宇多田ヒカル「Mine or Yours」共感して、せつなくなる
5月2日、宇多田ヒカルさんの新曲「Mine or Yours」が配信リリースされました。
この曲は、綾鷹のCMソングとして起用されています。歌詞の中には「君はコーヒー 僕は緑茶、いつもの」と、綾鷹を連想させるフレーズも登場しています。
そして、「夫婦別姓」というワードが入っていることでも話題になっているようです。
でも、僕は2番のサビの「ずっと一緒にいたいけれど 毎日一緒はしんどいかも」というフレーズがすごく刺さったんですよね。
このフレーズ、みんなが共感できるんじゃないかなと思います。恋人、友達、家族……。どれだけ一緒にいたいと願っていても、常に一緒にいるのはちょっと息苦しいかも……。
たくさんの人が共感できて、心当たりのある気持ち。それを言語化して歌詞に落とし込むところが、すごく宇多田さんらしいと思います。
みんなが思っていることを歌うって、かんたんなことじゃありません。でも、宇多田さんは僕たちが抱えているあいまいな気持ちをやさしくすくってくれます。
そして、宇多田さんの歌詞は“自分事”にできます。自分の人生のワンシーンと重ねられるんです。
だからこそ、心にじんと響いて深い余韻を生むんだと思います。
「ずっと一緒にいたいけれど 毎日一緒はしんどいかも」という歌詞を聴いて、きっとあなたもぼんやりと思い浮かべた人がいるはずです。加えて、すこしせつない気持ちになったんじゃないでしょうか。
“自分の歌”にできるところが、宇多田さんの曲の大きな特徴であり、素敵なところだと思います。
ちなみに、「自由に慣れれば慣れるほど 不自由だって、どうして誰も 僕らに教えてくれなかったの」という歌詞も大好きです。
必殺技レベルの歌詞を、なんでもないような顔で歌う宇多田さん。そこにしびれるし、いつまでも彼女の歌を、言葉を聴いていたいなと思うんです。
