ウミガメのスープのお題
ある女性が、一人の男性とすれ違う。
その瞬間、女性はその男性の死を確信する。
そして女性は、
彼とは逆の方向に走りだす。
なぜ?
このお題の答えからショートストーリー考えてみましたよ!

「窓越し」
女性と男性は、窓越しにすれ違う。
目が合った瞬間、彼女は理解する。
——元彼だ。
——そして、これから死ぬ。
彼がこの職場を選んだ理由も分かる。
自殺の原因が、自分だからだ。
彼女は走り出す。
彼が落ちていった逆方向、屋上へ。
遺書を回収するために。
だが屋上には、
何も残されていなかった。
遺書は存在しなかったのだ。
その瞬間、彼女はもう一つの事実に気づく。
彼は、
彼女が遺書を探しに来ることを知っていた。
彼女が
「最後まで自分のことしか考えない人間」
であることを、
彼は誰よりも理解していた。
だから彼は、
何も残さなかった。
遺書の代わりに残したのは、
彼女が屋上に立っていたという事実だけ。
その直後、
下から悲鳴とサイレンが聞こえる。
やがて警察は気づく。
彼と目が合った女性が
なぜ、真っ先に屋上へ向かったのか。

「救いのある回答」
その女性は、**救急隊員(あるいは医師)**だった。
すれ違った瞬間、
男性の歩き方・呼吸・顔色・瞳孔・汗のかき方などから、
「この人はもう助からない」
あるいは
「数秒後に倒れて死亡する」
と直感的に理解した。
そして彼女は――
彼を助けに行ったのではなく、逆方向へ走りだした。
なぜならそこに、
AEDがある
救急車を呼べる場所がある
応援を呼べる人がいる
と知っていたから。
つまり彼女は、
死を確信したからこそ、背を向けた。
逃げたのではなく、
助けるために最短の行動を取ったのだ。
面白いし 怖いですよね このゲーム!
警察目線や探偵目線で考えさせらますね!
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