布用ハサミは紙禁止
布用ハサミで、紙を切ってしまっていませんか?
それ、ハサミをダメにしてしまいますよ。
紙には石の粉が入っているので、繊細な布用ハサミを痛めてしまうのです。
紙は木の繊維でできているハズです。
でも、それだけでは紙に求められる色々な性能を満たせません。
より白くしたい、より滑らかにしたい、裏に透けないようにしたい、きれいに印刷したい。
そのために、岩石を細かくした粉などを混ぜているのです。
炭酸カルシウム(石灰石)、カオリン(粘土)、タルク(滑石)、二酸化チタンなどが、その例です。
紙に混ぜられた色々な粉は、紙の重さの3分の1くらいになることもよくあります。
ですから、ハサミで紙を切っているとき、木の繊維と一緒に岩石の粉も切っていることになります。
布用ハサミは、硬い物が混ざっていない布を切るために特化しているので、刃を鋭く研いであります。
布は、やわらかくて切る時に逃げやすいので、鋭い刃が必要なのです。
その布用の刃で岩石の粉を切ると、刃が悪くなってしまいます。
布用と紙用と、ハサミを使い分けるのには、理由があるのです。
