論や会話をGrokに任せる
まずは、普通の会話や推論です。
Hermesをエージェントとして動かしながら、中の思考エンジンとしてGrokを使うイメージですね。
AIエージェントに何かを考えさせたり、調べさせたり、次の行動を判断させたりするときに、Grokの推論力を使えます。
2. X検索との相性がいい
個人的に一番大きいポイントは、X検索との相性です。
GrokはXとつながりやすいモデルなので、X上の情報を調べたいときにはかなり便利です。
速報性のある話題、SNS上での反応、最新のトレンドなどを扱う場合には、Grok単体でもかなり強いですし、Hermesと組み合わせることでエージェント運用にも広げられます。
ただし、ここは少し注意が必要です。
「情報の見やすさ」や「出力のわかりやすさ」だけで見ると、Grok単体の方が使いやすい場面もあります。Hermesを挟むことで、出力が少しざっくりする印象を受けることもあるからです。
ここ、大事なところです。
Hermesを使うメリットは、Grokの能力をそのまま最大化することというより、Grokを使いながら育つエージェント運用ができることにあります。
3. 画像生成や音声、自律運用にもつなげられる
Grokとの連携では、画像生成や音声、自律運用のような使い方も候補になります。
ただ、実際にどこまで使うかは人によります。
日常的な情報収集やAIエージェントの管理が目的なら、まずは会話・検索・推論あたりから試してみるのが現実的です。
Grok単体とHermes+Grokの違い

ここで、Grok単体で使う場合と、HermesにGrokを組み込む場合の違いを整理しておきます。
Grok単体が向いているケース
Grok単体は、シンプルに使いやすいです。
特に、以下のような用途ではGrok単体の方が向いています。
最新情報を素早く見たい
Xの情報をわかりやすく確認したい
会話ベースでサクッと調べたい
出力の見やすさを重視したい
エージェント育成までは必要ない
つまり、速報性やわかりやすさを重視するなら、Grok単体で使った方が気持ちよく使える場面が多いです。
Hermes+Grokが向いているケース
一方で、Hermes+Grokが向いているのは、自律運用や自己成長を重視する場合です。
たとえば、次のような方ですね。
AIエージェントを育てたい
記憶や学習を活かしたい
スキル管理を自動化したい
長時間のエージェント運用をしたい
自分で細かく設計するのは面倒
Hermesを挟むことで、Grok単体ではなく「育つAIエージェント」として運用できます。
ただし、何かを得る代わりに、何かが少し犠牲になることもあります。今回で言えば、Grok単体の軽快さや見やすさと、Hermesの自己成長性はトレードオフになる場合があります。
この使い分けが大事です。
Hermesが向いている人・向かない人

では、Hermesはどんな人に向いているのでしょうか。
Hermesが向いている人
Hermesが向いているのは、AIエージェントの育成を自分で細かく設計するのが苦手な人です。
たとえば、こういう方です。
スキルの作り方がよくわからない
何を記憶させればいいか言語化しにくい
学習ファイルの管理が面倒
エージェントに自律的に育ってほしい
ループ処理や長時間運用を任せたい
AIエージェントを育てるには、学習内容、記憶、スキル、ルール、ファイル構造などを考える必要があります。
これが好きな人にとっては楽しい作業です。
でも、そうではない人にとってはかなり面倒ですよね。
そういう場合、Hermesのように「ある程度、自動で育ってくれる仕組み」は便利です。
Hermesを使わなくてもいい人
反対に、Hermesを使わなくてもいい人もいます。
たとえば、自分で学習ファイルを設計できる人です。
動画内では、Learning.mdのようなファイルを使って、自分でAIエージェントに学ばせる仕組みが紹介されていました。
この方法では、AIに完全自律で勝手に学習させるのではなく、学習前に提案させて、人間が確認してから反映する形にできます。
これ、かなり大事です。
なぜなら、AIエージェントに何でもかんでも覚えさせると、あとでノイズになる可能性があるからです。
AIにとっての記憶は便利ですが、余計な記憶が増えすぎると、判断の邪魔になることがあります。スキルも同じです。増えすぎると、毎回読み込む情報が増えてトークンを消費しますし、判断がブレる原因にもなります。
だから、目的特化で育てたい人や、学習内容を自分で管理したい人は、自作の仕組みで十分かもしれません。
まとめると、こんな感じです。
勝手に育ってほしい人 → Hermesが向いている
自分の思想で育てたい人 → 自作管理が向いている
最新情報をサクッと見たい人 → Grok単体が向いている
HermesとGrokを連携する導入手順

