ポケットメモ#30 見えてしまった、出発後の部屋
◾️今日のポケットメモ
チェックアウト 部屋の様子 違和感
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思わぬところで、なぜこうなっているのかと考えてしまうことがある。
女子会旅行で宿泊した部屋は、運がいいことに角部屋だった。
盛り上がって、うっかり大声が出てしまっても、被害が少ない。
片方の隣の方は、70代くらいの落ち着いた佇まいのご夫婦だ。
夕食に行く時に、隣の部屋に入っていった。
もし、賑やかな声がお隣まで聞こえてしまったら、スミマセン!
心の中で、先に謝っておく。
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夕食のバイキングの時。
「それ、美味しそうね。どの辺にあった?」
「見て見て。遠くのお城に火が灯ったよ。綺麗だね。」
「デザートは別腹だよね。」
夕食後、部屋に戻って。
「お風呂、いつ入りに行く?」
「今、お子さんたちどこに住んでるんだっけ。」
「明日は、どこ行こうか。」
温泉に浸かりながら。
「子どもが男の子だと、温泉に家族できても、いつもひとりぼっちのお風呂だよ。」
「次は露天に行ってくる。」
「私も」
「私も」
女子会旅行はおしゃべりが止まらない。
でも、迷惑にならない程度の声量だ。
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旅行の日の朝は早い。
「使ったタオルはここに置いたよ」
「布団は壁際に二つ折りになっていたよね。こんな感じだった?」
「浴衣も一箇所に集めておこう」
高校時代。
年に2度、合宿を行ってきた仲。
片付けは話し合いをしなくても、スムーズに進む。
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7時半。
朝食に向かおうと部屋を出る。
隣の部屋はドアが空いている。
部屋の中が見えた。
カーテンは閉じたまま。
薄暗い。
布団は敷きっぱなし。
…と言うより、起き抜けのまま布団も浴衣も散らかっている。
「急いでいたのかしらねえ」
そこは、あの落ち着いた佇まいのご夫婦の部屋だったはず。
ハテナがいっぱいの私たち。
その正解の答えは誰にもわからない。
旅で見えたこと。
是非ご覧くださいね。
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#なんのはなしですか
