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イギリス&トルコのタイルと建築の旅㊴【イスタンブール地下鉄駅M2のタイル巡りその一】

町歩きも満喫し、いよいよこれからイスタンブールメトロのタイル捜索へ乗り出すことに。
タクシム駅から地下へ潜る。
地下の通路に早速現れる壮大なタイル絵。
細かく描き込まれた細密画、ミニアチュールを思い起こさせる。

トルコのミニアチュールは、歴史的出来事や宮廷生活、宗教的物語を描いた装飾芸術であり、歴史記録の為の絵画。
実際にミニアチュールの題材が描かれているのかどうか?ちょっとわからないが、昔買い集めたミニアチュールの絵葉書の図案似ていた。
そうかと思えば、黒地にカラフルな動物のレリーフがずらりと貼られているコーナーも。
せっかくの素敵なコーナーなのに灯りに乏しく結構な暗闇で見辛かったのだが、、
キリンやオウムなどの鳥たち、魚や蝶などの昆虫もいる。
長い一つの陶板ではなく、縦長の一枚の陶板を縦に2列、横にずらりと並べて貼られていて
子どもたちが自由に描いた作品のようにも見える。
ワークショップか何かで作られたものだろうか?!
カラフルな動物たちの陶板がこれだけ並ぶと圧巻。
次々に違う作風のタイルアートが現れるタクシム駅構内。
こちらは幾何学的なタイルアート
鳥がいたり、木々が立ち並んでるようにも見える。
太陽や花や葉が凹凸のある陶板で表される
モザイクタイルが用いられている部分も。
GRASER 2006とサインと年代も入っていた。

イスタンブール地下鉄のタイル装飾は、主に1990年代後半から2000年半ばくらいまでに作られた比較的新しいもののよう。
ここから地下鉄ライン2の駅をいくつか巡った。sishane駅のホーム、駅名プレートは、大理石風の縁取りや細かなモザイクが美しい。
ベージュ系の石風モザイクタイルの中にブルー系のガラスモザイクが所々に混じる。
ホームの柱には、チューリップ模様のモザイクが可愛い!
トルコでよく装飾の文様として使われる花、チューリップは、イズニックタイルでは様式化されていてもはやチューリップでなさそうな形態してるが、
これは一目でチューリップと分かるポピュラーな形。
お花の形のモザイクも。
エスカレーターへの入口のアーチにも散りばめられている。
石風モザイクには、何か文字が細かく書き込まれているものがある。
これはなんだろう?単なる落書き?
次なる駅には、イズニックタイルのリヴァイバルと言えるタイルが。
透明感のあるブルーに赤い釉薬が効いている。
サズ葉がモチーフのよう。
こちらは、ハタイ文様という花を様式化した文様が一面に描かれたタイル。
レヴェント駅には、航海図をモチーフにミニアチュール風に描いたタイル画が貼られている。
頭にターバンを巻いた船乗りたちが整列し、櫂を漕いでいる。
クルクルと渦巻く波など、ちょっと漫画チックなのが面白い。

よく見ると、大きな魚の上で焚火?!してる人たちの姿も。

周囲のめくれや破れがリアルで古地図のよう。
ホームの中央にある売店もかっこいい
改札階からホーム階を望む。
4LEVENT駅の看板は、オレンジ色の文字の陶板が鮮やかで素敵
柱に散りばめられたモザイクもオレンジが混じっていて良い感じ。
このリボンのような模様、色違いの青をどこかの食堂で見かけたが、赤のモザイクも良いな。
SANAYI駅のプレート
下部はグリーンのモザイクタイルに、上部はガラスモザイクが貼られている。
大理石ぽい?風合いを表現したグリーンの釉薬がきれいなモザイクタイル。
イスタンブール工科大学のあるITU駅

ハチの巣をイメージしたヘキサゴンタイルも。
イスタンブール工科大学のマスコットがミツバチなので、ミツバチのモチーフが取り入れられている。
改札階へ上がると、大きな陶板レリーフが壁面を覆っていた。
イスタンブール工科大学の工学、科学の象徴などが抽象的なレリーフで表されているようだ。
大きな時計盤をはじめ、背後には石造建築らしき柱、歯車や機械部品、プロペラなどが抽象化されたレリーフなど・・
マスコットのミツバチとハチの巣、書物も見える。
凹凸のあるレリーフ、背景の石造建築物の部分は、大理石風?タイルが用いられているようで、
全体的に落ち着いたシックな色合いでまとめられていた。
もうひとつ改札階にあったのは、イスラムの幾何学文様が美しい大きなタイル画
アタチュルク・オト・サナーイ駅
擬石風タイルと釉薬のかかったタイルのコンビネーションがシックで良い感じ。
下部にはわかめのようなゆらゆらしたタイル、上部は、泡をイメージか?
お椀のような大小の陶製の丸いレリーフが散りばめられている。
遠目で見ると、ちょっと水族館的な雰囲気。
改札口には、歯車ぽいレリーフ
お花に蝶のレリーフが飛び交う柱
ホーム階から改札階へ向かう通路に真っ白な空間、高い天井にガラスアート?!
鳥の姿や星が見られるので空を表しているのかな
織物のようなタイルタペストリー
海と空のモザイクの背景に、カモメの陶製レリーフ
ガラスモザイクと施釉タイルで表された波
大きな大きなイチジクの木のタイル絵。
イチジクは古くからトルコ全土で自生し、栽培されてきた果樹であり、
繁栄、再生、豊かさの象徴でもある。

生き生きと生い茂った葉とたわわに実った果実は、トルコの大地の豊かさと繁栄を表しているかのよう。
右下にはIZNIK VAKFI2010とのサインが入っていた。イズニック陶器を継承する財団、イズニック財団が2010年にイスタンブール地下鉄が拡張した際に制作された比較的新しいもののようだった。
同駅では、上部にガラスアートが入った円柱が立ち並ぶ。
イスタンブール地下鉄構内に繰り広げられる様々なタイル装飾やガラスアートを楽しんできた。
最後は、クライマックス?!イェニカプ駅へ。

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