ポケットメモ#44 ゴミ置き場を守るカラス
■今日のポケットメモ
カラスの人形 可燃ゴミ 変色
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可燃ゴミ収集の日。
突然、ゴミ置き場が荒らされていた。
犯人は、カラスだ。
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戸建て住宅が集まったその場所のゴミ当番は、1ヶ月ごとの輪番制だ。
自分の家のゴミが原因で、ゴミ置き場が汚れて迷惑をかけたら、自分にも同じ事が起こりかねない。
誰かが言い出したわけでもないが、きちんとゴミを出すように皆が心がけていた。
それなのに。
ある日を境に、散乱するゴミ。
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ゴミ置き場には、カラスよけのネットが置かれている。
ゴミを出したら、ネットをかける。
引っ張り出されないように、ブロックで重しをする。
そのルールは守られていた。
しかし、ネットが古くなっていたようだ。
ちぎれて空いた隙間をみつけ、ぐいっと引っ張り出す。
散乱する、ミカンの皮。
賞味期限が過ぎたソーセージの破片。
魚の骨。
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ある朝。
ゴミ置き場へゴミを持って行こうとしたら。
ぼとり。
茶色い物体が空から落ちてきた。
カラスが急降下する。
茶色い物体を挟んで、カラスと対峙するような格好になってしまった。
茶色い物体を拾い上げて、ゴミ袋に入れたら。
・・・ずっとカラスに狙われるに決まってる。
カラスは顔を覚えて襲ってくるらしい。
それは、避けたい。
私は、一歩後ろに下がる。
カラスの獲物を、丁寧に返す。
意図が通じたらしい。
サッと茶色い物体をかっさらってカラスは空に舞い上がる。
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このままではラチがあかない、班長さんは判断した。
黒々とした羽毛がついたカラスの人形。
なんだかリアルだ。
この新しいアイテムをポールに縛り付け、ゴミ置き場にセットした。
セットした次のゴミ回収の日。
効果は抜群だった。
縛り付けられたリアルなカラス人形に驚いたのか、本物のカラスは姿を見せない。
やった!
人間の勝利!!
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カラスの人形が設置されてから、5ヶ月。
カラス人形の黒い羽毛は、紫外線の影響か部分的に脱色されたように薄茶になった。
近所で、カラスが鳴く声が時々聞こえる。
本物のカラスが気づく日が近づいている。
・・・そんな、気がする。
<Fin.>
いつもの日常。
でも、少し不穏。
コチラもそんな記事です。
