無料のChatGPTで生成画像の品質が低下?(おまけ有)
Last update 8-10-2025
※ おそらく一時的なもので、影響範囲も限定的とみられます。
※ Soraの画像生成は、無料のChatGPTユーザーも利用できます。あまり知られていないようですがおすすめです。
※ Rakuten AIもおすすめかもしれません(2-8.を参照)。
■ 1. 本件のいきさつ
▼ 1-1. 概要
日本時間の8-8-2025にGPT-5が発表されました。それよりも少し前からだと思われますが、無料のChatGPTユーザーが生成できる画像の品質が低下した旨の報告を見かけています。気になったので現状を確認してみました。
▼ 1-2. 比較対象
ChatGPTの現在の画像生成は「GPT Image 1」が採用されています(リリース当初は「4o Image Generation」と呼んでいました)。これを利用できるサービスが他にもあるので、それぞれで生成を試してみます。
ChatGPT(無料ユーザー、有料ユーザー)
Sora(無料ユーザー、有料ユーザー)
Bing Image Creator(無料ユーザー)
Copilot(無料ユーザー)
Rakuten AI
GPT Image 1(有料)
また、4.にて様々な画像生成サービス等での出力結果を掲載しています。
▼ 1-3. 使用したプロンプト
Bing Image Creatorに入力可能な長さにしています。
A square image showing a life-sized standee of a Japanese anime-style short girl with medium-length gray hair (side high ponytail, loose strands framing her cheerful face), large green eyes, wearing a white blouse with black ribbon, yellow cardigan, light brown skirt with white petticoat, short white socks, pastel sneakers, and a tiny pink shoulder bag, placed at a department store entrance with people walking by. The word "Miyu" is written large below.
■ 2. 生成結果の比較
▼ 2-1. 概要
1-3.に掲載した同じプロンプトを使用して、各サービスで生成を行ってみます。
▼ 2-2. ChatGPT(無料ユーザー)
こちらが問題の件です。確かに品質が落ちているように見えます。生成は8-9-2025に行いました。


▼ 2-3. ChatGPT(有料ユーザー)
ChatGPT Plusでは特に変化が無いようです。

▼ 2-4. Sora(無料ユーザー)
SoraはChatGPTの無料ユーザーでも利用できます。動画生成サービスとして知られていますが、GPT Image 1による画像の生成もできます。

▼ 2-5. Sora(有料ユーザー)
Soraでは、無料と有料の品質差は無さそうです。

▼ 2-6. Bing Image Creator(無料ユーザー)
Bing Image Creatorでモデルを「DALL·E 3」から「GPT-4o (Beta)」に変更すると、GPT Image 1での生成ができます。有料ユーザーについては未確認です(縦長や横長で出力できるかも?)。

▼ 2-7. Copilot(無料ユーザー)
Copilotは25年の春頃に、画像生成がGPT Image 1に切り替えられました。ただし、その枚数には制限があるかもしれません。M365 Copilotについては未確認です。

▼ 2-8. Rakuten AI
Rakuten AIはログインしなくても画像の生成ができます。しかも、見てのとおりGPT Image 1です。ログインしていなくても履歴が残るようですが、cookieを削除すると履歴にアクセスできなくなります。それは困るという方はログインして利用してください。

▼ 2-9. GPT Image 1(有料)
GPT Image 1はOpenAIのAPI経由での利用ができますが、直接利用する場合は身分証明書の登録が必要です。その他の方法として、ComfyUIの「OpenAI GPT Image 1」のノードで生成できます。アカウントを作成して事前にチャージしておく必要があります。
品質が3種類有るので、low、medium、highの順に掲載します。これにより、品質が低下した際はmediumが使用されていたらしいことが分かりました。



■ 3. まとめ
▼ 3-1. 結論
ほとんど話題になっていないことから、今回の影響は一時的かつ限定的とみられます。結論としては、ChatGPT無料ユーザーの生成画像の品質がmedium相当に下げられる場合があるということです。
なお、無料ユーザーのChatGPTでの生成画像は1日5枚程度と少なくなっています。もっと多く出力したい方は、画像のプロンプトだけを出力させてSoraで使う方法があります。25年春頃の時点で、Soraは無料ユーザーでも1日20枚まで生成できたと記憶します。生成した画像を指示で変更したり、アップロードした画像をもとに生成(編集)する機能もあります。
また、CopilotやRakuten AIも無料で画像の生成ができます。さらに他にも、そのようなサービスがあるかもしれません。
■ 4. おまけ
▼ 4-1. 概要
せっかくなので、1-3.のプロンプトを他のアーキテクチャで利用してみました。ほとんど順不同での掲載になります。
▼ 4-2. Qwen-Image
Qwen-Imageは25年8月に登場した、Alibabaによる画像生成モデルです。ローカルPCで利用できる中では高い性能を持っています。
参考:ComfyUIでFP8/GGUF版のQwen-Imageを試す(要VRAM 12~16GB)

▼ 4-3. FLUX.1 Krea
FLUX.1 Kreaは25年8月に登場したばかりの画像生成モデルで、アーキテクチャとしてはFLUX.1に分類されます。モデルが公開されているので、PC上での生成ができます。

▼ 4-4. LINE AI
LINEに搭載されているLINE AIでは画像の生成ができます。サービス当初はDALL·E 3でしたが、画像の編集ができるようになった際に変更されたようです。こちらも、GPT Image 1のmediumなのかもしれません。
参考:LINE AI(現在の中身はChatGPT/DALL·E 3)を試す (※記事タイトルの「DALL·E 3」は執筆当時のもの)

▼ 4-5. Bing Image Creator(DALL·E 3)
比較のため、Bing Image CreatorによるDALL·E 3の出力も掲載します。こちらは23年の後半に登場したものなので、今となっては古いアーキテクチャです。

▼ 4-6. Wan 2.2 A14B
WanはAlibabaの動画生成AIで、Wan 2.2 A14Bは25年8月に登場しました。このモデルはテキストから動画が生成できるため、1枚だけ生成することで画像として出力できるようです。

▼ 4-7. Dreamina v3.1
DreaminaはByteDanceの画像生成AIで、自社サービスのために開発していると思われます。高解像度に対応しているので、1536x1536で出力してみました。

▼ 4-8. Whisk(Imagen 4)
GoogleのWhiskはImagen 4を利用しています。現在はGeminiでも同じように生成ができると思います。

▼ 4-9. ImageFX(Imagen 3)
GoogleのImageFXはImagen 3を利用しています。アニメ調は、日本のテレビアニメにありそうな独特の顔つきをしています。

▼ 4-10. Reve Image 1.0
Reve Image 1.0は25年3月にサービスが始まりました。無料アカウントで1日20枚、$5の追加で500枚の生成ができます。プロンプトを強化する機能のEnhanceはoffにしています。

▼ 4-11. 表紙の素材
最後に、表紙画像で使用した素材を掲載します(掲載済みの1枚を除く)。



■ 5. その他
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