ここからは、導入の流れです。
OpenCrowやOpenCodeも、基本的な導入の考え方は近いです。ターミナルでインストールし、途中の選択肢を確認しながら、必要なモデルやサービスと接続していく流れになります。
初心者の方は、ChatGPTに聞きながら進めるのがおすすめです。
Step 1:まずChatGPTに導入方法を聞く
最初に、ChatGPTにHermesについて調べさせたり、導入方法を聞いたりします。
たとえば、こんな聞き方です。
HermesエージェントをGrokと連携して使いたいです。
導入コマンドと手順を教えてください。
さらに具体的にするなら、こうです。
XでGrokのサブスクに課金しています。
APIではなく、サブスク側のGrokをHermesで使いたいです。
導入手順を教えてください。
ここまで書くと、API利用なのか、Xのサブスク利用なのかを区別しやすくなります。
Step 2:ターミナルにインストールコマンドを入れる
次に、案内されたコマンドをターミナルに貼り付けます。
ここで英語のメッセージがたくさん出てくることがあります。
初心者の方は、ここで不安になると思います。
でも大丈夫です。
わからない表示が出たら、その画面をスクリーンショットで撮って、ChatGPTに見せればかなり案内してくれます。
Y/n のような表示が出た場合は、YesかNoを聞かれている状態です。
ただし、何でもYesにすればいいわけではありません。内容がわからない場合は、スクリーンショットやコピーした文面をChatGPTに渡して、確認してから進めると安心です。
Step 3:クイックセットアップで進める
途中で、クイックセットアップかフルセットアップかを聞かれる場合があります。
一般的には、まずクイックセットアップで十分です。
細かい設定を最初から全部やろうとすると、途中で詰まりやすくなります。まずは動かす。そこから必要に応じて調整する。この順番がいいですね。
Step 4:Grokの接続先を間違えない
導入中に、利用するAIモデルや接続先を選ぶ画面が出ることがあります。
ここで注意したいのが、API版とサブスク版の違いです。
XでGrokのサブスクに課金していて、そのサブスクで使いたい場合は、APIではなく、XAI Grok側の選択肢を選ぶ必要があります。
間違えてAPI側を選んでしまうと、想定と違う接続になってしまう可能性があります。
ここも、わからなければその場でChatGPTに聞きながら進めれば大丈夫です。
Step 5:認証画面で許可する
Grok側との接続では、認証画面が出てくることがあります。
画面に従って許可すると、接続に成功しましたという表示が出ます。
これで、HermesからGrokを使う準備が整います。
Step 6:Hermesを起動する
起動コマンドがわからない場合は、ChatGPTに聞けば教えてくれます。
基本的には、ターミナルで次のようなコマンドを入力して起動する流れになります。
hermes
起動すると、Hermesの画面が立ち上がります。
UIとしてもかなり雰囲気があり、Hermesの杖のようなデザインが表示されるのも印象的です。
その後、Grokのモデルを選択すれば、Hermes上でGrokを使えるようになります。
Step 7:最初はローカル・スキップで進める
途中で、ローカルで進めるか、追加設定をするか聞かれる場面があります。
最初はローカルで進めたり、不要なものはスキップしたりして大丈夫です。
重要なのは、最初から完璧な環境を作ろうとしないことです。
まずは起動する。
次にGrokと接続する。
そのあと、必要な機能を少しずつ試す。
この順番が一番わかりやすいです。
Soul.mdを編集するとHermesの性格を変えられる

