マイクプリを探す旅、オーディオI/Fのマイクプリでは駄目なのか?マイクプリアンプやアウトボードって必要なの?
1.何故プロはマイクプリアンプやアウトボードを使うのか?
プラグインだけでDTMをやっていると徐々にデジタル臭さが
気になることがあります。
このデジタル臭さを軽減するために外部のアナログアウトボードを
使うことがある訳です。
DTMで作成したトラックをオーディオI/FのOUTから出して
外部アウトボードのEQやコンプのアナログINに入れて
オーディオI/Fに戻す。これをやることで音を調整しつつ
デジタル臭さを軽減できたりします。

またマイクやギターの録音時に外部のマイクプリアンプを通して
録音することでマイクプリアンプが持つ独特なアナログ的
要素を付加してデジタル臭を減らす手法もあります。

プラグインだけじゃダメなのか?
実機のアウトボード固有の音があるため、例えば
Universal Audio 610 1176LN LA-2Aなどは回路やトランス、
真空管による独特の倍音や質感があります。
プラグインで90~99%再現できても、
太さ 奥行き 密度感音の押し出し
は実機の方が好きというエンジニアも多いです。
大事なのはDAW内の音源のデジタル臭さ低減と
ギターやベースやボーカル録音時にいかにアナログな質感を
取り込んでいくかの2点だと思います。
2.マイクプリが欲しいがオーディオI/Fのマイクプリでは駄目なのか?
マイクプリには2種類あります。
NEVEやAPIなどの独特の味がある系と
SSLやアバロンやフォーカスライトなどの
ハイファイ系
オーディオI/Fのマイクプリではだめなのか?
私が使っているRMEのUCXやDTMerに大人気の
Babyface Pro FSはハイファイ系マイクプリを搭載しています。
原音に忠実な録音目的ならこれらのオーディオI/Fでも
十分だと思います。
これらのオーディオI/Fが高価だもっと安くて録り音が良い
オーディオI/Fが欲しいという方は以下などもお勧めです。
Focusrite Scarlett 2i2 第4世代のマイクプリは同社の伝説の
コンソールに搭載されていたISA110を再現した
マイクプリ搭載で評判が良いです。
さらにもうちょっと予算出せるなら以下が良くお勧めされていますね。
Focusrite Clarett+ 2Preは更にマイクプリの品質が良いと言われています。
最近発売されたSSLのSSL1はSSL4000Eのマイクプリの再現と4Kスイッチに
よるSSL4000E独自の鳴り音を再現していて評判です。
SSL1はマイク入力1つ ラインが1つなので
ステレオ録音に不向きです。
SSL2はマイク入力とライン入力兼用の端子が2つあるタイプで
ステレオ録音したい方はこちらがお勧め
更にハイファイ系のマイク録音したいならやっぱり
このマイクプリアンプが定番かも
フォーカスライトのISAプリアンプの実機ですね。
フォーカスライトの有名なアナログミキサーに搭載されていた
ISAというマイクプリアンプの実機を1チャンネル分抜き出した
製品 更にハイファイ系マイクプリアンプでは実は最安値
だったりします。
3.NEVE系アナログプリアンプが欲しい
結局、手持ちのUCXのマイクプリでハイファイ系の録音は十分だと
思ったのですが、よりアナログ的な味付けが欲しいと
思うようになり、やっぱり以下の配線でNEVE系のプリアンプが
欲しいとなりました。
と言ってもOLD NEVEは超高いし中古を探すにはEBAYとかになるし
BEAやAMSNEVEなどの1073系プリアンプガチ再現系も
超高いので、NEVE1073の回路図を元にコスパ良く
生産されているクローン系を候補にすることに

