ポケットメモ#15 不格好でも続けていれば…
◾️今日のポケットメモ
運動公園 不格好な体制 少しは変化がある
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ある冬の日。
その日はお日様が顔を出して、ポカポカ暖かかった。
普段は誰も近づかない、運動用の平行棒遊具。
その人は、その遊具に近づいたと思ったら、平行棒を掴んだ。
ぴょん。
…と、飛び上がったつもりなんだろうけど。
何とか飛びついたっていうように見える。
その体勢で、大丈夫?
‥と思った途端。
地面に落ちた。
いや、着地はしている。
あまりの不恰好さに落ちたかと思った。
並行棒に飛び上がり体を支える時間。
わずか、3秒。
その人は懲りずにもう一度飛び上がる。
結果は、変わらず。
3秒…。
僕の仲間にその人がいたら。
バカにされ、鍛え直しって言われるレベル。
いや、その身体能力じゃあ、生存自体が怪しい。
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数日後。
その人はまたやってきた。
今度は少し体の大きい人を連れて。
少し大きい人は、髪がかなり白くなっている。
うちのおじいちゃんみたいだ。
でも、その人より、軽々と並行棒に飛び上がる。
並行棒を掴んで、少し前に進むこともできる。
…そうだよね。
そのくらいは出来なくちゃ。
その人も負けじと飛び上がる。
やっぱり、3秒だ。
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またしばらくして、その人は現れた。
今度は髪の長いスラっとした人と一緒。
髪の長い人も、並行棒を掴んでぴょんと飛ぶ。
前にはすすめないけど、余裕はありそう。
その人も、並行棒を掴んで飛ぶ。
今回も、3秒。
でも、すこーしだけ、不恰好さがマシになってるかも。
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その人は、毎回たったの3秒だ。
僕なら嫌になっちゃうだろうな。
でも、いつでもケラケラ笑っている。
いつでも、楽しそうだ。
もしかしたら。
次は、5秒に伸びてる。
そんな日が来るかもしれない。
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「その人」視点の並行棒の話はコチラです。
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