Hermesを使っていて面白いのが、性格や話し方を定義するファイルです。
動画内では、Soul.md のようなファイルに、Hermesエージェントの性格や話し方を定義できることが紹介されていました。
たとえば、次のような指示を入れるイメージです。
話し方に個性を持たせてください。
語尾や表現に特徴を出してください。
顔文字を自然に使ってください。
すると、Hermesの応答にその設定が反映されます。
つまり、Soul.md はエージェントの人格設定ファイルのようなものです。
ここを編集することで、Hermesの話し方や振る舞いを変えられるわけですね。
こういう仕組みは、AIエージェントを自分好みに育てるうえでかなり面白いポイントです。
コーディング用途でも使えるのか

Hermes+Grokは、コーディング用途にも使えます。
動画内では、ブラウザで動くゲームのようなものを作らせて、動作を確認する場面がありました。
敵に弾が当たると破裂するような挙動が追加され、ちゃんと進化している様子が確認できたわけです。
ただし、Grokをコーディングでどこまで使うかは、まだ試しながら判断していく部分もあります。
Claude、Codex、Gemini CLIなど、コーディング向けに強い選択肢は他にもあります。なので、GrokをHermesに入れることで選択肢は増えますが、常に最適とは限りません。
ここは用途に応じて使い分けるのがよさそうです。
Hermesを使うべきか?結論

最後に、今回の結論です。
Hermesは、勝手に育ってくれるAIエージェントが欲しい人には向いています。
特に、次のような方にはおすすめです。
AIエージェントの育成を自動化したい
学習や記憶の管理をあまり考えたくない
スキル作成が苦手
長時間、自律的に動くエージェントを使いたい
Grokをエージェントの中で使ってみたい
一方で、以下のような方は、無理にHermesを使わなくてもいいと思います。
Grok単体で十分使えている
自分でLearning.mdやスキルを管理したい
余計な学習を避けたい
エージェントの思想や設計を自分でコントロールしたい
速報性や見やすさを重視したい
今回の話を一言でまとめるなら、こうです。
勝手に育ってほしいならHermes。自分の思想で育てたいなら自作。最新情報をわかりやすく見たいならGrok単体。
この使い分けができると、AIエージェント運用はかなり楽になります。
Hermes、OpenCrow、OpenCodeのようなツールは、AIをただ使う段階から、自分の作業環境に組み込んでいく段階へ進むための選択肢です。
ただし、ツールを増やせばいいという話ではありません。
大事なのは、自分が何を自動化したいのか。
何をAIに覚えさせたいのか。
どこまで自律させたいのか。
ここを決めてから導入すると、HermesもGrokもかなり使いやすくなるはずです。
【プロフィール】
ワンダー・佐藤源彦(さとう もとひこ)
1977年生まれ
MBBS & AI共創イノベーション主催。
医療系の研究所、心理学の研究所の勤務を経て独立し、現在は生成AI(ChatGPT、Claude、Geminiなど)と心身に関する研究をしている。
主著『かんたんプロンプト』(芸術新聞社)『東洋医学と潜在運動系』(たにぐち書店)、2年間専門誌に連載、論文執筆などの執筆業を行いつつAI共創ライティングを開発中。
心理学・カウンセリング・コーチングをAIに技術転用し、AI共創プロンプトエンジニアリングを開発している。
AIスクール・AI企業研修・AIアプリ開発などを行う。
✅ワンダー佐藤総合リンク
https://linktr.ee/motohiko.sato
✅ワンダー佐藤源彦・著『かんたんプロンプト』(芸術新聞社から刊行)
※プロンプトエンジニアリングの基本から応用、タスク実行までを網羅
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※ChatGPT・Claude・Gemini・NotebookLM・Perplexity・Genspark・Feloなどの記事あり
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