そこで10万円以下で候補をいくつか挙げてみる。
Golden Age Project Pre73 Jr MKIIはNEVE系クローンで最安で
練習スタジオでの録音用途に最適なサイズ感で実は第一候補
DI端子搭載でギターやベースの録音用にも使える。
Golden Age Project Pre-73 MKIIIはハーフラック版
音はこっちのほうが良いという話もききます。
Golden Age Project Pre-73 MKIIIの部品強化版である
GOLDEN AGE PROJECT PRE-73 DLX mk2
予算あるならこれが一番よさげ
改良項目は以下で良さげって書いた理由が正にこれ
■ タンタルコンデンサーをシグナルパスで使用
■ NEVE1073スタイルのハイパス(ローカット)フィルターを装備(50Hz, 80Hz, 160Hz, 300Hz選択可能)、18dB/オクターブのロールオフ
■ 出力にPAD機能を追加、 -7, -14, -21, -28 dB を選択可能。アウトプットトランスの後にこの機能を設けたため、より前段でのゲインを出力トランスに突っ込み、トランス特有の倍音を強く引き出すことが可能。歪みを演出しつつも適正なレベルで出力することが可能に
■ Carnhill Mic/ Lineトランスフォーマーとハイパスインダクターを搭載可能なサーキットボード
■ EQ-73用インサートジャックのインまたはアウトのスイッチングが可能
■ スイッチング可能な600オームの出力ターミネーションとグラウンドリフト
■ 選択可能なアクティブ、またはパッシブDI入力。アクティブモードでは内部のジャンパー設定でHiZまたは100kオームの入力インピーダンスを選択が可能。
■DI信号がマイク入力のトランスフォーマーを通過するか。バイパスするかを内部ジャンパーで設定可能(アクティブDI、またはパッシブDIの両方を切替えて仕様が可能)
■DI , ファンタム電源, マイクLOW-Z,インサート、フェイズなどのパネルコントロールにはリレーを使用。回路上のシグナルパスを最短に設計。
■ 再設計されたゲインスイッチによりヘッドルームを向上
■ グラウンド設計のリビルト
■ オーディオ回路とリレー、LED回路を独立させた再設計されたパワーサプライ回路
更にEQ付きが究極
更に予算あるならこれが決定版、見た目がまんまNEVE1073で
トランスとかの部品も厳選していて非常に評判が良いです。
本当はこれがほしい。
4.しかし思わね選択の購入に
最終的にGolden Age Project Pre73 Jr MKII買おうって結論に至ったのですが
最終的に買ったのはこいつ
UADのAPOLLO SOL USBオーディオインターフェイス
何でオーディオI/Fなの?ってなりますよね。

実はこれにした理由
その1.マイクプリアンプのUNISON機能
APOLLOのマイクプリプラグインを使うと
マイク録音時にNEVE1073 1074やRS88や
APIやUAD610やアヴァロンやSSL4000Eなどの
マイクプリアンプの挙動動作でマイク録音できると知ったから。
その2 C-VOXというノイズリダクションプラグインが優秀だから
自宅の住環境を考えるとボーカル録音時にエアコンや車の周辺音を
ノイズリダクションで消す必要があり、IZOTOPEのRX11などで
後処理で消す方法も考えましたが、後処理は手間なので
C-VOXでリアルタイムで除去することに。
その3 オークションで4万円で入手できた
たまたま選定中で4万円で出品があり、1晩悩んで購入
UADのプラグインライセンスを実は元々NATIVE版で
所有しており手持ちのNATIVE版でAPOLLO版と重複する
プラグインはAPOLLOのシリアルナンバーを
私のUADのアカウントに紐付けするとそのままapollo版も
使えると判明、ただしC-VOXなどは別途99ドルで買う必要あり
(しかしC-VOXは199ドルで6個プラグイン買えるセールで
後に入手しました。)
で結局デジタル臭の軽減には至らず、マイク録音や
ギター録音時にNEVE風味やAPI風味が付加されて録音される
ところまで行った状況で、ただし非常にノイズレスで
歌やギターがC-VOXのお陰で録音できるようになり
今は大満足
DSP1基だとどうかと思いましたが1トラック分で
プリアンプ+C-VOX+LIMITER+デエッサーで
DSP100%以内に収まるので歌やギターやベース録音用途だと十分でした。
以下の写真は普段ボーカル録音で使うセッティング
左側は現在使えるマイクプリアンプ一覧で有名なマイクプリの大半が
使えて4万円ならお買い得だったと思います。
まあ実はプラグイン12個買い増しするために
セールで330ドル使ったんですけど。

ただしいずれ、Golden Age Project Pre73 Jr MKIIは購入しようと
思っています。なぜなら以下の図の用途で使いたいから
でもその用途ならEQかコンプでも良いので
再選定するかも

今のうちのDTM配線はこんな感じ

最終的にこんな感じにしたいです。

